ミソラ野外遠征に参加する その5
ミソラ達は順調に点数を稼いで、バフフまで狩る事が・・・
えーと
気のせいか、ブックマークが増えている気がします(笑)
早めに野営したミソラ達は、交代で見張りをしていた。
魔物の唸る声や、時折障害物や穴に落ちる獣の音がするが、障害物内部はいたって平和であった。
各自2時間の交代で見張りを行う。
やがて野営2日目の朝が来る。
「おはよ~」ミソラが起きてくる。
「おはよう」ルーマが見張り番である。
「ルーマ寝なくて大丈夫??」
「うん平気だよ。錬成研究で夜更かしとか徹夜は慣れているさ。」
「そう??でもこれから戦闘だから眠気がある時は言ってね。」
「うん。わかった。」
次々話声でおきて来た。
「うーミソラおはよう。あっルーマも。」
「ついでに言うな。」ルーマがつっ込む。
「あはは。」
各自のテントは一人用だ。
各テントから残りのメンバーも起きて来た。
「みんなおはよう。かまどに火を入れるね。」とミソラ。
「うーん。おはよう。なんか夜中に魔物が壁に突撃して来たけど大丈夫だった。」
ミルルが言う。
「うーん。大丈夫だと思うけど、見張りも騒いでないし。」
「あっそれ俺の時。アタックシープが壁に突進して、穴に落ちていた。」
「そうリソナの時ね。それで」
「一応調べたけど壁は特に壊れていないし、穴に落ちたアタックシープもどこかに消えた。
でも明かりが無いなか、見ただけだけど、穴にはもういなかった。」
「そっか、なら明るくなったから調べてみて。」とミソラ。
「了解。」リソナは騎士風に挨拶すると周囲の壁と穴を点検していく。
ミソラはお湯を作り、お茶を淹れている。
皆はかまどを中心に並び座っている。
「みんなお茶できたよ。順番に取ってね。」
「「「「はーい」」」」
「あらら、ミソラ、アタックシープが一匹穴の下で伸びているぞ。」
「では、食事終わったら魔法科でとどめを刺してね。」
「えー。」
「これも訓練でしょ。」
「仕方ない。ルナやろう。」
「あは。ミソラ人使いが荒い。」とルナ。
朝の食事は、ハーブ茶に干し肉である。
戻って来たリソナは、「ミソラやっぱり一角兎解体しようぜ。」
「足りない??」
「うん。足りない。それに解体すれば骨でスープ作れるから。」
「そうだね。1匹と言わず・・・」
「うえ」ルナ、ミルルが嫌そうだ。
「これも修行です。」ミソラはキッパリ言う。
「・・・はーい」ミルルだけが答える。
「今日の獲物の数にもよるけど、解体もみんなでしよう。」とミソラ。
「了解」リソナだけが答える。
「でっ今日はどうするミソラ。」とリソナが聞く。
「そうだね。草原だけだと強くてバフフくらいしか。」
「そうだよね。森には行くなと言われているし。」
「当分近くで探すしかないよね。」
「うん。それに本部まで運ぶことも考えるとあまり遠くには行けないよね。」
「うん」
「そうだ。ここを基地にして荷物と言っても食料以外だけど、おいて行こう。」とリソナ。
「うーん。ダメだと思う。」
「ミソラなんで??」
「だって魔物以外にも商人や荷物運び人に最悪盗賊もいるからね。」
「えっ盗賊・・・考えてなかった。」
「王都西の草原でも盗賊が現れたと情報あるよ。」
「「「「「えっ」」」」」
「うん、だから見張りを立てたけど。」
「そっか、戦う相手は魔物だけではないと言う事か。」ドナが納得する。
「対人戦は基本だよね。」
「理解した。」
「提案だけど。」ドナが手を上げる。
「盗賊とか魔物から荷物を守れれば良いと思うけど、なら、僕が地面に穴を作って、蓋して岩にしてしまうと言うのは。」
「うーん、それなら良いかも。」
「だけどテントや着替え程度で、食料は持って行こう。」
「ドナ頼める。それからこの壁残すとしよう。」
「はい」
一行はドナの提案で、食料以外の荷物を壁の中、木の下に穴を作って置いていく事にした。
