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ミソラ中央ロータスを出発する その3

遅くなりました。

 冒険者チーム「蒼の鉄槌」から、獲物を分けて欲しいと要請されたミソラは交代で、魔の森からはぐれて街道に現れる魔物を討伐する事にした。


「みんな魔物現れたら「蒼の鉄槌」と交代で討伐する事にしたから」

「ミソラ、「蒼の鉄槌」に何か言われたの?」とソラ。

「うん、少し」

「そっか、仕方ないよね。ずーと私たちで討伐して来たから、「蒼の鉄槌」も討伐して実績作りたいと思っている筈だし、冒険者ならね当然だと思うよ」とミルル。

「と言う事で次から交代制になったから」

「俺は構わないよ」とリソナ。

「僕も」とドナ。

 ルーマは興味ない様だ。


 と話していると・・

「魔物だ」と叫び声がする。

「護衛するよ」とミソラ。


 冒険者「蒼の鉄槌」が急いで前に出て来た。

「マリカさん任せます」とミソラは言う。

 冒険者「蒼の鉄槌」リーダーの剣士マリカは手を上げ応える。


 冒険者チーム「蒼の鉄槌」のメンバーが前に出て、戦闘態勢を取っている。

 ミソラはドナに街道から外れて防護壁を作り、商人のルーパンさんを保護する様に指示して、自分達は剣士マリカ達が打ち漏らした魔物を仕留めるつもりである。


 前方に現れたのは、中級魔物である「オーク」達が12匹。


「マリカさん必要なら手助けしますので言ってください」とミソラは叫ぶ。


 聞こえたのかわからないがいつでも応援できる体制でミソラ達は構える。

「みんな抜けて来た魔物をルーパンさん達に近付けないようにね」

「「「おう」」」「「了解」」


「これで良し」


 オーク達は走って冒険者チーム「蒼の鉄槌」に向かっていく。

 マリカが剣士として切り込んでいく。

 残されたガーディアンのリキが盾役として魔導士のリカを守る。

 モンクのハザはモンク専用武器であるカイザーナックルを装備して、マリカと共にオークを殴っている。

 リカはリキの大盾に隠れて火魔法のファイアーアローを連射する。

 12匹のオークはその数をどんどん減らしていく。

 マリカは飛び上がると同時に正確にオークの首を切断してオークの死体が足元に転がる。

 ハザは顔面と腹を連打して息の根を止めていく。

 リカのファイアーアローはオークに当たると爆ぜてオークを一発で倒していく。

 リキは近寄ってくるオークを大楯で潰していく。


「蒼の鉄槌」はチームで弱点を補いながら、Bランク冒険者らしい連携した戦いを進めている。

 戦いを見たミソラは「あれ凄いね」とリソナに伝えるが「あれくらいはやっているよ」とそっけない。

「そうなのかな」とミソラ。

「うん、何時も戦闘ではミソラが突っ込んでいくからね。長距離攻撃や盾の連携はできていると思うよ。

 ガーディアンはいないがドナの土壁は強力だよ」

「そっそっか、何時もすまない」

「ははは。ミソラはもう少し後方を見てくれると助かるのだがね。とは言ってもミソラの攻撃力は高いから苦労はしてないよ」

「うっ」

 少しだけミソラは反省した。


 やがて戦闘が静まり、マルカ達の圧勝であった。


「おつかれ様でした」とミソラが声をかける。

「いやー護衛任務忘れて暴れさせてもらった」とマルカ。

「蒼の鉄槌、皆さんの連携は素晴らしいですね。参考にさせてもらいます」

「いやー、個々の戦闘力ではミソラ達に敵わないけど、本来冒険者チームはこんな戦い方だよ」

「そうなのですね。参考になりました」

「ありがとう。次はミソラ達の番だから楽しみにしていてね」

「はい!!」


「おーい誰か、解体手伝って欲しい」とモンクのハザが伝え、解体用ナイフを取り出す。

「あっハザさん。解体はロリシアのギルドで良いですか。私が運びますよ」とドネルグ。


「そうか助かる」ハザ。

「ロリシアに着いたら私たちもギルド行きますので声かけてください」

 ドネルグはオーク12体を収納する。

 ここで解体すると血の匂いで他の魔物が来る事が予測された。

 ついでにルナは戦場となった一帯にウオーターウォールを移動させて洗っていく。

「おお、水魔法系は便利だな」とマルカ。

「ええ、あーやって洗うと他の魔物に匂いを嗅ぎつけられないのですよ」

「そうか、それで・・・うちも王都に戻ったらメンバー募集だな。4名では限界もあるからな。ありがとういろいろ教えてくれて」

「いえ、私たちは同級生チームですので、かえってマルカさん達の戦い方が参考になりました」

「いや、チームと言うのはリーダーの資質による事が大きいのだぞ。これだけのメンバーを集めたミソラは自慢して良いのだぞ」

「ありがとうございます」

「あー腹減った」

「宜しければドネルグの料理お分けします」

「それは助かる。道中で温かい食事など望んでも無理だからな」

「我々はいつもドネルグが作ってくれるのですよ」

「流石だな収納持ちは、うらやましいぞ」

「ささ、ルーパンさんと皆さんも」

「ミソラ大丈夫だよ。追加作るよ」とドネルグ。

「へへ、頼むよドネルグ」

「まかせろ」

「お嬢様ありがとうございます。旅ではカタパンに干し肉ばかりでしたから、これは・・・うまい」

「喜んでもらえると私も嬉しいです」

「これはこれは、さっみんな頂こう。旨いぞ」

 ルーマン商会の番頭と手伝いの獣人4名もご相伴にあずかる。

 至る所で「うまい」「泣きそうだ」と声がする。


「ねえ、ハザ、王都に戻ったら荷物持ちと水魔法使いをメンバー募集したいけど、どう思う」とマルカ。

「賛成、大賛成」とハザを待たずに魔導士のリカが賛成する。

「ははは、こんな食事出されたら荷物持ちの重要性は高いよな、リカ」

 リカは食べながら「うんうん」とうなずく。


「はは、反対なしで良い??」

「異議はないぞ」

 温かい食事は正義のようだ。


まだまだミソラ達の旅は続きます。

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