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ミソラ野外遠征に参加する その6

遠征最後の一日なのに・・・・

すごい。

「おはよう。あれ見張りまたルーマ。」

「おはようミソラ。またルーマだよ。」

「はは。大丈夫??この時間は寝られないから大変だと思うけど。」

「うん。昨日もやってこの時間の見張りが一番体にいいよ。」

「ルーマ変なの。はは。」


「あっミソラおはよう。」

「おはようルナ。」

「ねえ聞いてよ。昨日の解体・・・夢にも出たんだからね。」

「そうか夢で復習出来たんだね。」

「そうでは無くて・・・逃げていたんだから。」

「ははは。あれだけ悲鳴上げていたから夢にも出てくるよね。」

「まったくミソラとリソナのせいだからね。」

「はいはい覚えておきます。それで今日はアッタクシープの解体とか。」

「うぇうぇ」

「ははは」

 楽しそうな声で??みんな起きてきた。

「オエ」

「ミルルあいさつ代わりの「オエ」??」

「ミソラの責任だからね。」

「でも、ルナもミルルも解体できないないと食事は質素になるよ。」

「ぅぇ、でも血がダメ。」

「そんなこと言って、ルナもミルルも魔物ボロボロにしていたじゃない。」

「それを食べると思うと・・・ぅぇ」

「この干し肉だって解体した魔物だよ。」

「原型がないから大丈夫。」

「ダメだな。」


「お嬢さん方、昨日の骨と肉でスープ作るけどどいて。」とルーマ。

「えっルーマ食事作れるの。」とミソラが聞く。

「うん。錬金科は錬金術ばかりではなく、薬草とか毒薬とか煮込んで作るから、たぶんだけどドナも得意だと思うよ。」

「そっか薬草も煮込んで作るからね。そうだね料理と同じだね。」とミソラは納得する。

「そうそう。」ルーマは鍋を取り出すとスープを作り始める。

「ミソラ塩持ってる??」

「あるよ」

「ハーブはこれで良いと。もうすぐ出来るよ。」

「うん♪楽しみ。」とミソラ。


「ねぇミソラは大丈夫なの??・・・」ルナが聞く。

「なにが??解体??食べる事??」

「両方。」

「うーん私の生まれたロリシア街はね。外に出ると魔物が普通にいるから、狩りと解体はセットだよ。」

「そっか王都に居ると解体なんてしないからね。」

「はは。ルナとミルル見ているとわかるよ。」


「できたよ。みんな。」

 ルーマが呼ぶ。

「はーい」


「ルーマこれ美味しい。」ミソラが感想を漏らす。

「えへへ。」


 ルナとミルルも恐る恐る飲んでみる。

「「美味しい。」」

 あらためてルナが「ルーマ美味しいよ」

「あんなに解体嫌がっていたのに大丈夫??」

「うん。美味しさが勝った。」とルナ。

「あらま、ゲンキンな物だな。」とリソナ。

「ふふふ。夕食は僕が作るよ。」とドナ。

「うん期待している。」とミルル。あれ、あれだけ嫌がっていたのに・・・・


「ふぅ食った。それで今日はどうする??ミソラ。」

「昨日みたいにバフフ狩りたいけど・・・ここ少ないよね。」

「そうそう上手くは行かないよね。」とリソナ。

「だね。今日は南をみてみない??」

「うん。ミソラに任せる。」

「よし、南の丘に向かって、いなければもう少し南に行こう。今日が1日狩れる最終日だから。」

「うんうん。」


 それから一行は荷物を昨日と同様に埋めて岩の様に固くした。

 南の丘に向かう。

 途中、一角兎が1匹襲ってきたが、リソナが一撃で退治した。

 リソナは一角兎を縄で足を縛り、ぶら下げて歩いて行く。


 南の丘迄来たミソラ達は、なにも獲物がいない事にがっかりしている。

「ではもう少し南に・・あっワイバーン。」ミソラはワイバーンを発見した。

 ワイバーンが草原に現れると警告が発せられるが、たまたま来ただけなのだろう。

 警告は出ていなかった。


「あれやる??」

「ミソラがやるなら。」とリソナ。

「あの距離、ミルルファイヤーボール届く??届かなくてもこっちに気付かせれば良いから。」

「やってみる。」ミルルはファイヤーボールを撃つ。

「みんなワイバーンは火を吐くからその防御と火傷したらルーマにヒールかけて貰って。

 それとワイバーンはまず落として、羽を斬って飛べなくしてから狩るよ。」

「ミソラ了解」

「では向かってきたからみんな頑張って。ミルルもう一度ファイヤーボール。」

