彩色と無色と新色
読みにくいかもめんご
朝の登校時は思ったより、騒がしくないここが名門校だから?、いや違う、けれどわからない通行人一人一人に意味は無い、学校の生徒もそうだ、僕も含めみんな無色透明なんだ、そんな思いに飲まれそうになる
が、 誰かに肩を叩かれた、だがそれも考えずに分かる、明る表情、元気な少女、背は僕よりも小さい彼女の色を表すなら、燃え上がる赤と光る黄色の間橙色の少女。名を……
「夏菜おはよう、今日も元気だね、」
夏菜は僕と目を合わせて数秒見つめて、元気に挨拶を返してきた。その時挨拶じゃなく、何か言いたげだったように見えた。
「楽人、おっはぁ!今日は一段と!元気ないねぇ!朝は元気にに行かなきゃ!、、」
「はい、はい元気だから、それより夏菜の洞察力は昔から凄いな。」
「だって、楽人のことずっと見てるもん」
なぜか、凄く良いことを言われた気がしたが、何故か心に響かない、昔同じことを言われたような気がする、、、だれかに。
遠い思い出せないデジャブを振り払い夏菜と学校の校門を抜けた。夏菜とは違うクラスで、靴箱で別れたその時夏菜は僕の腕を掴んで、唇を噛んで泣きそうな声で、
「色を忘れないで」
そう告げると、夏菜は走って教室に向かった僕はその時は何の事だか理解もできなかった。美術のことかな?夏菜に言われたことだけを考えていて気づくと放課後だった、。もう部活も終わっていて校内は暗くなっていた。
教室を出て靴箱に向かおうとした時、奥の教室から物音がして、そこから声が聞こえた夏菜の声だった誰かと喋っていているようだ、もう一人は凛と落ち着いた感じの声だった、朝の事といい気になって覗いてみた、すると夏菜ともう一人の少女が服を脱いでいてそこの空間は、少女と少女禁断の現場だった、思わず見惚れてしまったいたが、夏菜も脱ぎ始め、それで正気を取り戻し早くここを離れねばという罪悪感に見舞われすぐに学校を出た。その日は家に帰りすぐ眠っていた僕は嫉妬をしていたのかもしれない、目を覚ますとまだ夜中で、起き上がろうとすると何か重いものが上に乗っていて起き上がれないだんだん暗闇に目がが見えて、そこには、悍ましい姿で僕の上に馬乗りになっていた君は夏菜と教室にいた、少女だった。
「うぁぁ、君はそこで何をしているんだ!」
「人ってどのくらい血が抜けたら死ぬんでしょうね
気になりませんか?楽人さん?」
さっきは気にならなかったがベッドが湿っているこの血全部僕の血なのか気づくと両手首がごっそり切られていた、、、、意識が、、、
「だめですよぉ〜そんな早く行ったら私はこの為にいるんですから!そういえば名乗って無かったですね、私、冬香って言います!今から短い時間ですが楽しく過ごしましょう!」
「何が目的?だ?」
「それは、楽人さんの断末魔ですよぉ」
冬香と名乗った少女は血塗れの僕を意味不明に抱き寄せ、両腕で抱きしめて僕の名前を連呼して僕の意識が無くなるまでやさしく抱きしめていた。
「あぁぁ楽人さん、とても良いごちそうさまでした。あなたのせいで全身が火照ってしまいましたぁ」
「楽人さんまた会えると良いですね来世で?」
これが走馬灯か、夏菜はどうなったんだろうか、まぁあんなに綺麗な人に最後を飾って貰えて幸か、。
けれど冬香どこかで聞いたことあるような、まぁ死んだんだし気にする事ないか、意識が煙のように消えていく。
誰かが、僕を起こそうとするまたあの女?、、、
「お兄ちゃんおきてぇ!朝ぁぁ!」
目覚めようとする兄の顔を枕でスパーキングする元気な妹がぁ。
あれっ、今お兄ちゃんってん?思考に意識が追いつかない死んだんですけど僕
「お兄ちゃんまだ寝ぼけてるん?」
僕はあれ体動く、何が起きてる?腕は、、、
なんだこの柔らかくてふわふわしたものは、あっ
「いやっ違うんだ、これは」
「お兄ちゃんの変態!不審者あほ」
僕はまた死にかけた、神の産物に触れるという体験と引き換えに妹式回し蹴りを貰った。
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