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発覚

 私が出せる全速力でいったん家に帰って、着替えて病院に行こうとした。


 でも、私って着替えても大丈夫?今までまどかとはずっと制服で会って話してたから、ここでいきなり服装を変えるのは止めた方がよさそう........。でも補導されない、かな???


 ................ううん。そんなのどうでも良い。まどかが苦しんでるんだから補導くらい何よ。むしろ真正面からぶつかってやるわ!!!


 ということで私は着替えないことにした。


 持っていくものは分からない..........っとリビングのテーブルにメモがあるじゃん。


 ................何なに?制服で来い?もう少ししたらタクシー来るから待っとけ?制服は汚れるかもしれないから捨てても良いシャツを着て来い?着替えを持って来い?


 とりあえず大きいリュックに着替え持っていこう。あと財布もね。


 待っててまどか。もうすぐお姉ちゃん行くから。


 ――――――


「お母さん!!」


 やっと着いた病院。病室までは聞いてなかったからどうしようかなって思ってたけどお母さんが入り口で待っててくれた。


「玲華!!」


「ねぇまどかはどうなったの!?」


「とりあえずこっちにいらっしゃい。座って全部話すわ」


 そう言ってお母さんは私の手をひいて病院の中に入っていく。


 そのままエレベーターに入って6階で降りる.........。ここがまどかが入院してる階?


 エレベーターを降りて向かった先は談話室。その間私とお母さんは全く話をしなかった。


「とりあえずそこに座りましょうか。玲華?何か飲む?」


「...............紅茶」


「ちょっと待ってなさい」


 そう言ってお母さんは自動販売機に向かう。


 ..............それにしてもまどかに何があったんだろう?さすがに病院の中だからイジメられたってことはないと思うけど.........。


「はい紅茶」


「ありがとう」


 よく見かける甘めのストレートティーが私の目の前に置かれる。


「で、お母さんまどかはどうなの?」


 私の喉の渇きとかどうでも良い。まどかのことの方が大切。


「よく聞いてね...........。まどかが壊れたわ」


「え?.............こわ、れた?」


 壊れるってどういうこと?そんなことはない。だって..............。


「ねぇ玲華?まどかと一緒に保護された子、覚えてる?」


 一緒に保護された子?...........................あぁ、あの子か。()()()()()()()()()()()()()か。その子がどうしたの?


「その子とねまどかは毎日会ってたのよ。玲華がまどかに会いに来る前にね。そのおかげでまどかはまだ心を開いてくれてたわ。だって一番信頼できる子がいたんだから」


 ...............待って。ということは、まどかが壊れた理由って........。


「.............分かった?ここに転院させたってことはもうあの子と会うことはできない。まどかにとって一番安心できる人と会えなくなったの。だから、ね?」


 ............................どうしようもないじゃん。


「でもまどかのことを考えたらあれ以上を2人を近くに置いていると共依存よりも深い関係になって、2人にとって良くないから引き離したんだけどね.........こんなになるなんて思わなかったわ」


 ......................................私に何をしろって言うの?私には何もできないよ?


「こんなこと玲華に頼むなんて親失格よ。私を軽蔑しても良いわ。嫌っても良いわ。一生口を聞かなくても良いわよ」


 怖いこと言わないでよ。私はお母さんのこと大好きだよ?そんなこと言わないで!!


「お母さんじゃあまどかをどうしようもないの。だから前に心を開いてくれた玲華ならどうにかなるかもしれないの。だからお願い、まどかを助けてあげて!!!!」


 ..............................そんなもの決まってる。お母さんのお願いがなくても私がまどかを助ける。


 あの時よりも難しいかもしれない。でも諦めない。


 だって私はまどかのお姉ちゃんなんだから!!


「..............分かった。私やるよ、お母さん。だって私はまどかのお姉ちゃんなんだから!!」


「...............................................ありがとう、玲華」


「今から行けば良いの?」


「.................そうね。まどかは625号室にいるわ。お母さんがいるとまどかが余計に苦しむからついて行かないつもりだけど大丈夫?」


「...........................................うん。それじゃあ行ってくる」


 紅茶の1口だけ飲んでまどかのもとに行く


「あっ!.......お母さん。私はお母さんのこともお父さんのことも大好きだからね」


 これだけは言っておかないといけない。勘違いされたら困るからね。


 待っててまどか。お姉ちゃんが今から行くから。だからまた一緒に話そう???



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