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魔剣使いの異世界遊戯譚  作者: ゆのよづ
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魔術の使用方法①



「貴様は見ている限りでは力を入れて力を入れて力をいれて!!やっているようだが……」


めっちゃ強調するな力入れてますけどなんなんですか


「逆じゃ、浮かぶのは力を抜くのじゃ魔力を体全体に行き渡らせて風の魔素に変換するだけじゃ」




……


「めっちゃむずいじゃないですか」



「……やれるだろう、こんなことも出来ないようでは先が思いやられるわい」




心底呆れたというようにジト目出みてくる魔王様に内心諦め半分やってみる



体全体に行き渡らせて……薄く伸ばすような感じ……これで、風のマソに……って、




「マソってなに?」



……

「はぁ!?魔素を知らずになぜ魔法が使えるのじゃ!あぁ!元素魔法はまだ使ったことがないのか!そうか!!」



なんで怒ってんだコイツ

ファイア……とか、あるけど



「こういうものじゃよ!!」



やけっぱちで魔王様は右手を開いた



ボワッ



魔王様の手の中で弾けたのは緑色のモヤモヤとしたものだった小さいけれどものすごく力を感じる




「それ、が、マソ?」



「そうだ、これを作るのじゃ」



あーつかれた、といってまた木の上に寝転び始めた




「これなら……」




まず魔力を広げて……風の魔素に……



「ふぅ……」



息を抜いて浮かび上がるイメージ……


「おおお!出来るではないか!それが出来ればあとは想像の力で何にでもできる、ほれ、洞窟まで飛んでみろ!」



前に前に……こうだ!




「うおおおおおおお!!!飛べる!」



木を避けながら数秒のうちにあれだけ遠かった洞窟に着いた




「サタンありがとー!!!」


空を飛ぶという人類の夢を叶えてくれたサタンに感極まって抱きついてしまう




「うっうわぁぁぁぁ!!!なにするのじゃ!!はなっ、はなれろ!!」



どがっ




「うぐっ!……あ、あははは……」





まあ殴られて飛ばされてますけど、これからが、修行なんだ、




「で、これからもご教授宜しく御願いしまっす!」



「任せろ」



自信満々に言ってくれるサタンはつぎに魔力の制御を教えてくれるらしい





「貴様は魔力を垂れ流すのをやめない限り強くなれん」





きっぱりと断言していますがまずその意味がわからないんですよ





「垂れ流すってどういうことなんだよ」




「制御できてないと言っておるのじゃ、気が緩みすぎておる、緊張感というものが無いのじゃな」





……緊張感……





「腹の下の方に力を入れておけ、集中すれば魔力の流れが見えるじゃろう?それを辿ると魔力の源が見えるはずじゃ、形はなんでもいい、魔力を貯められるものを想像しろ、」



貯められるもの……壺とかが手頃かな





「想像したら……そう、出来るではないか!これで貯められているはずじゃ、格段に品格が違うぞ!」





褒められて悪い気はしない、たしかに……体があったかい



「……次はなぁ……」


「錬金!だろ?」



聞きたかった、魔術の作り方、ものの作り方!

錬金。




「あぁ、まずは自分で魔力を練る事を覚えなければな」





「魔力を貯めて、そこから使っているばっかりではなくなる一方じゃ、魔力を作るのは心臓じゃ」



心臓……?




「そうじゃなぁ……血液と同じじゃ、心臓の鼓動で血液が流れる、魔力も共に流れるし錬成されるのじゃ、」



「ただ、普通にしているだけでは魔力と言える程もないものしか流れていない、魔力の錬成は魔力を少し燃やして心臓で、作るのじゃ」



「む、ずいなぁ……」


「やってみろ」



やってみろったってなぁ



心臓から流れ出る微弱の魔力を、燃やす






ボワッ







「っはっ!!!!!!!」





体が燃えている……そう感じるほどに体が熱くて……内側から燃えて尽きてしまいそうな……




「あ……あ……あ……」

「おい!!セオ!!……っ!魔力よ……静まれ!」




「……っぁ」




熱くて仕方なかったはずなのに魔力がいっきに静かな川の流れみたいになって……疲れた





「貴様……才能はある、ただ器が小さすぎる器が大きければその魔力を持て余すことはなくなるのだろうがな」




サタンは俺の首の刻印から治癒魔法を、かけながら悔しそうに言った





「……はぁ、錬成方法は、わかっ……た、から、」



サタンの魔力でだいぶ回復する、落ち着く魔力だ……






「まずはレーヴァテインを出してみろ」



そう言えばサタンがくれてすぐに消えてしまったのだ





「出してみろったって、すぐに消えちゃったじゃないか」




出しようもない





「はぁ、異空間の使い方もわからんのか?」




「い、異空間」



ゲームでいう持ち物ポケットのようなものか、




「欲しいものを想像しながら魔力で引っこ抜けば手の中にあるいずれは目をつむらないでもできるようになるだろう、魔力を使うのにいちいち目をつむっていては戦場では命取りだ」




今はまだ、無理だけど、レーヴァテインの細部まで想像して魔力で包む、そしてこちらへたぐり寄せるように……





キィィィィィイン!




「おっ……」




「ふむ、教えればできるな、まだまだあるがな……」







錬金のことがまだ聞いてないぞ……??














「それで錬金!!!!」



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