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妄想はいにしえの彼方から。  作者: 大嶋コウジ
カフテネ・ミル
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未来が入れ替わりました~っ?

 それからは、シアムがロウアに絡んでくることが多くなった。


「イケカミ兄さんは、未来で何をやっていたの?」

「小さい頃はどんな子どもだったの?」

「か、か、か、彼女って、い、いたの?か、にゃぁ……」


 ロウアが池上だった時代について興味津々といった様子で、ロウアは少し閉口していた。


(シアムの奴、お前に惚れたな……)


 魂のロウアはシアムがロウアに惚れたと言ったので彼は驚いてしまった。


(えぇっ?)


(まあ、いっか)


(いっかって……、なんだよ……)


(俺に惚れたような……


===== ピ~ッ、ガラガラ…… =====

===== ピ~ッ、ガラガラ…… =====

===== ピンポンパンポ~ンッ! =====

===== 未来が入れ替わりました~っ?=====


「また君か……」


= またってなんだよ~ =

= ちゃんと、アーカちゃんって呼んでよね~ =


「ア、アーカちゃん……。え、え~っと……、今回も何か変わったのかな……?」


 ロウアはアーカちゃんと呼んだが、何故か少し恥ずかしかった。


= そうそうっ! =

= それなんだけど、未来が変わってないんだよねぇ…… =


「う、う~ん?」


= シアムって子は、将来、君のお兄さんである、カウラと結婚する予定なんだけど =


「そ、そうなの?」


= この時代の君と未来から来た君、好きになったのはどっちも君だから変わらないのかな? =

= なんだこれっ!変なのっ! =

= アハハハッ、笑っちゃうねっ! =


「い、いや……」


= こんな大事件だから何変わると思ったんだけどなぁ =

= まあ、いいか、んじゃ、またね~っ! =


「お、お~い……」


-----


 ……ってことになるんだけど、実感がわからんしな。

ん?どうした?まさかまたアーカとか言う奴か?)


 ロウアがまたきょっとんとした顔をしていたので、魂のロウアは例の青髪の女の子が出てきたのだと察した。


(うん……。だけど何も未来は変わらなかったって)


(はぁ?そうなのか。何か未来が変わると出てくる奴なのかと思ったんだが)


(僕もそう思っていたけど……。今回は今まで以上によく分からなかった……)


2022/10/20 文体の訂正

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