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妄想はいにしえの彼方から。  作者: 大嶋コウジ
転生 -いにしえの大陸 ムー-
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キルクモ日記

 あぁ、何てことだ。

 ロウア君の試験をロネントに採点させて、その結果に愕然としてしまった。

 記憶を失うとはこんなにも大変なのか。


 この判断はそのまま学年主任ロネントに報告されるので誤魔化しようが無くなってしまった。

 20歳のクラスから、10歳のクラスに落ちるなんて前代未聞の事だろう。


 しかし、今日の試験はいつ決まったのか。

 病院からの情報を学校が受けた結果、こうなったとは思う。

 だが、主任ロネントの判断は冷たくて私は嫌いだ。

 もう少し余裕を持たせてから判断すれば良いのだ。

 こんな事を言ってもロネント相手では、らちが明かないのがもどかしい。


 この前会った時は、顔は元気だったが右腕を失っており痛ましい姿だった。

 彼のこれからの苦労を思うと心苦しいし、彼の所属することになる10歳クラスの担任は先生の間でも評判の悪いタツトヨ先生だ。


 直接生徒と関わり合うところは人間様の出番だ。

 彼を何とか励ましてあげようと思う。


2022/10/08 文体の訂正

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