チートアクセ2
「っな、な、なっなんだこれ!?!?!?!?!?」
白目をむいて固まったセオの目の前には
【神の祝福・耳】
全パラメータ+200up
対魔族特攻
アンデッド・魔族に対する物理・魔法ダメージ20%up
天族に対する物理・魔法ダメージ30%down
チートアクセである。それは間違いないのだがこれを付けた場合神様に迎撃できなくなる。
「ううむ…迷うところだな…」
セオはあごに手を当ててうなる
「ん、まぁ、いつも来るわけじゃないし?来たら逃げればいいわけだし?うんうん」
自分に言い聞かせるように言い訳をした後、手を素早く動かして装備する
神の祝福は金色のチェーン部分と白くて少し光っている石がついたものだ。
今の俺の格好は上が黒いピタッとしたインナーのようなものに、丈が長くて前が腰のあたりで分かれているロングコートのようなもの。
下が袴のようなもので裾がギザギザしている、そして左耳に白いアクセだ。
そう、結論から言うと全体的に黒いのだ。
「おれ、このまま家帰っていいのかなぁ…」
まあほかに着る服(能力値重視)もないしな…
まあいいや、帰るか。
森の端まで来ていたのでそこからは歩いて衛兵の場所まで行った。
衛兵が俺の顔を見てさっと槍を立ててくれる。
全身真っ黒な俺の姿をみて少しびっくりした顔が見えた
セオは城に入り、長い廊下の赤いカーペットの上を歩きながらこれからのことを考えていた。
「ふぅ、まずはご飯食べたいなぁ…」
「今度はお風呂ではないんですか??」
「ぎゃああああああああああ」




