第23話「孤児院到着」
※本作の制作にあたり、誤字確認や構成検討の補助としてAIツールを利用しています。本文は作者が執筆しています。ご了承の上、お楽しみください。
アメリア様に連れられて、門をくぐりぬけて、しばらく歩くと、表札のある建造物が見えた。
「フェリーシア孤児院・・・?」
「ほう。少年はちゃんと文字は読めるのだな。」
僕はボソッとつぶやいた言葉に、アメリア様は答えてくれる。
そのまま、扉をノックする。
扉を開けて出てきたのは、綺麗な金髪の美人な女性だった。
「こんにちは。アメリア、その子達は?」
「こんにちは。うん。いつもの通り訳アリだよ。」
「そう・・・。分かったわ。こっちで預かります。」
もはや、ツーとカーの関係らしい。
目線を僕達に合わせる。
「私は、ユミル・フェリーシア。この孤児院の保母をやってます。色々あったのよね。ここは安全だから、安心してね。」
そうして、自己紹介される。よく見ると、耳の形が葉のような形をしている。
「カナメです。よろしくお願いします。ほら、リーネ。ヴァンも」
「リーネです。」「ヴァンです。」
二人共なんとか自己紹介してくれた。
「はい。カナメ君にリーネちゃんにヴァン君ね。覚えるわ。」
そうして、僕たちは孤児になった。村が無くなったという実感が湧いてきた。
アメリア様とはすぐ別れた。
孤児院に入るとすぐに、疑問を聞いてみた。
「えーと、ユミルさんは」
「ここでは、先生って呼んでほしいわ。」
「ユミル先生は、えーと。」
言葉を選んで聞こうとしたが、すぐに答えてくれた。
「私はエルフよ。うん。ちょっとした縁でこの孤児院をやっているわ。」
「そうだったんですね。」
なんとなく、いつも聞かれることだったんだろう。
「細かい事はおいおい説明します。まずは、今日は身体を綺麗にしましょう。浴場があるから、そこで簡単に身体洗ってね。」
え!?お風呂があるの?孤児院なのに?
「ええ、これもちょっとした縁でね。でも、一つしかないから、順番に入ってね。」
なるほど。多分男女で時間差で分けているのだろう。
「わかりました。まずは、リーネ。先に入って。」
「え?・・・えーと。」
リーネは状況がわかってないようだ。どう説明したものか。
「リーネちゃんは私が見ているわ。客室でカナメ君とヴァン君は待っててね。」
簡単に客室らしきところに案内されて、僕とヴァンは待つ。
「カナメ。」
「うん。ヴァン。どうしたの?」
「俺達、これからどうしていけばいいんだろうな?」
「わからない。」
正直に答える。少なくとも、セーフティーネットはあるみたいだから。
しばらく待つとユミル先生とリーネが帰ってきた。
「はい。次はカナメ君、ヴァン君。お風呂にいってらっしゃい。」
「はい。ありがとうございます。」
脱衣所でヴァンと僕は服を脱ぐ。
そういえば、ユミル先生はエルフだから、清潔なのが好きなのだろうか。ちょっとだけ考えた。
浴室に入ると、そんなに大きくはないが、五右衛門風呂みたいな感じだ。
「身体を洗ってから入ろう。」
「え?風呂っていきなり入るもんじゃねーのかよ?」
「自分だけが使うなら、それでもいいけど、ここはおそらくいろんな子が使うからね。」
「面倒だな。」
そう言いつつ、ヴァンは従ってくれた。ヴァンはちょっとやんちゃ坊主な所はあるが、基本的には良い子なんだ。
そして、二人で身体を洗い、お風呂に入る。
流石に石鹸もシャンプーも無いから、お湯で身体をゴシゴシするぐらいしかできないけど。
そうして、お風呂に入る。思えば、前世も含めて、10年ぶりのお風呂だ。
そう思うのに、緊張が抜けない。ヴァンも無言だ。
そうして、お風呂から上がる。
ユミル先生が僕達に言う。
「今日は、もう疲れたでしょう。今後の事は落ち着いたら、話しましょう。今日はもう寝ましょう。」
そうして、寝室に案内してくれた。
他にも、多くの子供がいた。一斉に視野が集まる。
「ユミル先生。その人は?」
「新しいお友達よ。皆仲良くしてね。」
「はーい!」
もうすでに布団もひかれてた。寝るだけか。そう思って、布団に入る。
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しばらく経ったが、眠れない。どうしようか。そう思っていたら、僕の布団に何か入ってきた。
「リーネ?」
女の子特有の匂いがしたから、何事だと思ったが、震えている。そう思ったら、僕は。
「大丈夫だよ。リーネ。」
そう言って、抱きしめてる。しばらくしたら、寝てくれた。
もう前の生活には戻らない。そう考えたら、眠れなかった。