背負っていた荷物が軽くなる。
「これでバフフでも運ぶことが出来るな。」とリソナ。
「バフフか、いれば良いね。」とミソラ。
「でっミソラどっち行く??」とルナ。
「うーん。一面草原だから、向こうの丘に向かおうかと思っている。」
「うんうん、ミソラが言うなら確実だよね。」
「でもそんな期待されても。」
「大丈夫、ミソラの言う事だもの。」とルナ。
一行は、陣地とした砦??から北に向かい、小高い丘に向かっている。
前日は陣地から南に行った丘で一角兎や突進羊を狩ったのだが、今回は北に向かう。
丘の上で腹ばいで魔物を探す。
「うーん。いないね。」
「毎回そんなにうまく行くわけないよ。」
その時、東から学園生6名が逃げて来た。
「お前達逃げろ、バフフが襲ってくる。」
「えっ討伐できずに逃げて来たのか。どうするミソラ。」とリソナ。
「やるに決まっている。」とミソラ。
「よっしゃ。」リソナ。
「よし、ドナは安全地帯を作って。リソナに「メイル」、近づいたら魔法で牽制して。
私とリソナで突入するから。」
「ミソラ大丈夫??バフフ1匹ではないと思うけど。」とミルル。
向かってくるバフフは3匹いる。
「大丈夫だと思うけど、リソナは?」
「1匹ならなんとか。」
「よし決まり、みんな壁の後ろに隠れて。」とミソラは誘導する。
逃げて来た学園生は息を切らしている。
一言、「すまない。」とだけ言う。
ミソラはバフフに向かって飛び出すとリソナが続く。
バフフに向かってミソラは剣を抜き、炎を纏わす。
「あれがミソラ。」逃げて来た学園生が指す。
「そうよ。そしてここはEチーム。」
「そうか悪かった。突然突進してきて態勢が取れなかったんだよ。俺たちAチームだよ。
本当にすまない。」
「はは。ミソラは喜んでいるみたいだよ。見ててみな。」とルナ。
その言葉通りミソラはすこしにやけて対峙する。やっとリソナも追いついた。
「いくよ。」
「おぅ」
二人は剣を構え、バフフを待ち受ける。
やがてバフフは二人を発見すると「ムモーー」と叫ぶを上げて突進してくる。
大型バフフ3匹である。
ミソラは半歩避けて、剣を真横に振る。
バフフは傷を受けて怒り狂っている。
Uターンするとミソラに向かって突進する。
突撃羊と違って、飛び上がって首を落とす事は出来ないので、横から斬るか、通り過ぎる直前で頭を落とす事しかできない。それだけバフフは巨体である。
「はーふぅ」ミソラは息を吸い、ゆっくり吐くと、バフフに向かって正面から剣を振り下ろし、体当りされる前に避ける。
バフフの眉間が斬られる。少しバフフが怯む。
すかさず、ミソラは横に移動して首を落とす。
リソナは正面に両手剣の大型剣を構えている。
バフフが突進してくると、剣を水平にして構える。
バフフが止まらず突進してくると、リソナはその口に剣を付き刺す。
バフフは「しまった」と言うように首を振る。
リソナは剣を抜くと、横に飛んで首の根元に剣を付き刺す。
バフフは止まる。
リソナは剣に力を入れ上に持ち上げる。
バフフの首の骨が「ミシミシ」言う。
「ここだ」リソナは首の上まで剣を持ち上げ、再度剣を全力で振り下ろす。
バフフの首は切断される。
ミソラとリソナが2匹を相手にしている中、1匹が安全地帯に向かってくる。
「ミルル、やるよ」「あいよ」
ルナは「ウインドカッター」を放つ。
バフフは怯み少し止まる。
ミルルはその瞬間に「アースランス」と放つと、バフフの下からいくつもの土槍がバフフの腹に突き刺さる。
「もういっちょう。」ルナは再度「ウインドカッター」を放つとミルルは「ファイヤーボール」を放つ。
バフフは腹から血を出して唸っている所に、再度「ウインドカッター」と「ファイヤーボール」が襲う。
バフフは「ブモブモ」と言いながら向かってこようとする。
ドナは「アースホール×2」唱えると一瞬バフフの姿が消え、穴の底に落ちる。
