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妄想はいにしえの彼方から。  作者: 大嶋コウジ
引きこもり少女 メメルト
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小旅行

放課後部室に向かうと、アマミルがロウアをまたも待ち構えていた。


「ロウア君、一緒に来て。」


ロウアは、一瞬でまた変な事に巻き込まれるのだと悟った。


「えっ?どこに?」


「いいから。今から遊びに行くの。」


「はぁ?!」


イツキナは、この光景を見て何も言わないで笑っていた。

アルとシアムは、何故かごめんねといったサインを送っていた。


(あ、あの二人が何か話したな…。)


(彼奴らは以外と口が軽いから、気をつけろよ。)


(お、遅いって…。)


(んだよ、せっかく教えてやったのに。)


魂のロウアは、珍しく情報を教えてくれたが、ロウアは今頃言われてもと思った。

相変わらず情報がタイムリーでは無い。


アマミルはロウアを学校の外に連れてきて、予め呼び出してあった車に乗り込む。


それからしばらくして駅に着くとツナクトノで入場して鉄道車両に乗り込んだ。


この駅は現在私たちが見るそれと同じものだが、100mはあろうかという高い位置にある。

それもそのはずで、この鉄道車両は地上を走るわけではないからだった。

形こそ現在の新幹線のような形をしているがレールのない空中を高速で走るムー文明らしい乗り物だった。

この見えないレールは、ムー大陸を縦横無尽に張り巡らされており、あらゆる地域をつないでいた。


この乗り物、「キケロント」に、ロウアは行き先も知らされず乗せられた。


無理矢理とはいえ、ロウアがキケロントに乗ったのは初めてだった。

それほど遠出をすることもなかったからだ。


「は、速いっ!」


ロウアはその速度に驚いた。

首都ラ・ムーがあっという間に後ろに流れて行ってしまう。

障害物のない空中を走るキケロントは、現在の速度で言えば時速800Kmぐらいで走る。

窓から見える風景は我々が新幹線などから見える景色とはかなり異なっている。


(この速度でどうしてGがかからないのかなぁ…。)


(G?)


(重力だよ。)


(あぁ、進む方向とは逆に重力が働いているからな。)


(何っ?!逆に重力が働いているの?!この車両内だけ?!すごいっ!)


(楽しそうだな…。)


魂のロウアがそう思ったように、アマミルもロウアの楽しそうな顔を見て話しかけた。


「ロウア君、嬉しそうね。」


「えぇ、初めて乗ったので。」


「えっ?キケロントに乗ったのは初めて?!珍しい子ね…。」


ロウアはしまったと思った。

キケロントは交通手段としてタクシーのような車と同じぐらいなじみのある乗り物である。

現在の人間が車や電車に乗ったことがないと言っているようなものだった。


「あ、えっと…。こ、このコースは初めてという意味です…。」


「なるほどね。それにしては子どもみたいに嬉しそうよ。キケロントが大好きなのね。」


「そ、そうですね…。あはは…。」


アマミルに言われるまでもなく、ロウアは子どものように嬉しく仕方ない。

ロウアは窓の外を眺めたり、車両を移動したり、しばらく楽しんでいたが椅子に戻るとその椅子の柔らかさと遊び疲れから、いつの間にか眠っていた。

しばらくしてから目が覚めると風景が自然に囲まれていて、首都からかなり離れている事に気づいた。


「ア、アマミル先輩…?」


「なぁに?おはよう、ロウア君。」


外は真っ暗になっていて、おはようの時間ではない。


「お、おはようございます…。と言いますか…。」


「お金は心配しないで。私がおごるから。」


「い、いや、そうではなくて、すでに日が暮れているのですが…。」


「そうね。明日の昼には着くかしら。

キケロントって到着の時間を調整しながら走っているのよね。

さっき調べたけど、明日の朝が到着時間みたい。

それでね、到着したら車で移動するの。」


「で、ですから、どこに行くんですか?」


「メメルトの家よ。」


「なっ!メメルトさんって、この前の不思議事件簿の方ですよね?

家ってどこにあるんですか?」


「ムーの南東部よ。あ、ここね。」


アマミルがすました顔でツナクトノで地図を広げて、ここだと指を指した。

それはとんでもない場所で、ムー大陸の"最南東"だった。

地図には、マウア地方と書いてあって、目的地を示す丸い点がモウイ村というところで光っていた。


「仕方ないわね。時間も掛かるから膝枕してあげるわよ。

さっきまで私の肩にもたれかかっていたんだから、膝ぐらい許してあげる。」


「そうですかって…、何を言っているんですかっ!

