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幕間1

 ああもう最悪だ。月曜だけじゃなくて火曜もブラックデイだよ太宰さん。そう思って重い頭を上げる。まじでどうすんだよこの髪の毛。うちの学校は髪染めは許されているが、陽キャの一部しか染めていない。学校に行ったら絶対注目の的にされる。あーあ、行きたくない。後で毛染め試してみよう。

 そういえばと思ってベットの隣に座っているフジに問いかける。

「なあフジ。結局のところ暗黒エネルギーってなんなんだ?」

 フジは食べていたお菓子をむぐっ時間に詰まらせて懸命に飲み込んだ後に答えた。

「ケホッケホッッあっあれだよ。あれは可能性なんだ。それも悪い方のね。」

 何となくわかった気がしてふーんと言いながら窓の外に視点をずらす。珍しく鳥が1匹止まっていた。

 なんだろうと思って外に出ようとしたら階下で母の声が響いて、急いでフジを残して下に降りた。


 僕は朝くんにまだ真実を教える気は毛頭ない。って言ったら聖剣の君がぷりぷりと怒り出しちゃうからまだそれも秘密。階下に下っていく朝くんの後ろ姿を少し後ろめたい気持ちで見送ってから、窓を開けて、鳥に手を伸ばして捕まえる。

「覗き見は良くないなぁ。」

 そう言って、相手を牽制してから鳥の首を締める。鳥はバタバタと暴れた後、光の粒になって消えた。

「あー、もう見つかっちゃったのか。朝くんも見たのなら教えてくれればいいのに。」と呟きながら階下に向かった。

 

 

 

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