ミソラ野外遠征から王都に戻る
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ミソラ以外のランク上がったみたいですよ。
南ロータス北の大草原で課題の狩を終えた学園生は馬車に分乗して一路王都に向かっていた。
途中で最後の野営と見張りを行い、ある学園生は悔しがり「もう少し時間があればもっと狩れたのに」、ある学園生は反省したり「くそ、自分のせいでAクラスの剣士を負傷させた」と悔やんでいるのはトルラの様だ。
最後の野営をそれぞれの思いで過ごし王都に向かった。
時刻は14時である。多少予定よりも早く着いた。
王都西門の前で馬車を止め、ウルメス先生が大声で説明をする。
「よいか、これから王都に入ってギルドで成果を申請する。
学園生はチーム毎に中に入ってランクアップや魔物素材の代金を受け取れ。
そしてチームが出てきたら次のチームに交代だ。よいなメダルを忘れるな。」
「最初はAチームよ」ジョリアンナ先生が付け足す。
ウルメス先生とAチーム、そして荷物運び人のサーナが入っていく。
・・
嬉しそうなAチームがギルドから出てきて馬車に乗る。
「つぎBチーム」ジョリアンナ先生が叫ぶ。
「結果良かったのかな、気になる。」とミソラ。
「俺たち最後の方だからな、みんな成績いいと思うけど・・」とリソナ。
「ふふふ、私たち歴代最高点でしょ、ランクアップ間違いなしだよ。」とルナ。
「そうだと嬉しい」ミルルもため息とともに言う。
Bチームが出てきて馬車に乗る。なんだか不満そうだ。
「あれ、予定より悪かった?」とミルル。
「そうみたいだね」とルナ。
「あんまり詮索しない方が」とドナ。
喜んで戻ってくるチーム、不満そうなチーム・・・
そしてミソラ達の番になった。
「つぎEチーム。」ジョリアンナ先生が馬車に来る。
「行こう」とミソラ。
「「うん」」ルナとミルル。
「さて」リソナ。
「「仕方ない」」ドナとルーマ。
6人はギルドに入っていく。
「来たな。ミソラ。」
「ミソラちゃん狩期待するね。」とギルド受付の顔見知りアリンが迎えた。
「アリンさんお願いします。」
「ふふ。ミソラちゃんの獲物は素材部分も多くて助かるから期待しちゃう。」とアリン。
「ではサーナさんお願いします。」
「Eチームさんは・・一角兎18匹、突撃羊6匹、バフフ3匹、ワイバーン1匹、ワイルドウルフ2匹。」
「あっ落とし穴に落ちた突撃羊忘れていた。狩ってないから。」とミソラ。
「提出したもの全てが採点対象だぞ。ただし俺も忘れていたがな。」とウルメス先生。
「ミソラちゃん相変わらず凄いわね。」とアリン。
「あっギルドマスター呼んできますね。マリアお願いね。」とアリンはギルマス呼ぶのをマリアにお願いする。
「ミソラちゃんの獲物は素材がたたくさん取れるから助かるのよね。」とアリン。
「では査定お願いする。」とウルメス先生。
「はい。」アリンは並んだ獲物の査定を開始する。
「他のチームと違って数が多いから少し時間かかります。」
「点数は再集計の結果、75点だ。バフフ1匹忘れていたからな。」とウルメス先生。
「うお点数増えた。」ルナ。
「うーん、ワイバーンあるからな査定期待していいと思うぞ。」
・・
「査定は素材価格だけで、一角兎は3匹で金貨1枚、突撃羊とバフフは各金貨1枚で合計15枚、それにワイバーンが金貨5枚、ワイルドウルフが金貨3枚で計6枚っと、合計は26枚ね。」とアリン。
「それとランク査定だな。」とウルメス先生。
「ミソラ戻ったか。」ギルド「金の輝き(ゴールドシャイニング)」ギルド長のハンクが降りて来た。
「うぉ凄いな、お前がやったのか。」とハンク。
「ええチームのみんなで。」とミソラ。
