表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
誕生石へのエチュード  作者: なつ
第一章 ぺリドットに愛を込めて
7/51

 7

 まだ、少し時間が残されている。

 このわずかな時間を考えれば、なんらかのアクションを練ることもとることもできる。けれど、単純ではいけない。

 すぐには分からないように、けれど考えれば分かるように。

 これを見つけた者が、何かのメッセージだと分かるように。

 どうすればいいだろうか。

 などと、これほど冷静な思考が残っているとは驚きだ。

 いや、そんなことを考えている時間は惜しい。

 羽に卒。

 これならば、すぐには分かるまい。

 だが、考えれば分かる。

 そしてそれが指し示すのは一人しかいない。

 これで、もう遣り残したことはない。

 すべて、

 すべて。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