ミソラ、ロリシアの街を堪能する?
ミソラファンの皆さんあけおめです。
暫く放置していましたが、新年なので書き始めました。
どうしても本編を先を進めたくて・・・
今年もよろしくお願いします。
翌日ミソラは屋敷の食堂に入って来た。
少し筋肉痛ではあるが・・・
「みんなおはよう」
「ミソラおはよう。ねぇねぇこんなご貴族様の部屋落ち着かなかった」
「でもねれた?」
「うん。ふわふわでいつ間にか」
「それはよかった。ミルルの事だから朝まで騒いでいるかと思った」
「ひどい、ミソラひどすぎる。そんな子供じゃないよ」
「ん?子供でしょ。ベッドで飛んだりして騒いで」
「ソラやはりそうだったの」
「そうよ。ミルルったら一人で騒いで寝られないったら」
「ちょ、ちょっとだけでしょソラ」
「いや、騒ぎすぎ」
「はははは。朝食いただきましょう」
そう言うと目の前にプレートが運ばれて来た。
「このベーコンおいしいね」
「うん。美味しいね」
女中筆頭のアルマが説明する。
「この前ロリシアにワイバーンが飛来しまして、リルル以下剣士が討伐した物を解体してベーコンにしました」
「ワイバーンのベーコンですか」とソラ。
「はい」
「ワイバーンと言えば高級食材ですよね」
「はい、なかなか庶民には」
「あはは。流石公爵家です」
「ソラ、これ美味しいね」
「ミルル・・・その食材の説明してくれていたのに」
「ミルルはいつでもマイペース」
「ミソラ、そんな事ないもん」
「いやそんなことある」とソラ。
「もーソラまで」
「ところで男たちは」
「リソナならまだ寝ていると思う。昨日の練習が・・・ドネルグとドナにルーマは食事終えて公爵と話しているよ」
「えっお父様と」
「うん。ミルルと入って来た時には4人で出て行くところだった」
「あらまぁ」
・・
「お父様おはようございます」
「ミソラおはよう。少し仲間を借りているよ」
そこには執務室のソファに座っているドネルグ、ルーマ、ドナがいた。
「あら珍しいですね」
「んっお前が何していたか聞いていた。お前が報告しないから」
「あら、すいません」
ミソラは三人を向いて、無言で「余計な事言ってないよね」と睨みで言葉を交わしていた。
三人は下を向いている。
「お父様、今日はロリシアの街で買い物したいと思います」
「そうか、行ってきなさい」
「はい、さっ三人も行くよ」
三人は無言で礼をして執務室から退席していく。
ミソラは無言で応接に向かう。
すでに食事を終えたルナとミルルも応接でお茶している。
合流した6人にミソラは告げる。
「今日は一日自由行動、ロリシアの街を見て回るよ。暫く戻っていないから楽しみ」
「買い物?」
「そう。ドネルグも必要な物買い足して」
「了解」
「わーい買い物」ミルルは燥ぐ。
「迷子になっても知らないからね」とドナ。
「子供じゃないもん」
「どうだか」確かにドナとミルルは同級生で同じ年・・ミソラは2歳年下なのだが
「お邪魔します」ミソラは朝食をもってリソナが寝ている部屋に来ている。
「ここに朝食置いて行くよ。私たちは街に行くからリソナは寝ていると良いよ」
「ありが・・とう」
「余程疲れているのね。でも昼になったらまた始まるよ」
「えっ師匠たちは」
「もう早朝から訓練しているよ」
「えー---」
「あはは、自主訓練終わったら連れにくると思うよ」
「えー-。もうだめだ・・・」
「がんばってね」
「ミソラは訓練したの」
「うん。早朝からみんなと」
「うわ、地獄だ」
「筋肉痛は体動かすと治るの、さっリソナも食べて訓練するといいよ」
「うわー学園よりハードだ」
「当然でしょ。北の森から魔物が毎日降りて来るのだから、民を守るためにも訓練しないと」
リソナはうなだれて仕方なく朝食を食べる。
「じゃ出かけて来るからね」
ミソラはバイバイして下に降りてみんなと出かける。
「ルナとミルルは良いとして、ルーマとドナは欲しい物ある?」
「あっいいの?錬金の道具と材料が欲しいかな」とドナ。
「ルーマは?」「僕錬金はBクラスだけど回復魔法の毒消しとかあるといいな」
「ふむふむ魔法屋ね、ロリシアは王都に次いで栄えている街だからあるよ」
「それは楽しみ。ドナの錬金屋もあるよ。それにルナとミルルの大好きなケーキ屋もあるし」
「やっほーいこういこう」ミルルは大騒ぎである。
「では行ってくるからリソナをよろしくね」と筆頭執事のユーリスに頼んでミソラ一行は街に出かける。
昨日は、冒険者チーム「蒼の鉄槌」のメンバーに泊っていけと言うのを無理に街に戻ていった。
理由は公爵家に泊まっても気を遣うだけと言っていたが、その実は地獄の訓練に根をあげただけであった。
「はい、ミルル騒がない」
「2つも年下なのにミソラお姉さんみたい」とルナ。
「最初は、近いから魔法屋からね」とミソラ。
屋敷から街の中心に伸びる大きな道は屋敷が並び、中央広場には噴水があるがそこを左に曲がると冒険用に様々な店が並んでいる。