「そう言えばお前が協力していたチーム「ツインドラゴン」はCランク冒険者チームになったぞ。
お前のお陰だと言っていたな。」
「新人さんも全員がCランク冒険者になったのですね。凄い。」とミソラ。
「ああっワイバーンも実績があるから、魔の森で狩りすればBランクチームだな。ミソラと同格のBに近いCだぞ。」
「あれから3か月か・・・早いな。」とミソラ。
「ギルマス査定金貨26枚です。」とアリンが報告する。
「学園チームで一番、確実だな。」とハンク。
ウルメス先生が「ハンク、冒険者ランク査定お願いするぞ。」
「うむ、任してくれ。ミソラは変更なしだが、ルナがEでミルルがF、リソナがF、ドナとルーマもFか・・
ワイバーンチームで狩っているからな、うーん。よしミソラ以外は全員Dランクだ。死ぬなよ。」
「うお本当か??」とウルメス先生。「せめてEかと思った。」とリソナ。
「ミソラがいるからな、問題は無いと思うぞ。」
「えー2ランクアップしたけど・・・いいのか」とリソナ。
「狩で実績あれば問題ない。」とハンク。
「あっ問題ないよ。リソナはバフフ一人で倒したから。」とミソラ。
「うむ。それがDランクだぞ。」ハンク。
「ふふ、EチームはDランク冒険者チームとなったぞ。ははは。」ウルメス先生。
「はい、ミソラちゃん素材代、金貨26枚ね。」
「有難うございます。6人で分けます。」とミソラ。
「えーーと、一人金貨4枚とあまり金貨2枚。どうする。」とミソラ。
「そうだな。俺は金貨4枚もあれば新しい武器が買えるが、どうする。」リソナ。
「うーん。ルーマ、回復魔法覚える??」とミソラ。
「役に立つなら覚えようかな。」とルーマ。
「そっか、ならあまりを学園始まる迄私が預かる。そしてルーマの為に魔導書買おうと思う。」
「ミソラ神聖魔法の魔導書高いよ。」とルナ。
「うん知っている。前に「ツインドラゴン」のシュナちゃんに買ったことあるから。」
「シュナちゃん??回復担当??」とミルル。
「そう。ヒールだけだったので、神聖魔導書買って渡しましたよ。」とミソラ。
「ミソラ太っ腹、たしか金貨10枚以上はすると思ったけど。」とルナ。
「ふふふ。」ミソラ。
「それで良い??」
「異議なし」とみんなが合唱する。
「ならそういう事で。あっルーマ金貨使わないでね。」とミソラ。
「さっき金貨10枚って聞いたけど、それに使う予定はないけど。」
「何とかするよ。」とミソラ。
「よしお前達、馬車に戻れ。」とウルメス先生。
「「「「「「はーい」」」」」
それから全員の査定が終わり、学園に向かって出発した。
「凄いよね。FからいきなりDなんてさ。」とミルル。
「そうだな。俺感激だよ。」とリソナ。
「でも、みんなの実力だと思うよ。」とミソラ。
「でも冷静に考えると「異常」だな。」とドナ。
「そうだよ、いくらミソラが強いからって俺たち迄。」とルーマ。
馬車は学園に到着した。
「降りろ。ここで解散する。学園から野営道具借りた者は戻して、受付行って返却処理してくれ。
他の者は戻って良いが、明日は休みで、明後日から授業だからな。」とウルメス先生が説明する。
「みんなは、どうする。」
「俺、野営道具返却してくるよ。」とリソナ。
「みんなも??」ミソラ。
「うん私もミルルも」
「俺たちもだな。」とドナ。ルーマも頷く。
「あら、私だけ自前か」とミソラ。
「Cランク冒険者だからな。」とリソナ。
「うーん仕方ない。戻る迄ここで待っている。」とミソラ。
・・
受付は返却で混雑しているが、ミソラはベンチに座って待っている。
「お待たせ。」ルナが戻って来た。
「意外と早くない??」
「うん、Eチームでまとめて返してきた。」とルナ。
