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準備

会話文が8割を占めます。ご注意を。

ふふん♪いいこと聞いちゃった。まーちゃんの家はあのマンションなんだね。........あっ!何階の何号室か聞いてなかった。けど連絡先交換したし今度聞いちゃえばいいか。


早速お母さんとお父さんと妹に言わなきゃ。まーちゃんのところに行きますって!大嫌いなお父さんとお母さんだけど、一応言っておかなきゃ。反対されても聞かないけどね笑。


妹はあの時まだ幼かったから何もできないのは当たり前だから何の感情も湧かない。私に気を使って話掛けてくれるけど別にいいんだよ?だって私あなたのこと何とも思ってないもん。ほんの少しだけ姉らしいことしただけで、あとはどうでもいいんだよ。


とりあえずご飯を食べて片付けて、お風呂に入ったところで家族に集まってもらう。でもみんな集まるんだね。私だったら無視するのにみんなは無視しないんだね。


「何かあったの鈴葉?」


私は家でも鈴葉で通してる。私の本当の名前より鈴葉の方が大切で大好きだから。まーちゃんにもらった名前は大切にしないとだから。


「私明日からまーちゃんの家で暮らすから今日でお別れです」


「え!?お姉ちゃん家から出ていくの!?何で!?それにまーちゃんって誰?」


「別に私がここにいなくても変わりませんから大丈夫です」


「そんなことないよ!!」


「ねぇ鈴葉。そのまーちゃんって誰なの?」


「まーちゃんはまーちゃんです。私の1番大切な人で、誰よりも愛してる人です」


「あぁ彼か。あの時一緒にいた子か」


「ええあなた方が呑気に過ごしている間ずっと私を守ってくれていたまーちゃんです」


「だから母さん達も探したって言ってるでしょ!」


「それを信用できるとでも思っているのですか?あの場所には誰も来ませんでしたよね?あなた達も警察も。まーちゃんだけが私を見捨てませんでした。まーちゃんだけが私を守ってくれました。まーちゃんだけがずっとそばにいてくれました。だから私はまーちゃんのそばにいたいんです」


「お姉ちゃん高校を卒業してからじゃダメなの?」


「はいダメです。正直私はここから早く出たいと思っています。信頼できない人よりも信頼できる人の所に行くのは当たり前のことですよね」


「.........どうしてもか?」


「はいどうしてもです。というより反対されても行きますので」


「.........................分かった」


「「あなた!?/お父さん!?」」


「鈴葉の言う通り事実俺達は鈴葉を見つけられなかったんだから仕方ないだろう。彼は鈴葉を最後まで守り、そして逃がしてくれた。彼だけを鈴葉が信用してるのはもうとっくに知ってたよ。親である俺達よりも鈴葉は彼を必要としてたんだ。だから認めざるを得ないだろう。............だが2つ条件がある。1つ目は彼をここに連れてくることだ。俺も母さんも彼と話してみたい。2つ目は家具を買わないといけないからそれまで待ってほしいことの2つだ」


「.........................まぁ譲歩しましょう。ただしまーちゃんが拒否したらまーちゃんはここには連れて来ませんので」


「それでいいな?2人とも」


「..........ええ」


「............うん」


「鈴葉これでいいな?みんな納得してくれたぞ」


「はい。ではまた明日」


待っててねまーちゃん。私すぐに行くから。

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