第6話「村の風景とピンク色の出会い」
※本作の制作にあたり、誤字確認や構成検討の補助としてAIツールを利用しています。本文は作者が執筆しています。ご了承の上、お楽しみください。
僕は4歳になった。
お陰様で、普通に歩くことも出来るし、話せるようにもなった。
そしてもう一つ大きな変化があった。
父さんか母さんの同伴であれば、村の外に出られるようになった。
なんとなく分かってはいたけど、結構な田舎みたいだ。
未舗装の道で脇には草ばかり。
家も平屋ばかりで2階建ての建物なんてないし、正直貧しい村だと感じる。
自分の家も貴族ではなく、慎ましい暮らしだと理解する。
それでも、ここが自分の生きる場所だと実感する。
悪い気分ではない。
そう思って、父さんと手を繋いで歩いていると、前から男の人と同年代の子どもが歩いてきた。
ピンク髪を肩くらいまで伸ばした女の子だ。
正直、ピンク色の髪なんて初めて見た。
女の子がこちらをじっと見てくる。
「やあ、シンヤ。そっちも散歩か?」
「ああ、まぁな。ほら、カナメ。挨拶しなさい。」
「初めまして。カナメです。4歳です。よろしくお願いします。」
簡単な自己紹介をして、女の子に向きを変える。
「よろしくね!」
しっかりと女の子にも挨拶する。
女の子は頷きながら答えてくれた。
「リーネです。よろしくお願いします。」
「リーネっていうんだ。素敵な名前だね。」
つい、口が先に動いた。前世の癖というやつだ。これは前世で初対面の女性に会った時に必ずしてたことだ。
その結果は、まぁ次につながることは無かったんだけど。
リーネは男の人の後ろに隠れてしまった。おそらく、父親なんだろう。
「すまないな。カナメ君。うちの子はちょっとシャイなんだ。」
「いえ、気にしてませんから。」
そうして、お互いに分かれた。
僕はこの世界で初めて“友達になるかもしれない存在”に出会ったんだ。