「お待たせーーミソラちゃん」ミルルだ。
ドナ、ルーマ、リソナも戻って来た。
「揃ったから行こうか。」とミソラ。
「どこに??」とリソナ。
「内緒」とミソラ。
ミソラ達は「魔導書ルーラの店」にやって来た。
「こんにちは」とミソラ。
「公爵のお嬢さん。まってたよ。」と店主。
「聖魔法の魔導書欲しいのだけど。」とミソラ。
「またかい。うーん。あれからまた値上かりして、今回は金貨6枚だな。」
「ルーマ6枚だって。」
「うーん。金貨4枚しかない。」
「はいよ。ミソラは知っているけど、お前さん達価格は内緒だぞ。売る時は金貨12枚だからな。」と店主。
「えっ半額!!」とルーマ。
「当たり前だ。お前たち知らんのか。ミソラは王都を魔物から守り、ソフィア王女様のお友達だぞ。」
「えっ聞いていたけど凄いな。」とリソナ。
「だから原価だ。内緒だぞ。」と店主。
「店主、ミソラ、ありがとう。」とルーマ。
「で余りはルーマに渡して良い??」とミソラ。
「ミソラの好きにすると良い。」とリソナ。
「はいルーマ。」金貨2枚をルーマに渡す。
「助かる。いいの??」とルーマ。
「この魔導書には聖魔法の攻撃魔法や聖域展開魔法、それに浄化や解毒もあるから。」とミソラ。
「ふむ。これと補助魔法を買えば役に立ちかな。」とルーマ。
「はい、これ補助魔法。金貨2枚だな。」と店主。
「商売上手。」とリソナ。
「いや原価だから儲けないよ。」と店主。
「この2冊でチームに役立つならうれしい。」とルーマ。
「ルーマ金貨足りないでしょ、私が2枚あげる。」とミソラ。
「補助魔法には、身体強化や速力、跳躍力、そして盾となる防御魔法があるよ。」と店主。
「完璧だ。暫く錬金はお預けだな。ありがとうミソラ。」とルーマ。
「頑張れルーマ。」とミソラ。
「有難う店長、ミソラ。俺頑張る。」とルーマ。
「ううん。いいの。今回はみんな頑張ったから。」とミソラ。
「ミルルとルナはいいの?」とリソナ。
「うん私たちは学園の教科書があるから大丈夫よ。」とルナ。
「うーん。教科書はそんなに書かれていないよ。これ火魔法魔導書、見て見な。」と店主。
「うわ、上位魔法が沢山ある。」とルナ。
「本当だ。私これ買う。」とミルル。
「ミルルに役立ちそうだね。」とミソラ。
「はいよ。金貨3枚。」
「あの風魔法と土魔法ありますか。」とルナ。
「はい、これとこれ。」
「見ます・・・うおこれは・・買う買います。」とルナ。
「うわ上位魔法訓練しよう。」とルナ、嬉しそうだ。
「2冊で金貨5枚ね。」
「やすい。助かる。」ルナ。
「ルナ援助する金貨1枚。」とミソラ。これでルナは金貨5枚となる。
「助かる」とルナ。
「ミソラがいるからね。みんな原価だよ。他で儲けるからな。」
「店主すまない。」とミソラ。
「いやいいって。こうしてお客連れて来てくれるから、それに公爵令嬢ご用達だからな。」
「はい、是非使って。」とミソラ。
「店主ありがとう。みんなお茶行くよ。」「「「「「はーい」」」」」
「ミソラいいの??素材分金貨1枚になったけど。」とドナ。
「お茶分あれば大丈夫。それに私Cランク冒険者だよ。父から貰っていないし冒険者としてお金貯めているし。」
「えっ失礼だけど・・・」とリソナ。
「知りたい??」
「「「「「知りたい」」」」」
「ははは、内緒だよ。冒険者だけで依頼料と素材で金貨100枚かな。」
「お金持ちだ。聖金貨1枚分とは。」とリソナ。
「みんなも頑張ればその位稼げるよ。」とミソラ。
それからみんなはミソラ行けつけの「ブリリアント・ブルー」に入っていく。
「ミソラお嬢様。いらっしゃいませ。何時もので宜しいですか。」
「ええ、みんなはお茶、紅茶で良い??」「うん」「それと季節のケーキだけど。」
