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妄想はいにしえの彼方から。  作者: 大嶋コウジ
幻化体
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キルクモ日記その6

今日、ロウア君達がついにイツキナ君の寮に訪れたようだ。

寮の管理ロネントから承認の依頼が私の方にあった。


全身ロネントの第一号であるイツキナ君の入学は、学校で随分もめたのを覚えている。

なかなか学校が通学を認めないから、カウラさんという科学者がすごい勢いで学校に迫ってきたのを覚えている。

この人は、私と同じぐらいの年齢だろうか?

神官組織、直属の科学者の言葉だからむげに出来ず、困ったのを覚えている。


さすがにこんな事案はロネントには任せられない。

取りあえず、面談する事になり、私も同席したが、ロネントの精巧さに驚いたのを覚えている。

ロネントの後ろには、大会で活躍していたイツキナ君もいて痛々しかった。

面談の結果、問題ないだろうと判断になって、彼女の通学を許した。


そういえば、面接室の入り口にはアマミルという生徒もいたな。


今では、この二人はご迷惑少女組と呼ばれるようになった。

元気に活躍するのは結構だが、どちらかというと嫌われているような気がする。

まあ、そこは良しとするか。


精巧という意味では、シイリというロウア君が連れてきたロネントもそうだった。

私が顔を近くで見ると照れるのも同じだった。

そうか、ロネントが照れるのを見るのは、二度目だったんだな。

違うか、片方は人間が動かしているのか。

シイリというロネントも?まさかね。


よくよく聞くと、カウラさんとロウア君が兄弟だというのだから、合点がいく。

あの二人はロネントの第一人者と言ったところかか。


ご迷惑少女組とロウア君がつながって、カウラさんとも関係していた。

何だろう、ロウア君を中心にして何かが動いているように感じる。

私の考えすぎだろうか。


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