というか、すいませんでした…。」


「バカね、冗談よっ!」


ロウアはアマミルが無邪気に笑ったので怒る気が無くなってしまった。


「…全く、強引なんだから…。。

明日が休みだから、この機会を狙っていましたね…。」


アマミルはふ~んといった顔をして、ニコッとした。

ロウアは相変わらずアマミルのペースにのせられてしまっている。


夜も大分更けてしまっていた。

学生身分ではベット付きの車両には乗り込めるお金もないため、二人はそれぞれ椅子を目一杯使って一晩を過ごした。

幸い乗車客は少なかった。


そして日が開けた。

二人とも椅子に寝ていたので身体中が痛くなっていた。


「痛たタタ…。」


「さすがに辛いわね…。」


目的の駅に到着すると、アマミルは車を呼び出した。

そして、さらに数時間車に乗って移動する事になる。


「と、遠いですね…。」


「そうね…、ここまでとは思っていなかったわ…。

さっきの駅に周りは何もなかったし…。

お、お腹が空いたわ…。」


「そうですね…。」


車がトンネルを抜けると、またもなだらかな道が続き、徐々に海が見えてきた。

そして、ロウアは見たことのある人の頭の形をした石像群が並んでいることに気づいた。


「あ、あれは…モ、モアイ像…?!

だけど、モアイ像ってこんなに大きいの?!」


そこには、まさにあの縦長の顔をした石像が並んでいる。

21世紀では見たこともない身体もあり、目も付いていて、とても全身が綺麗な模様をしており、様々な装飾が施されていていた。

私たちが現在見るような黒い石像ではなかった。

また、その高さは人間の10倍はあろうかという高さだった。


それらを機械を使って削っている人達もいた。


「なぁに?もあいって?」


「え、えっと…、こ、この像は…?」


「これは、ラ・ムー様を讃えるための石像よ?

あれ、首都にもあるはずだけど…。

気づかなかった?

あとは、大陸を超えた先の植民地にもあるらしいわね。」


(何だ?これもお前の時代にあるのか?)


(う、うん、あまりにも奇妙で不思議な石像としてね…。

モアイ像って呼ばれている。

これって、ムーが起源だったのか…。)


現在の私たちが知っているモアイ像のあるイースター島は、ムー大陸が海に沈む際に残ったマウイ地方の一部である。

ムー大陸が死んだ後は、ポリネシア人が移住するまでは絶海の孤島だった。


ムーの時代では、ここの住人達は石を山などから切り出して、装飾してラ・ムーを讃える石像として様々な場所に送る仕事を生業にしていた。


これらの石像は、ムーが沈む際に数十体を残して海に沈んで消え去ったが、後に移住してきた人類によって引き継がれることになる。

だが、その姿はムー時代の者とは比べもにもならないぐらい貧相な石像となった。

つまり、私たちが現在確認出来るモアイ像は、後の人々が真似た"まがい物"である。


ロウア達は作業員達を見ながら地図に載っている家に向かった。


「えっと、ここかしら。」


その家はロウア達、首都ラ・ムーに住む者達の家とは異なり、貧相な家だった。

この家から、この地方の生活の苦労がうかがい知れた。


…トントン


ロウア達の家とは異なり、電子的な扉ではない。

アマミルは、私たちと同じように扉をたたき、住民を呼び出そうとした。


すると中から初老の女性が現れた。


「あ、あら…、ど、どなた…?

…あなた達が来ている服…ナーガル校の制服ね…。」


そう言うと、その女性は悲しそうな目をした。

ロウアは自分達の姿を見て、自分の娘を思い出しているのだろうと思った。


「こ、こんにちは…。私はアマミルと申します。」


「私はロウアと申します。」


「こんにちは。

とても丁寧な挨拶ね。

それに随分遠いところから来たのね…。」


「あ、あの…わ、私は…。」


アマミルは説明を始めようとしたが、その女性は話を止めた。


「まぁまぁ、ここでは何ですから。」


そう言うと二人を中に入れて椅子に座らせた。


同じテーブルにはいかにも力仕事をしているといった筋肉もりもりの男性がすでに座っていた。

今日はたまたま非番だったというその男性は、その筋肉とは正反対な笑顔で二人を迎えてくれた。

二人はその男性がメメルトの父親だと分かった。


「遠いところを…、どうぞどうぞ。」


「ありがとうございます。」

「あ、ありがとうございます。」


部屋は首都に住むロウア達の家とは異なり、とてもみすぼらしい。

現在の日本からすると数十年経過したアパートといったところだろうか。

だから、ロウアは、21世紀に自分が住んでいたぼろアパートを思い出していた。


(何だか懐かしい…。)


(この家がか?)