その中でも暗い入り口で雰囲気も暗い店は目当ての魔法スクロールや魔道具の店である。
「ルナ店だよ」
「なんか入るの怖い」ミルルは外で待つようだ。
「ウロチョロしないようにね」とルナ。
「もう」
一同は店に入る。
店主はちらっと見ただけで無言だ。
「あっルナ。これ水魔法の「ウォーターランス」だって」ミソラが見つける。
「いいね、買いたい」
「こっちは解毒魔法だね」
「おっ助かる。なんせヒール系は女神教会が独占しているから王都では手に入らなくて」
「珍しいな僧侶か」と店主。
「これでも錬金術士なのですがね。なぜかヒールが使えるので」
「ほー。珍しいな。ならこれもどうだ」
「えっヒールⅡですか、中級魔法ですよね」
「そうじゃ」
「よく教会に取られませんでしたね」
「ここロリシアは冒険者の街だ、教会の力も及ばない。だから王都の店を畳んでここで営業している」
「そうでしたか。大変ですね」
「いや、領主が素晴らしいので商売が出来ている。そこのお嬢さん、「ウォータースパイラル」もあるよ」
「上級魔法ですね」とルナ。
「そうじゃ」
「欲しい」
「よし全部買いましょう。ドネルグ大丈夫よね」
「まだまだ余裕」
「だって上級魔法金貨5枚だよ」
「余裕」
「ミソラ怖い」
「まいどあり。名のある冒険者なのだね」と店主。
「はは。これ全部ね」
「はいよ。金貨12枚だね」金貨1枚10万円相当なので、これだけで120万円・・・すごい。
「良ければ冒険者名を教えてくれ」
「あっ私がミソラでこちらが冒険者「シャイニングスター」のメンバーでルナ、ルーマ、ドナ、ドネルグです」
「そうかいそうかい。高位の冒険者はお得意様だよ。また来てくれよ。これ金貨1枚おまけしておくよ」
「いいんですか、助かります」
「ありがとう」ミソラは錬金屋に向かう。
3軒となりが錬金屋である。
「さっドナ待望の錬金屋だよ」
「うほ。いっぱいある」
「ドネルグ会計みてあげて。私たち外にいるから」
「了解」
・・
「いろいろ買った。毒消しも作れる」
「折角覚えたのに」とルーマ。
「魔力切れなら使えないでしょ」
「それはそうか」
「それとロックフェンスの魔法もあったから買ったよ」
「これで拠点も安心だね」
「そうだね」
「でもミルルは魔法いらないの」
「うーんケーキが良い」
「食い気だけか」ドナは突っ込む。
「もう」
「ははは。ではお茶にしようか」
一行は噴水広場まで戻り、角の喫茶店に入る。
お茶と季節のケーキをみんなで食べる。
「おいしい」ミルルは大満足である。
「毎回ミルルはケーキ食べているような気が」とドナ。
「美味しい物は正義なの」
「なんだそりゃ」とドネルグ。
「ねっねっドネルグ、ケーキ収納してよ。そしたら外でも食べられる」
「それは良いけれど」
「ミルル太るだけでは」
「むぅ。言わないの」
「まったく、どうするミソラ」
「少しならいいのでは」
「はぁー買ってきます」とドネルグ。
「わーい、やったー」
「ミルルほどほどにね」とルナ。
・・
その時通りから叫び声がする。
「みんな避難しろ。ワイバーンが来るぞ」
「むっ」
「ベーコン」
「ミルル違うでしょ」とルナ。
「ミソラどうする」
「ベーコン狩る」
「えーとねワイバーンなのだけど。ミソラとミルルにはベーコンにしか見えないのか」とドナ。
一行は外に飛び出す。
ロリシアの北門上空から1匹のワイバーンが街に入ってくる。
「ベーコン」
「ワイバーン」
「ドナ、障害物を作って。ルナ、アイツ落とせる?」
「まかせて」
ドナは石畳みを盛り上げて半円形の障害を作る。
その中でルナは詠唱を開始する。
ミルルは上空に火球を出してワイバーンに向けて発射する。
ワイバーンは突然の火球にホバーリングして空中に留まる。
「ミソラ、いくよ」
「いつでもOK」
ルナは「ウォーターランス」を打ちあげる。
以前は一本だけであったが、魔導書を読んだルナの魔法は5本も同時に打ちあげる。
その中の2本がワイバーンに突き刺さる。
ワイバーンは羽の1つにランスが刺さり体制を崩して落下していく。
「ミソラいまよ」
「おぅさ」
障害物から走って出たミソラは落ちてくるワイバーンをとびあがり一撃で首を刎ねた。
「ドネルグ」
「おぅ」
ドネルグ落ちてくるワイバーンの頭と胴体を同時に収納してしまう。
ワイバーンはあっという間に空から消えた。
「お茶の続きしようか」
「そうだね」
「ケーキお替りいい?」とミルル。
「特別だよ」
「わーい」
「やれやれ。このチームは」
「ドナ、考えちゃだめだ」とルーマ。
「被害見てくる」とルーマ。
ルーマは北門に走って行く。
回復魔法の出番だ。
ありがとうございます。
ミソラ達が街にいると必ず魔物が・・・
それにしてもソラが「鉄の乙女」のソル・ロータス子爵並みに魔法が強くなっているのにビックリです。




