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ミソラ再度学園生活が始まる

学園生活2日目ですが、前日行われた1対10の対戦によってミソラが教壇に立ちます。

 ミソラが元気に登校してきた。

 昨日の集団戦闘の疲れも感じさせない、いつものミソラである。


「おはよー」ミソラが教室に入る。


「・・・」トールド、ミルネド、トルラの3人が先に居たが・・・


「ミソラ疲れてないの?」

「ん?全然。」

「おめー凄いな。」

「うん凄いよね。昨日ミソラに痛められた所、ヒールかけて貰ったけど夜中に痛くなって寝られなかった。」


「そっかー。ごめんね。本気出したかも。」


「3年生最初の訓練としては、酷いよね。俺たちもミソラも」

「ははは。そんなこと言っていると冒険者にはなれないよ。頑張って!!」


「そんなこと言っても・・・俺たちAAクラスでさえこんな状態だぞ。」


「うーーん。私は全然疲れてないよ。またやる?」

「いや、勘弁して。」「ミソラと対戦無理です。」クラスメイト達は口々に遠慮する。


「そっか。でも対戦や野外演習の魔物狩りはあると思うよ。元気出して。」


「ははは。」3人は乾いた笑いしか出てこない。


「おはよう。」担任のジョリアンナ先生が入って来た。


「あっミソラ君、昨日はお疲れ様。疲労でウルメス先生今日お休みとったから、後でAクラスも授業に行かないといけないので・・・・そうね。どうしよう。」


「はい。」トルラが手を上げる。

「はい。トルラ君。」

「先生、今日予定なければ、ミソラの冒険者としての話を聞きたいのですが。」

「あら。それはいい考えね。冒険者や騎士団など選択肢が増えると思うので、ミソラ君頼める?」


「えっ冒険者話ですか。うーんどうしよう。」


「ミソラ君、全てでなくて良いと思うよ。例えば3年生として登校する1か月前は何していたとか。

 冒険者として必要な能力とか、魔物退治した話とか。そんな事で良いよ。」


「うーん。それなら。」


「お願い出来る?その間にAクラスで授業してくるから。午後は校長のクリス・ローリンド先生が受けてくれるから、午前中だけお願い。」


「はい。解りました。」


「そう良かった。ウルメス先生の回復が遅いので、明日は大丈夫だと思うけど。ミソラ君お願いね。」

「はい。」

 ミソラは仕方なく、クラスメイトに冒険者としての話をする事になった。

「ミソラ教壇で話してよ。」

「えー。自信ないよ。」

「ミソラなら大丈夫。」どこに根拠があるのか・・トルードは断言した。


「はは。」ミソラは笑うしかない。


 しぶしぶ言われるままに教壇に立って話を始める。


「えーと。どこから話そう。」


「ミソラ。おれ冒険者目指したい。だから最初なんで冒険者やったとか、大物倒した話とか、冒険者に必要な能力とか、持っていると便利な道具とか、俺まだ野営もした事ないだよ。それもお願い。」

 トルードは冒険者も選択肢に入っているらしい。

 どちらにしろ冒険者としてCランク取らないと騎士団の入団試験は厳しいらしい。


「うーん。では騎士団目指す人も、冒険者目指す人も、冒険者ランク上げないとダメだろうから、一通り話すよ。質問は最後にまとめてで良い?」

「うん」


「ではミソラ君頼みますね。私はとなりのAクラス行ってますから。なにかあれば呼びに来て。」

 ジョリアンナ先生は教室を出てしまった。


 ミソラは立ち上がり、一応教壇に立つ。


「うーん。始めるよ。」

「うんうん。」3人は興味がある様で、真剣に聞き始める。


「えーと。冒険者は討伐した魔物とか、薬草採取依頼とか、持ち物多くなるよね。

 私は最初に冒険者登録して、アタックシープを狩ったのだけど、次にバフフが突進してきてそれも倒したのだけど、もう持てなくて、その時たまたま運び屋のハルムトさんが通りかかったので、お願いして王都まで運んで貰ったの。

 その時思ったのだけど、冒険者でソロだと、魔物を倒しても持って帰れないなと、バフフなら毛皮とお肉も買い取ってもらえるからね。

 そして、ハルムトさんの紹介で荷物持ちギルドに募集だして、結局ハルムトさんの甥っ子を紹介して貰ったの。それがドネルグ君よ。それから二人でいつも狩しているよ。」


「えっミソラ。荷物持ち雇っているの。」


「うんそうだよ。」

「費用はどうしてるの。」

「うん。冒険者仲間だからね。報奨金や買い取り金を合計して半分にしているよ。」

「そっか。荷物持ち雇うと何処くらいなのか解らないな。」

「私も正確には知らないけど、一日雇うと銀貨30枚かな。」

「結構高い。」

「そうでもないよ。依頼内容にもよるけど、高値で買い取ってくる魔物なら充分採算合うけど、問題は運び人は定期で仕事が入っているから雇えない事ね。」

「そっか。それで見習いを。」


「うん。そう。それにドネルグ君には運び人の賃金より高いと喜ばれているよ。」

「それはCランクだからだと思うよ。」

「そうそう。ミソラ君は冒険者Fランクから始めたの?」


「そっか、そこも話さないとね。

 実はロリシア街から王都学園に入るために、王都に用事があるお父様と一緒に中央ロータス経由で王都に来たんだけど、途中の中央ロータス街にオークが来て、1匹を一人で討伐したんだ。