(うん、形は全然違うけど、何だろう。懐かしさを感じるんだよね。)


(ふーん…、お前…、貧乏だったんだな…。)


(ま、また否定出来ない…。)


女性はお茶とお茶菓子を二人に持ってきてくれた。


「どうぞ、お召し上がりください。」


「ありがとうございます。どうぞお気を使わずに。」

「ありがとうございます。」


メメルトの両親は、このナーガル校の生徒達が何しに来たのかを分かっているようだった。

だが、自分の娘の事を聞くのが恐ろしいと感じていた。

それとは相反するように娘の事を聞きたいとも思っていた。

だから、どうしても話始めることが出来ず黙っていた。


そんな二人のためにアマミルは説明を始めた。


自分は二人の娘であるメメルトと同じ寮の部屋だったことを。

娘さんを助けることが出来なかったことを。


女性は涙を流しながら聞いていた。

男性は目をつむって上を向いて涙が流れないようにしているように見えた。


「そうですか…。

ご迷惑をおかけしましたね…。」


メメルトの母親はアマミルに優しく声をかけてくれた。


「い、いえ、そんなことは…。

私は、一番近くにいたのに何も…出来ず…、申し訳…ございません…でした。

うぅぅ…。」


その優しさがアマミルの柔らかくなっている心に直接響いて、感極まってしまった。

ロウアはアマミルが涙ながらに話していているが、どうにも出来なくてもどかしかった。


沈黙がしばらく続いた後、アマミルは一旦、ロウアを連れて外に出た。


「…どうされたんですか?」


「ロウア君、お願いがあるの…。」


「えっ?どんな?」


「アルちゃんとシアムちゃんに聞いたわ。

君の魔法で亡くなった人とお話しできるんだって。」


(彼奴らバラしやがったな、ほらな、口が軽いだろ?)


「なっ!ということは僕が未来から来たことも?!」


「未来?何のこと?

えっ?君?未来から来たの?

そんなわけ無いか。」


(しまった。そこはバラしていなかった。)


(ぷぷぷ、自分からバラしているじゃないか。)


「あ、あは、あはは…。」


「それで…、出来る?」


「…出来ますが…、メメルトさんがここにいないです…。」


「そう…、そうなのね…。」


(おい、イケガミ。俺が呼んできてやるよ。)


(えっ、そんなこと出来るの?)


(天国ってところもそうだけど、色んなところに移動できるのが分かってきた。

なんつーか、この前は空飛んだりしたけど、思ったら一瞬で移動できるわけよ。

便利なんだな、霊体って。)


(そ、そうなの?

どおりでこの頃いないことが多いと思った。)


(んで、どうすんだよ。)


(うん、お願いするよ。)


(じゃあ、ちょっと待ってな。)


そう言うと、魂のロウアは一瞬で消えてしまった。


「どうしたの?」


「えっと…、出来るかもしれないです。少し待ってください。」


「そうなのねっ!」


すると、早くも魂のロウアが戻ってくる。


(連れてきたぜ?)


(早いね…。)


(言っただろ?一瞬だって。)


どや顔で話す魂のロウアの後ろに小さな女性が立っている。

あのメメルトだった。


(こんにちは。メメルトさん。)


ロウアはその照れている女性に心の声で挨拶して緊張を解こうとした。


(こ、こんにちは…。

この前はどうもありがとうございました。

貴方様のお陰で何とか天国に帰ることが出来ました。)


(いえいえ、すいません。突然、呼び出したりして。)


(メメルトさん…、えっと、ここはご存じだと思うのですが…。)


(はい、ロウアさんに聞きました。

本当にお父さんとお母さんとお話しできるのでしょうか?)


(はい、ちょっとの間だけ。

永遠ではありません。

それはやってはいけないことなので…。)


(えぇ、十分です。ありがとうございます。)


