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5話
「随分と慣れてきたじゃない」
魔法少女になってからしばらくして、私は先輩に褒められるくらいには、かなり上達してきた。
褒められて嬉しくなる。
これからもっと頑張らないとね。
「ところで先輩って、どうして魔法少女になったのですか・・・?」
「何で訊きたいの?」
「急に気になったから・・・」
「そうね。素質があったのが大きかったけれども、私って学校ではあんまり目立たなくて、ほとんど地味だったわ。だから変わりたいと思って魔法少女になったの。それに救うというのがやってみたくてね」
先輩が地味だった・・・
それは初耳。
今はかなり目立っているから、凄い変わっていて、驚いてしまう。
「へぇ・・・そうなんですね!」
「今までは私1人だったから、貴女をどうやって育てるか分からなかったけど。よくなってきてれて嬉しいわ」
「ありがとうございます・・・!」
「まあ、もっと頑張りなさい」
「はい!」