 すると中央ロータスのアル・デル・ロータス伯爵が手配してくれて、王都ギルド宛に討伐証明だしてくれて、オークはCランクでしょ。王都ならDランク登録と言われたけど、王都で冒険者登録したんだ。」


「ふむふむ。じゃないよ!!オーク倒したって。」


「うん。オーク美味しいよね。」


「そこじゃなくて。Cランクの魔物だぞ。」


「うーん倒してしまった物はしょうがないじゃない。」


「トールド君、興奮するのは後でお願い、質問も、先にミソラ君の話聞こうよ。」

 冷静なミルネドに諭される。

「すまん。」


「では続けるよ。それで入学前に冒険者登録して、最初の狩がさっき言った通り。

 それで毎日学園終わったらドネルグ君と一緒に狩していたの。

 で1年の時、特別試験受けて3年生確定したのだけど、時間がたっぷりあるから、ドネルグ君と一緒に中央ロータス経由でロリシア街に戻ったの。

 途中もいろいろ討伐していて、ドネルグ君に全部持ってもらってロリシア街に着いて、ギルドに買い取って貰った。

 それで自分専用の剣が欲しくなって鍛冶屋さんに行くのだけど、ミスリル取れる場所に魔物が現れて材料が足りないって、それでドネルグ君と一緒に魔物退治とついでにミスリルの採取をしていたのよ。

 それで自分の剣を作って良かった。

 時間が経過して、王都に戻ろうとなって西ロータス、南ロータス経由で王都に戻った。」


「それだけ?西ロータスの討伐は?」


「あは。ばれた。解ったよ。

 西ロータスのソル子爵にお父様から手紙依頼されて挨拶ついでに手紙渡したら。

 西ロータスにワイバーンが現れて、ソル子爵が魔法で地上に落としてくれたから首落としたよ。

 それから南ロータス経由で王都に戻って来て、学園が始まる迄冒険者生活続けたよ。

 途中で東の鉱山にでるゴーレム退治を受けて、工夫達を護衛していたチーム(ツインドラゴン)と一緒に狩をする事になって、つい一昨日まで一緒だったよ。


 そうだ、鉱山でゴーレムと対峙したツインドラゴンのメンバー4名が死亡して3名のチームになっていたな。

 みんなも冒険者するの気を付けて、命懸けだから。

 ツインドラゴンはメンバー補充して5人のチームで今は活躍しているよ。」


「簡単に・・・」


「これでだいたいの話は終わったけど、冒険者が持っていると便利な道具だったね。

 言った様に収納持ちのドネルグ君と一緒に冒険者しているので考えた事ないけど、食料と水は遠征すると結構な量になるから荷馬車を雇うといいと思う。

 それと野営も道具がいっぱい。テントでしょ、炊事用具でしょ、予備の燃料、木とかだけど、森があっても枯れた木がないと煙が出て魔物に見つかってしまう、だから薪など予備で用意した方がいいね。


 それとドネルグ君も行っていたのだけど、あっ炊事当番がドネルグ君ね。

 食料は日数分ではなくて、多めに持っていくのが原則だって。

 討伐予定は日数では決まらないから、3日なら4日とか5日分は必要だって。」


「話し終わり?質問していい?」

「ええ、どうぞ。」

「ミソラはDランクから始めたのだよね。Cランクには何時?」

「あっ言ってなかった。1年生の学園生活始まって火を吹くワイバーンを退治した時に、火を吹くワイバーンBランクらしくて、それでCランクに昇格したよ。」

「簡単に言うなよ。ワイバーンなんて遠い話だぞ。」

「でも冒険者始めた時は、アタックラビットやアタックシープにバフフだけだよ。」

「あのねミソラ。バフフはDランクだよ。

 俺たちはアタックラビットが上の魔物になるよ。」

「あっっそうだった。」


「よーく解った。ミソラは規格外だって事。」


「えーーーー。規格外なの?」


「「「うん規格外」」」


「そんな・・・」


 ミソラの冒険話は終わったけど、みんなの役にたったのか・・・

ありがとうございます。

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