ロウアを見て嬉しそうなメメルトは、この前まで悲しみに包まれてロネントに取り憑いていた女の子ではなかった。

ロウアはこんなに可愛らしい人だったとは思わなかったので少し驚いた。


「…アマミル先輩、メメルトさんがここに来ました。」


そして、アマミルに準備が整ったことを伝えた。


「えっ!そ、そうなの?!」


二人は再びメメルトの家に入り、話始めた。


「お二人とも、どうされたんですか?」


「あの…、これから起こることは絶対に他の人に言わないで下さい…。」


「は、はい?」

「???」


ロウアは前置きを二人にしたが、メメルトの両親はロウアが何を言っているのか理解できない。

ロウアは両手を使い静かにコトダマを切った。


<<つながりを強くするコトダマ ワ・キ・ヘ・キ・ミル>>


メメルトの両親は、みるみるうちに驚きの表情へと変わっていった。

あの日、首都に行く祝賀会の格好で娘が見え始めたからだった。


「あぁ、あぁ、メメルトッ!!!」

「メ、メメルトッ!!!お、お前っ、ど、どうして…。」


二人は、懐かしい娘の姿に驚き、そして泣き崩れてしまった。

アマミルも親子の再開を見て涙を流している。

ロウアはその光景を見て、もらい泣きをしていた。


「お父さん…、お母さん…。わ、私…。」


「う、何てこと、何てこと…。」

「うぅぅ…。」


初老の男性と女性は、何も言えなくなってしまった。


「ごめんなさい、お父さん、お母さん。

二人に頂いた命を粗末にしてしまって…。」


「良いんだよ。良いんだよ。メメルト…、メメルト…。」


「お母さん…、ありがとう…。うぅぅ…。」


「メメルト、辛かったんだな…。お前は頑張ったんだ。」


「お父さん…。お父さん…。」


「あぁ、メメルト…。」


メメルトの父親は、娘にそうしていたように頭をなでようとしたが手がすり抜けてしまい、悲しい現実に引き戻された。

だが、娘は父親を抱きしめようとし、母親は二人を抱きしめようとした。


しばらくしてメメルトの母親が娘に話しかけた。


「メ、メメルト…、このままずっといられないのかい?」


「お母さん、それは出来ないの…。天国に帰らなくちゃ…。」


「……うぅぅ。」


それはとても悲しい現実だった。

だが、二人ともこのままでいたかったが、ずっと続いてはいけないとも思っていた。


そして、ロウアは辛い一言を告げねばならなかった。


「…もうすぐ効果が消えます。」


すると、メメルトは涙を拭いて最後の挨拶をした。


「お父さん、お母さん、私を育ててくれてありがとうございました…。

でも本当にごめんなさい。

私、もっと早く帰って来れば良かったね…。うぅぅ…。」


「メメルト…。あぁ…。」

「良いんだ、良いんだ…。お前は私たちの誇りなんだ…。」


「また、生まれ変わったら私のお父さんとお母さんになって下さい…。うぅぅ…。」


「うんうん…。」

「お前はいつでも私たちの娘だ…。」


メメルト涙を流しながらも両親の方を向いて力強く話した。


「さ、さようなら…。

ありがとう、ありがとう、お母さんっ!お父さんっ!

アマミルもありがとね…。」


その笑顔は両親が見た子どもの頃の娘の笑顔だった。


「メメルトッ!」

「メメルトッ!」

「…うぅぅ…、メメルト…。」


彼らに掛かったコトダマの力が解け、やがてメメルトの姿は消えていった。

そこには涙に包まれたメメルトの両親とアマミルが残った。


彼らからは消えたように見えたメメルトだったが、ロウアに最後のお礼を心の声で伝えた。


(ありがとうございました。えっと…。)


(あぁ、僕の名前は…イケガミだよ。)


(イケガミ様…。

まさかお父さんとお母さんとお話しが出来たなんて…。

嬉しかったです。)


(う、うん。だけど、この話は天国でも広めないでね…。

あと"様"って言うのは無し…。何か恥ずかしくて…。)


(はい、分かりました。

ありがとうございました、イケガミ様。

ありがとうございました。

ありがとうございました。)


そう言いながらメメルトは天国へと旅立っていった。


(いや、だから"様"は止めて欲しいんだけど…。

呼称のお願いは誰も聞いてくれない…。)


すると、突然メメルトの両親がロウアの両手を握った。


「ありがとうございましたっ!神官様っ!」

「あぁ、そうでしたか、ラ・ムー様の神官様でしたのね。あなたとラ・ムー様に感謝いたします。」


二人は感謝の言葉を連ねて、両手を合わせて拝んでいる。


「い、いや、あの私は神官ではありませんので…。

アマミル先輩も何か言って下さい…。」


「……。」


「アマミル先輩?」


「え、えぇ…。」


アマミルは、このロウアの底知れない力を感じて、もしかしたら自分が彼の自由を奪ってはいけないのではないかと思い始めていた。


「神官様、是非、本日はお泊まり下さい!」

「えぇ、そうですね!」


「あ、え?そ、その…。」


ロウアはアマミルを見てどうするか判断を委ねた。


「す、すいません。泊まることはちょっと…。」


…グ~~ッ、ギュルギュル


アマミルは丁寧に断りを入れたが、安心したせいかお腹が思いっきりなってしまった。


「あっ…。」


アマミルは顔を赤らめて下を向いてしまう。


「そうですね、そんな時間でしたものね!今、お昼の食事を準備いたしますので。」


恥ずかしくなって何も言えなくなった二人は、少し遅いお昼ご飯を頂くことにした。


「あ、ありがとうございます。

それと初めに話しましたが、このことはどうかご内密に…。」


「はい、もちろんです、神官様っ!」


「あ、あと神官というのも…、違いますので…。」


こうしてロウアとアマミルの小旅行は終わった。


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