発熱
最終話までかけましたので少しずつ投稿頻度をあげていこうと思います。
寝苦しさを感じて起きてしまう。
目覚ましのかわりに枕元に置いてあるスマホで時間を確認すると午前3時だった。
この時間に起きるってことはあれだよな?絶対に体調不良だよな。それも高めの熱を出してるんだろうな。
はぁ.......汗もかいているしのども乾いているからとりあえず着替えてから台所に行くか。
意識がはっきりしてくれば頭の痛みを感じてくるし、倦怠感もはっきりと感じる。.......どこかで無理しすぎたのか?でもそんな心あたりなんて.........ん?もしかしてあれか?この前買い物に行ったとき通り雨にあってずぶぬれで家に帰った時のが原因か?
もしくはストレスか.......。まぁ何が原因にしろ熱が出てるのにはかわりはないんだから原因はなんだって思うのも意味ないか。
とりあえず着替えますか。ベッドから降りて立ち上がろうとするが足に力が入らなくてバタン!と思い切り床に倒れこんでしまう。
あぁぁ、フローリングの床が冷たくて気持ちいな.......。頭は痛いし倒れた時に打ったところも痛いからこのままでいようかな。
「まーちゃんどうしたの!?大きな音がしたけど大丈夫!?」
バン!っと鈴葉が勢いよく扉を開けて中に入ってくる。鈴葉は隣の部屋にいて寝ていた+壁越しで小さな音だっただろうによく気づいたな......。
「リン......ちゃん。よく.....気づい....たね?」
「当たり前だよ!!寝ててもまーちゃんのことだったらすぐに気づくよ!!」
さすが鈴葉だな。言うことなんてねぇよ。
うつぶせに倒れている状態から身体を起こしてくれて鈴葉は自分のおでこを俺のおでこにくっつけて熱を測ってくれる。
「.............うん。熱があるね。それも結構高めの熱だね。立てる?」
フルフルと首を振っておく。立てなくもないがなんか自分から動く気になれない。
「もう.......しょうがないな、この甘えんぼさんのまーちゃんめ。でもね、こうやっていつでも私に甘えていいんだよ?」
そうか.........一人で全部やらなくてもいいのか。それにさっきから感じているなんとなく鈴葉に全部任せてしまいたいこの感情は甘えなんだな。
おとなしくしていると両脇に腕を入れられて持ち上げられてベッドに寝かされる。
「じゃあまーちゃん、おとなしく寝ててね。熱さましの薬と冷却シートとタオルを持ってくるから少し待っててね」
そういって俺の頭をなでて部屋から出ていく鈴葉。少し心地良く感じたのを鈴葉に知られると恥ずかしいから隠さないとな。
そういえば汗で髪がしっとりしていたが大丈夫だっただろうか?結局汗を拭くことも着替えることもできなかったからな。
スンスンと匂いを嗅いでみるが自分の匂いだから分からない。運動した後みたいにたくさん汗をかいていないからか?
それにしても鈴葉と一緒に住んでから自分でも驚くほど成長?回復?しているような気がする。
姉さんと一緒に過ごしていた日々はたしかに今の俺にとっても心地よいものであった。
でも鈴葉と一緒にいて感じる感情はなかった。鈴葉と一緒にいるからこそあんな感情を抱けたんだろう。
鈴葉が隣にいること、笑ってくれること、話してくれること、本音をぶつけあってくれることとかどんな些細なことでも鈴葉がいるから俺は幸せって感情を抱けるんだと思う。
だから鈴葉がくれた幸せという感情を俺は鈴葉に返さなくちゃな。
まだまだ曖昧だが少しずつ少しずつ幸せっていうものを感じれるようになってきたから少しでも鈴葉にこの感情を返して、この綺麗で楽しくて嬉しいっていうものを共有したい。
とはいっても今の俺は熱を出してそれどころじゃないけどな。
とりあえず今はおとなしく寝ておきますか。でも意識を飛ばさないように気を付けないとな。




