懐疑
「なぁ鈴葉?ちょっと相談したいことがあるんだが」
「ん?どうしたのまーちゃん?それにここは家だよ?なんでそんな話し方なの?」
「まぁその理由はな相談事に関わってるんだよ」
「よく分からないけどとりあえず言ってみて?」
「最近俺によく話しかけて来るやつがいるんだ。まーちゃんとしての俺じゃなく、男の『平塩まどか』としてだ」
「ふーーん。その人誰?女子?女子だったらオハナシしなきゃ。男子だと制裁加えなきゃ」
おい鈴葉。それって結局性別関係なく排除するってことだよな?しかも部屋の温度が少し下がった気がするぞ。そんな冷たい表情をするな。
「残念ながら男だ」
「分かった。明日少し殺って来るね」
「なんか不穏な漢字使った気がするんだが少し待て」
本当に物騒だな。俺に話しかけるだけでアウトってことかよ。
少しは寛容になってもいいんじゃないか?
「なんで?まーちゃんに近づく人全部私の敵だよ?それが男子なら友達っていう肩書きを手に入れてまーちゃんをアレやコレやとするかもしれないよ?」
なんだよアレやコレやって.........意味わかんねえよ。
「...........おいアレやコレやってなんだよ?」
「何ってナニだよ」
「..............はぁっ!?」
「いい?まーちゃんは可愛いの。でもね男子にとってまーちゃんは遠慮しなくていいもんね。だって生物学上まーちゃんと男子は同じ性別だもんね。だから油断できないの。まーちゃんはそこらにいる女子よりも可愛いから良い的になるよ」
「絶対ありえんだろ」
「ううんそんなことないよ。それにもしまーちゃんに近づいて来る女子がいたらその人も要注意ね。だって可愛い顔したまーちゃんに近づくんだよ?絶対あの人と同類だから絶対ダメ!!いいね!」
「................分かった」
ということは俺の近くにいていいのは鈴葉だけってことか?
これってもしかしてヤンデレと呼ばれるものか?それなら大変だな。
「絶対だよ!!...............じゃないとまた私まーちゃんと離れ離れになっちゃう。そんなの嫌だよ......やっとまーちゃんに会えたのに、すぐ離れ離れになるなんて...........」
すまん鈴葉さっきの言葉訂正する。お前はヤンデレじゃない。ただの寂しがり屋だ。
そっと鈴葉を抱きしめる。出来るだけ俺の身体が鈴葉の身体に当たるように抱きしめる。
「大丈夫。私は今度こそどこにも行かない。ずっとリンちゃんの側にいる。誰が来ても変わらない。私の帰る場所はいつもリンちゃんの隣だよ」
ごめんな鈴葉。お前は寂しがり屋だってことを忘れてた。
お前がお前であれるように俺はちゃんと側にいるから安心しろ。
誰が話しかけても、近づいてきても変わらない。
俺はお前だけの俺だ。
何があってもそれだけは変わらない。だからもう気にするな。
「で、俺は結局どうしようか?あいつと話すべきか話さないべきか」
「今度私に紹介してね!私が判断するから!!だからもし私にも同じようなことがあったらその時はまーちゃんよろしくね!!!」
ふむ...........まぁ今回はそれでいいか。鈴葉の時は俺が判断しろと...........。まぁやってみるか。
さて名前は忘れたが俺に話しかけてきた男よ、鈴葉のテストに合格したらまぁ話してやるよ。
だから頑張れよ!!
ちなみに「女子がまーちゃんに近づくなら〜」という所でまどかが全然言い換えさなかったのは、まどかのトラウマが原因です




