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8話 はじめての戦闘2

 ――身体が空気のように軽い!

 自分の身軽さと俊敏さに我ながら感動する。

 わたしはコンマ〇・数秒でベヒーモスの群れに到達し、そばにいたベヒーモスの横腹に渾身の打擲をお見舞いする。


『ブエエエエエエエエエエエエッ!』


 打擲を受けたベヒーモスは、俗悪な喚声をあげて二〇メートルくらい吹っ飛び失神した。おそらく数トンはあるだろうベヒーモスの体躯も、まるで一キロ程度の米袋を殴った如く軽量に感じた。

 こ、これが今のわたしの筋力……?! 信じられないよ……!

 まるでゴリラになった気分だよ! これならベヒーモスくらい余裕で倒せるかも?!


「じょ、嬢ちゃん! あんた、ほんとに凄い魔術師だったのか……!」


 唖然とする大柄の男性と冒険者の方々。まあ、一番驚いているのはわたし自身なんだけどね。


「こ、ここはわたしが引き受けますっ! 皆さんは早く、その人を安全な所へ……!」

「す、すまねぇ。……悪いが頼んだぜ、嬢ちゃん!」


 冒険者の方々は、傷を負った男性を慎重に持ち上げ、馬車の荷台の方に運んでいく。

 わたしはベヒーモスの群れに再度突撃し、体術もへったくれもないメチャクチャな打擲でベヒーモスたちに襲い掛かる。


「やあ! とう! えいやぁ!」

『ブヒイイイイイ!』


 ベヒーモスは豚の鳴き声のような断末魔をあげて、次々と失神していく。わたしの体術は素人だけど、身体能力そのものが凄まじいから効いているみたいだ。


「はあっ、はあっ、はあっ……、やったぁ……!」


 気がつくと、ベヒーモスの群れは全滅し、わたしの周囲に横たわっていた。

 信じられない……。わたし、中級魔物であるベヒーモスの群れを倒したんだ!

 しかもこれだけの数だ。実質、上級魔物を倒したと言っても過言じゃない。しかも身体強化だけで倒したなんて……、わたし、もしかして凄い?!


「……でも、これだけ凄い動きをしたのも強い魔力を発揮したのも初めてだったから、疲れたなぁ。……大魔女エリクシアと戦うなら、身体強化魔法くらいは慣れておかなきゃね」


 ミーちゃんが、リリティも戦い方を覚えたほうが良いって言っていた理由が、少しわかった気がする。相手がベヒーモスだったから良かったけど、もし今のわたしが大魔女エリクシアと戦おうとしても、すぐに疲労してやられるだろう。

 リディア大陸が滅亡するまで、たったの三日しかないらしいけど……。……ほんとに三日でそんなに強くなれるのかな? ……心配になってきたよ。


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