「ミソラにお任せ。」とルナ。
「では何時もの6つ」
「畏まりました。」
ミソラ達は席について、野外演習の話に盛り上がる。
「お待たせしまた。」紅茶とケーキを並べていく。
「お嬢様、本日のケーキは売り物ではなく試作です。試してみてください。」
「有難う。何のケーキ??」とミソラ。
「はい、初夏ですので、完熟マンゴーのケーキです。その材料が高いので通常はセットにできないのですが、今回はアーリア大陸のバニラビーンズとプラムが入りましたので、そうですね「プラムとマンゴーのフレッシュバニラケーキ」とでも呼びます。
お味が宜しければいいのですが。」
「はい試してみます。みんな食べよう。」
「凄いねミソラ。こんなにいろいろな店でサービスが凄いよ。」とルナ。
「うん、冒険者として、いろいろ行っているからね。逆に行かない店は知らない。」とミソラ。
「食べよう・・・美味しい。」とミソラ。
「凄い美味しい」とミルル。
「男性陣はどう?」とルナ。
「甘いのダメなんだけど、これ旨い。」とリソナ。
「うん文句ない。」とドナ。
「僕ケーキ好きだよ。自分でも作るけど、これ美味しいね。」とルーマ。
「ルーマ、ケーキ作るの」とルナ。
「うん、錬金研究に疲れたら作って糖分補給。」
「やっぱりお嫁さんにしてあげる」とルナ。
「立場反対だろう。ははは。」とリソナ。
「如何ですか」と店主のミルネがきた。
「ミルネさん美味しいですよ。これ普段も食べたいな。」とミソラ。
「うん美味しい」とルナ。
「またこれ目当てでくる。」とミルル。
「やっぱりフレッシュバニラが効いているね。美味しいです。」とルーマ。
「好評で良かった。メニューに入れますが、セットは勘弁してください、材料費と材料入荷が不安定なので。」とミルネ。
「はい、あれば頼みますよ。」とミソラ。
「有難うございます。今日は試作なのでお茶代だけで宜しいです。」
「そんな大丈夫なのですか。」
「はい、試作は大切で、お客様の意見も、なのでご意見頂きましたので大丈夫ですよ。」
「こちらこそありがとうございます。こんな美味しい物を。」とミソラ。
「「「「「ありがとうございます」」」」」
「ええ、ミソラお嬢様のお友達も大歓迎です。」とミルネ。
「どうぞごゆっくり」と言いながら店主のミルネは奥に戻る。
「ミソラちゃんありがとうね」とミルル。
「あら。」
「だってミソラちゃんと居ると、なんか得してばかり。嬉しくなって。」とミルル。
「ああ、気にしないで、私もびっくりなんだから。」とミソラ。
一行は演習の続きで盛り上がり、結局2時間も店にいた。
「さて、帰ろうか。」
「私たち宿舎だから学園戻るね。」とルナ。
リソナ、ルナ、ミルル、ドナが宿舎だ。
「ルーマは自宅なの」
「うんそうだよ。」
「だって研究していると宿舎の方が良いのでは。」とミソラ。
「うん、そのつもりだったけど、兄が「お前は宿舎入って研究すると、人間やめるから家から通え」と」
「あははは、確かに人間やめそうだものね。」とミソラ。
「ひどいな。でも兄には感謝だな。」
「お兄さんも錬金?」
「いや兄は一昨年卒業したけど、剣士だよ。」
「そっか、自宅にいるの、普通は騎士団だよね。」
「・・・うーん、本当はね南ロータスでギルドにいるよ。」とルーマ。
「えっあっ、フルハルトさん??」
「えっどうして兄さん知っているの。」
「あっやっぱり。ギルド長に挨拶しているよ。」
「えっルーマのお兄さん南ロータスのギルマスなの。」とルナ。
「そうみたい。」
「ギルド行ったけどギルマスには合ってないな。」リソナ。
「忙しいからね。私も挨拶だけだよ。」とミソラ。とんだ出会いだ。
ありがとうございます。




