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魔剣使いの異世界遊戯譚  作者: ゆのよづ
転生
35/45

天界

これから天界のお話…かも??

閉じた瞼に突き刺さるような強い光が少し弱まってきたかと思ったかと少し目を開けて周りを見てみる。


「うっわ…」


だが、周りの景色にすぐ目を見張った


こんなきれいなとこ、見たことがない


セオは白を基調とした…というかあたり一面が白く、神殿のようなものが広がる神の世界に驚愕を隠せないでいた。


「お、わ、く、黒猫、ここ…」


「誰が黒猫じゃ」


ずっと黒猫は頭の中にしゃべりかけてきていたので突如鼓膜を震わせる音に反応が遅れてしまった



セオは動きを一瞬止めギギギ…と音がしそうなほどかくかくと左下を向いた


セオはそこにいるのが黒猫ではないことに驚く


「ひっ」


それにいたのは


「し、白猫だったのか??」


中学三年生くらいの白髪猫っ毛ロングに大きなつり目白い肌とうすいピンク色の唇の、女の子。


女の子だった。



「失礼な、私はれっきとした天族じゃ」


ううううん、わけわかんないけど神様ならみんな美形だよねううん、


「そ、それでさ、天界に来たはいいけど何するんだよ」

「決めておらん」


即答かよ。

セオは大きくため息をつきうなだれる


対して猫娘は白い猫っ毛をくるくるして考えている様子だ

「なぁねこむすm」

「誰が猫娘じゃ!!」


いやまだ言い切ってないし

キシャー!!と言ってそうなほど猫だ。

うん。もう言ってるかも



「なぁ、お前名前は」



そう尋ねると猫娘は目を丸くして驚いたように俺を見た

ええ、なんか驚くようなことか…?


そしてさっきのように指先に髪を絡ませ目を伏せて考え込む様子を見せた



えええええー、名前聞いたら悩まれたんだけどー…


え、まさか名前聞いちゃダメとかあるとこなの、え俺知らないよ?汗


「シ…ナ」

「え?」


聞き取れなかった、なんていったのだろう

わからなくて身を乗り出す


「シーナ!!シーナ!」


猫娘…もといシーナは白い頬を高揚とさせながら服をぎゅっとつかみ目をすっごいそらしながら名前を教えてくれた。


…かわいい。


妹にしたい。撫でたい。おにいちゃんってよばせt


「…はっ!!」


危ない、思考回路が危ないそれになるところだった


「シーナ?」

名前を呼ぶと少しびくっとして

「ほ、ほんとはシアナじゃ、だ、だがみんなシーナと、よぶから…」




俺は無言で鼻を抑えた。


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