「ルナ来たらウインドカッターで羽を狙って。」

 ミルルがファイヤーボールを撃つと「ワギャー」と吠えて向かってくる。

 ルナがウインドカッターを放つと、羽の一部が切り裂かれた。

「ギャー」と言うと落ちて来た。

「リソナ行くよ。」「おぅ」

 二人は走って行くと、真っ先に羽を切り落とす。

 二人に向かってワイバーンはファイヤーボールを吐く。

「おっと」ミソラは避ける。

 ファイヤーボールの先には4人が待っている。

「ロックウォール」ドナが咄嗟に上級錬成を行う。

 リソナがワイバーンに向かって両手剣を振る。

 ワイバーンの鱗が固く刃が入らない。

 ミソラが飛び上がり斬りつける。

「トォーー」一撃でワイバーンの首が落ちる。

 ドーンと音がしてワイバーンは横倒しとなる。

「ヤッターーー」ドナとルーマ、ルナ、ミルルは喜ぶ。


「ミソラお疲れ。」

「リソナお疲れ。火傷しなかった??」

「うん少し。それより「空飛ぶ悪魔」退治したんだな俺たち。凄いよ。」

「はは。運が良かった。」

「運んでいこう。」

 ミソラとリソナは足に縄をかけて引っ張っていく。

 その頃にはみんなが駆けて来た。

「ルーマ、リソナにヒールをお願い。」

「はい。ヒール。」

「おっありがとうルーマ。」

「初めてヒール使った。ははは。」

「はい。みんなは頭お願いね。」ミソラ。


「えっ死んでいるけど怖い・・・」ルナが怯える。

「頑張って」ミソラはそっけない。


 ミソラとリソナは胴体を引っ張る。

 ドナ、ルナ、ミルル、ルーマが頭を引きずる。


 途中休憩しながら本部まで運ぶ。

「お前達・・・やったか。さっきCチームからワイバーンが飛んでいると報告受けたばっかりだぞ。」

「ええ、やっちゃいました。」とミソラ。

「お前達、ワイバーンはBランク魔物だと解っているのか。下手すると死んでいたぞ。」

「先生。うちにはミソラがいるんですよ。大丈夫に決まっているではないですか。」とリソナ。

「ねぇミソラちゃん。ワイバーン何匹目??」

「うーん、西ロータスで1匹、王都西で4匹かな。」

「えっっっ5匹も」先生も驚く。

「はぁなら1匹程度どうでもないよね。」とルナ。

「でもワイバーンは落としてくれる魔導士がいないと無理。」とミソラ。

「そうだね。」とリソナ。


「それよりお前達・・・ワイバーン10点だぞ。」

「あはは。ランキングは如何なんです??」

「お前達がダントツ1位だぞ。まだ殆どのチームは30点にも達してないからな。」とウルメス先生。

「ところでジョリアンナ先生見ないのですが、どこかに。」とミソラ。

「ジョリアンナ先生は草原の北に行っているぞ。負傷者が出たのでな。」

「そうだったんですね。」


「お前達、特別にもう昼だから食べて行け。」とウルメス先生。

「はーい。みんな食べて行こう。」とミソラ。

「うんうん」

 みんなは荷物運び人のサーナがとりだした昼食を食べている。

 それは柔らかいパンにシチューであった。

「旨い。」ドナは涙が出ている。

「ドナ泣いているの??」とルナ。

「うん。干し肉とカタパンとお茶だったから、旨い幸せだ。」とドナ。

「ははは。それは良かった。」とウルメス先生。


「で、これからどうする??」とリソナ。

「少しだけ森に行って見る??」とミソラ。

「危険ではないの??」とミルル。

「俺も勧められないな。」とウルメス先生。

「いや、入り口だけで中には入れませんよ。運が良ければタイガーがいないかなと思って。」

「そうか。タイガーはDランク級魔物だな。」

「ええ、もうバフフとかこのチームでは簡単なので、少し強い魔物がいないかと。」

「そうか、バフフもDランクだが、タイガーはCに近い魔物だな。最大限の注意してくれるなら良いぞ。」

「はい。チームは守ります。」とミソラ。


「よし決まった。森の入り口まで行こう。」とリソナ。

「行こう。」とルナ。


 こうしてEチームはタイガー討伐に決まる。


 本部で食事したミソラ達は、本拠地まで戻り、支度して森入り口まで歩いて行く。

「ついたーー」あれから1時間歩いて森の入り口まで来た。


「では、体制を言いますね。森は上と下も注意しないとダメだよ。

 だから私とリソナは前、上、下、左右を確認しながら行く、後ろも同様に左右、下、上に注意して、一番後ろは後ろもね。

 それからワームは足音で襲ってくるからゆっくり歩いて音を立てない様に注意してね。」

