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先輩魔法少女と見習い魔法少女  作者: 東都新宮
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1話

「ふわぁ・・・」


 いつものように目を覚ますと、窓からはすでに昼前の水色の空が見えていた。

 かなり眠っていたみたい。

 疲れているのかな?

 それを見ながらベッドから起きようと思ったけれども、今日が日曜日だったことを思い出したので、また寝ることに。

 だって、この気持ちよさを感じていたいから。

 でも・・・


『♪~』


 枕元に置いてあるスマホから着信音が。

 誰から掛けてきたのだろう。


「はい・・・」


『何をやっているの!?早く来なさい!』


 電話からはかなり怒っている女性の声がしてくる。

 何かしちゃったのかな。

 でも、このまま寝ぼけていて誰の声かは分からない。スマホの画面を見れば分かるけれども、見ていない。


「誰・・・?」


『翠よ!今日から貴女も魔法少女になったんじゃないの!?』


「そうだった!」


『早く来なさい!』


 名前を言われて思い出した。

 急いで服を着替えて、キッチンで急いで焼いたパンをくわえながら、そのまま家を出ていく。

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