計画
「じゃあ今日はもう帰るね」
「......................ゃ」
「ん?」
「...................や」
ねぇ聞いた!?!?「や」だって!!今まどかから「や」って言われたんだよ!!
離れたくない!!でもさすがに帰らないと宿題とか色々がヤバイ.........。
「ごめんね、まどか。でももうそろそろ帰らないと面会時間もなくなってきてるし........」
「.................や」
可愛い!!ワガママ言うまどか可愛い!!!
「ごめんね」
「...................や」
「明日もちゃんと来るから、ね?」
目を合わせて、頭を撫でながら伝える。
けど絶対納得してない.........。
「お姉ちゃん嘘ついたことないでしょ?」
「...............ん」
「明日絶対に来るから。だから安心して?」
「........................あさ、きてくれる?」
朝かぁ.......明日はまだ学校だから難しんだよね..............。
「........ごめん。明日もまだ学校なんだよね。だから夕方に来るから」
「........................。」
まどかがムーって顔してる。とても可愛い。
「今度の土曜日は朝から帰る時間になるまでずーーーっと一緒にいれるから我慢して.......?」
「.........................。」
「その時甘いお菓子も持ってくるから.....!」
「..............................................ん」
...........あれ?許してくれた?甘いお菓子で釣れたの?
「................あそぶもの、いろいろ、もってきて」
あっ.........そっちが気に入ったのね。トランプとか絵本とか色々持ってくるね!!!!
「いいよ!!!土曜日色々遊ぼうね!!!」
「..................うん」
よし!!!合法的にまどかと遊べる口実ゲット!!この隙に色々試すぞ!!!!!
最後にもう一回まどかの頭を撫でて病室を出る。
「じゃあ今度こそバイバイ」
「........................ばいばい」
...................ふぅ。何とか出れた。
いや、別にまどかと会うのが嫌なわけじゃないよ?ただ病院側に迷惑じゃないかなって思って。
...................明日からどうしようかな?何しようかな?
いつも話をするだけだから、違うこともしたいんだよね..........。
それに正直もうそろそろお母さん達と会ってほしいんだよね。もう入院し始めて半年は過ぎてるんだから、いけなくはなさそう...........。
それとも彩楓に先に会ってもらった方が良いかな........?
年齢的にいけそうなのは彩楓。でも私が会ってほしいのはお母さん達。
いつか私達は一緒に同じ家で暮らすんだから、せめてお母さん達っていう大人には慣れてほしい。
まだ病院の看護師さんとかお医者さんには慣れてないから、やっぱりまどかの大人に対する不信感は相当なものだよね........。
ならやっぱり先に彩楓と会ってもらって、知らない人に会うことを体験してもらおうかな?
............彩楓に何があっても良いようにいつでも庇えるようにしなくちゃ。
今さら鏡とかコップ、時計、花瓶とかが投げられても怖くないし、それで怪我をしても痛いは痛いけど全然我慢できる。
でもせっかく手伝ってくれる彩楓に怪我だけはさせられないから、そこは注意しなきゃ。
...................あっ!!そういえばまどかが初対面の人と会うのが苦手だってことを伝えなきゃいけないね。
多分人見知りかな?って勘違いされるかもしれないけど........いやそんなことはないか。私の包帯まみれの姿を見たころあるんだから大丈夫か。
なら明日にはもう彩楓に頼んで、来週くらいに彩楓とまどかが会えたら良いな。
............よし!!こういうのは勢いでいかなくちゃね!!!
それにしても今日のご飯なんだろう?色々疲れたから今日はお肉がいいな。
........あの3人で囲む少し寂しい食卓にまどかが帰ってこられるように頑張らないとね!!!