「「「「「はーい」」」」」」


 一行はゆっくり森に入っていく。

「聞いて、1間程度しか時間ないから。過ぎたら戻るよ。森の夜は怖いからね。」とミソラ。

「どう怖いの」ルナが聞く。

「魔物が集団で襲ってくる。」

「うわ、怖い。」


「シーーー」ミソラは伏せてと手で伝える。

 そーと茂みから見てみると、向こうにウルフが2匹いる。

「ウルフ2匹。首を落とすと良いよ。」

「了解。」

「3.2.1.行く。」ミソラとリソナが飛び出す。

 不意を突かれたウルフは「ワオン」と言うと飛びのいた。

 ミソラは剣に炎を纏わせて切り込む。

 リソナは剣を水平に構え向かってくるのを待ち構える。

「おりゃ」ミソラは飛び上がって回転する。

 ウルフも飛び上がると、ミソラを噛もうと口を開ける。

 ミソラは剣を横に振り、口に剣を入れ、引き裂く。

 着地と同時にウルフに向かって走って、首を落とす。


 リソナは構えて、ウルフが向かってくると、リソナも向かって走る。

 直前にウルフは飛び上がりリソナの腕にかみつく。

 それを見たミソラは走ってウルフの首を落とす。「うっ」

「ルーマ、ヒールを。」ミソラは背嚢から毒消しを出してリソナに飲ます。

「有難う助かった。」

「ごめん。遅くて。」

「いやいいよ。」

 リソナの傷は消毒してルーマがヒールをかける。

「ふむ。Cに近いDランクね。」ドナが何かを考えている。

「さっ獲物持って戻ろう。」

 

 ミソラ達はウルフを引っ張り運ぶ。

「どうする。本部まで行く??」とミルル。

「うん。」ミソラも言葉が少ない。


 一行は本部迄ウルフを運ぶ。

「今度はウルフか・・・Cランクだぞ。」とウルメス先生。

「そうか・・ウルフはCランクなのか。」とドナ。

「ドナどうしたの?」

「いや森に入ると一気に強くなって、バフフとかに苦戦していたチームなのに短期間に凄いなと思って。」

「そうか。ミソラがいるからな。」とウルメス先生。

「でもリソナが噛まれて大変でした。」とミソラ。

「リソナ大丈夫か。」

「はい、みんなで手当てしてくれたのと、ミソラが毒消しを飲ませてくれました。」

「うん。ヒールもかけたしね。」

「ヒール??」

「ええ、先生知ってました?ルーマはヒール使えるのです。」

「えっ錬成科だよな。」とウルメス先生。

「ええ。本当は補助魔法含めて魔法得意です。」とルーマ。

「なら魔法科でも・・・そうか研究したいのか。」

「そうです。」

「そうか、そんな使い方も学園では過去何人もいるからな。

 剣士で魔法使いとか、なっミソラ。」

「私は剣士ですよ。」

「いや火魔法が使えないとロレンシア流は無理だ。俺もやって見たが無理だった。」

「あらら。」

「ところでウルフは7点だぞ、2匹で14点・・・合計57点・・・過去一番だ。」

「やったー」とミソラ。


「うんミソラ戻ろう。」とリソナは横になりたかった。

「リソナ疲れた?」

「それより噛まれたショックが。」

「そっか。ごめんね。」

「ミソラの責任はないよ。俺が油断したからだよ。」

「でも・・・」「気にするな。」

「ありがとう、戻って祝杯だね。お茶で。」とミソラ。


 一行は本拠地に戻ると夜となった。

 慌ててミソラはかまどに火をいれる。

「今日は僕が」と言うとドナが料理を作る。

「肉焼くから、ミソラは見張って。」

「了解。」

 かまどの傍にはリソナが横になっている。


 ドナは香草をまぶした、一角兎の肉を焼いている。

 あたりには美味しそうな匂いが立ち込める。

「みんな出来たよ。」

 みんなで円形になって食べ始める。

 今日はアタックラビットの香草焼きにスープと干し肉にカタパン。

「この食事にも慣れて来たな。」とリソナ。

「まったくだ。」とルーマ。

「ねえっほかのチームの食事はどんな感じなんだろう。」とルナ。

「多分だけど干し肉とお茶程度では。」とドナ。

「そうだね。解体しなければこんな豪華にはならないよ。」とリソナ。

「私たちが悪いみたいじゃない。」とルナ。

「ねー」とミルル。


「ははは。あれだけ嫌がっていたのにゲンキンだな。」とリソナ。


「はははは」とEチーム最後の夜は賑やかだった。

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