復帰
もともと咳とか頭痛とかがなくただ熱が出ただけだったから、熱さえ下がれば完治したといえるだろう。体温計を使って測ってみると37度2分。まだまだ微熱だが大丈夫だろう。
「リンちゃん。今日から一緒に学校に行こ?」
「熱はどうだった?」
「37度だったよ。ちょっと微熱だけど授業に追いつけなくなっちゃうから行こ?」
「無理しちゃダメ!!」
「でも勉強しないと............」
「また熱上がるよ?」
「その時はその時。辛くなったら保健室に行くか早退するから許して?」
「.........ちゃんと辛かったら教えてね?」
「もちろん」
ふぅ............なんとか説得できたな。さすがに学校に行かないと本格的に授業に追いつけなくなってしまうからな。
もう朝ご飯を食べ終わっているから食器の片づけをして学校にいくだけ。
ほんの少しだけ、いつもよりボーっとしてるがなんとかなるだろう。何ともならなければ帰ればいいしな。
全ての後片付けを終えて、身支度をし終えると7時50分。8時20分までに行けばいいから丁度いいな。
「リンちゃんそろそろ学校にいくよー!!」
「分かったー!」
朝ご飯を食べ終えてから部屋に引きこもっていた鈴葉だが何かあったのだろうか?朝ご飯を食べ始める前にはもう制服に着替えて、化粧もしていたのにな。
「お待たせ!じゃあ行こうか?」
そう言うと鈴葉は左手を差し出してきた。よくわからず鈴葉の左手を眺めていたら右手を取られて手を繋げられた。
「まーちゃんがこけちゃうかもしれないしね」
取ってつけたような理由だな。
「は、早く行こ?遅刻しちゃうかもしれないよ?」
ジトーって鈴葉を見つめていると慌てたように取り繕われた。
まったく手をつなぎたいならそう言えばいいのに。変な所で恥ずかしがり屋さんなんだね。
そんな鈴葉だからこそ俺も応えたくなるようにする。だからただ手を取ってつなぐだけではなくお互いの両手を絡み合わせる恋人つなぎに変える。
これなら鈴葉の可愛いお願い?希望?に応えられるだろう。
実際に鈴葉は嬉しそうにしているから大丈夫だろう。
さて今日も1日頑張りますか。




