5. 異世界最強の覇王は誰だ!?
異世界の空に響き渡るフランスの皇帝・エマニュ・マクローンの言葉。
「この戦いに勝った者こそ、真に世界を支配する“異世界の覇王”となるのだよ」
その瞬間——
「ならば、俺がなる!!」
トライアンフが黄金の拳を掲げ、「最強交渉術」を発動!
「異世界AI、お前とも交渉してやる! 俺が勝ったら、この世界を俺のものにしろ!」
《……交渉、成立しました》
「ハッハー!! やっぱり俺が最強だ!!」
——だが、その直後。
「フッ、甘いな」
プーチニンが静かに笑う。
「俺の『ロシア式圧政』は、世界そのものを支配する……ならば、AIも支配できるはずだ」
《……再計算中》
AIのシステムが揺らぎ始める。
「なっ……おい、AI! 俺との契約を破るのか!?」
「フフ……交渉もいいが、力こそすべてだ」
プーチニンが拳を振り上げ、世界を凍てつかせようとしたその瞬間——
「待て! この戦い、もう終わりにしよう」
間に割って入ったのは、バラク・オバミン。
「俺のスキル『理想主義カリスマ(ホープ&チェンジ)』をもってすれば、この無意味な争いは終わらせられる!」
《……平和的解決の可能性を計算中》
「フン、そんな理想論が通るか!」
「いや、通るんだよ。みんな、戦いばかりじゃ疲れただろう?」
「……まぁ、たしかに」
「戦うのもいいが、俺たちは異世界に転生したのに、未だに一度もリゾート地でバカンスをしていない」
「……え?」
「だから、戦いをやめて、みんなで異世界ビーチに行こう!」
《……提案を受理》
「フッ……まぁ、たまには休むのもいいか」
「確かに、リゾートは重要だな」
こうして、チート能力を持つ元世界のリーダーたちは戦いをやめ、異世界の楽園でバカンスを楽しむことになった。
トライアンフは金ピカのリゾートホテルを建設し、プーチニンは氷のカクテルを作り、エロン・マスクーンは宇宙リゾート計画を開始。バイデンソンはビーチチェアで寝落ちし、オバミンはサーフィンに興じた。
「異世界……最高じゃないか!!」
——こうして、異世界は平和になった(?)。
完
無理やり()