ルナとミルルは走り出し、穴の底に向かって「ウインドカッター」と「ファイヤーボール」を放つ。
バフフは「ンモモ」と叫ぶと動かなくなった。
見るとミソラとリソナはバフフの後ろ足に縄をかけて引っ張って来た。
ドナは穴に斜めの道を作ると、首にナイフを突き立てる。
バフフはこと切れている様に動かない。
ルーマも穴に降りて、バフフの足に縄を結び引っ張り上げる。
「ルナ、ミルル重い。」
「男でしょ。頑張りなよ。」と言いながらルナとミルル、ドナ、ルーマの4人でバフフを引きずり出す。
「やった3匹♪」ミソラは喜ぶ。
「助かったよ。」「誰かと思ったら、トルード!!」
「ミソラ強いな。それにBクラスのリソナだよな。」
「ドルードだめだよ。本当は戦って少しでもバフフ弱らせないと、いきなり逃げて違う冒険者に押し付けるのはマナー違反だよ。」とミソラが怒る。
「ミソラ面目ない。AAクラスでも冒険者としてはFランクだから。」
「そっかバフフはDランクだものね。仕方ないと言えばそうだけど、でもマナー違反だから覚えておいて。」
「うん。悪かった。」
「解ってくれたらいいよ。」
「それにしても、リソナ、Bクラスじゃないよな。」
「そうだね。」
「おれ・・対人戦になると緊張して・・」
「自信持ちなよ。実力ではトルード以上だから。」
「はは」ドルードは苦笑する。
「でもリソナ。冒険者ならDランク確実だからね。もっと自信持ちなさい。」と11歳のミソラは年上のリソナに説教する。
「うん。ミソラありがとう。」リソナは礼を言う。
「ミソラ私たちもいるのだけど。」ルナが文句を言う。
「いやみんな凄いよ。チームでバフフ狩ってもDランクだから、みんなも自信持っていいと思うよ。」
「そう♪」ルナは喜ぶ。
「とにかく、Eチームはバフフ3匹討伐だよ。みんなお疲れ様。」
Aチームは小さくなる。
「さて大仕事が待っているよ。」とミソラ。
「了解だよ。みんな引っ張っていくよ。」とミルル。
「「「「はーい」」」」
ミソラ達はバフフを引きずって本部に向かう。
「トルード陣地使ってもいいから、狩りなよ。」
「ミソラありがとう。」
それからバフフを「ヒィヒィ」言いながら嬉しそうに引きずるミソラ達は本部に到着する。
「ウルメス先生」
「おっEチームはバフフ3匹かよ。凄いなお前達。」
「バフフ3匹で点数は達成ですよね。」
「おぅそうだ。」
「やったーAチームに感謝だね。」
「ははは。ミソラある意味Aチームに悪くない??ははは。」
「そうか。「押しつけ」だな。」ウルメス先生。
「ははは」ミソラは笑って誤魔化す。
「いや許してやってくれ、冒険者ランクはミソラがCで他はEかFだからな。バフフは無理だって。」
「いや怒ってませんよ。でもリソナが1匹、残り4人で1匹、これが嬉しくて。」
「そうか。リソナ、ルナ、ミルル、ドナ、ルーマか、お前達冒険者ランクアップ確実だな。」
「わーい」ミルルが喜ぶ。
「特にリソナ、剣士Aクラスでもおかしくないと思うぞ。今回のチーム編成は各人の実力を平均化して割り振っているからな。リソナがBクラスでバフフ一人で討伐したなら、それは進級のチャンスだな。」
「えへへ」
「そうだ、先生これから一角兎狩って解体しても良いですか。」
「点数は問題ないから良いぞ。」
「ではそうします。」
「ミソラ本当にやるの??」とルナ。
「ルナ、やるの!!」
「私倒れる自信あるよ。」
「倒れるな。」ミソラは笑いながら言う。
それからミソラ達は日が傾くまで一角兎を探し狩っている。
陣地まで戻って来たミソラ達は「いひひ、これから解体。」6匹の一角兎を差し出す。
聞いただけでミルルとルナは青くなる。
ミソラの陣地では夜まで悲鳴があがる。
なにがあったのか・・・・
なにがあったのでしょ。
次回もよろしくお願いします。




