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灼熱無双のフレイムハート~創世の獣と聖樹の物語~  作者: 秋津呉羽
七章 星誕祭~無限を冠する女王と浮遊大陸エア・クリア~
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七章時点の登場人物まとめ~学院関係者&卒業生~

 ■エミリー・ウォルビル 

 種族 シルフェリス 所持神装<グロリアス> 杖型

 職業 フェイムダルト神装学院の教員&S級冒険者

 

 桃色の髪に、優しいブラウンの瞳を持つ母性に溢れた女性。

 ラルフとティアの担当教員であり、周囲から蔑視を向けられることが多い二人を守るとともに、導いてゆく頼りになる先生。

 実は冒険者としては最上格であるS級冒険者の称号を持つ生ける伝説。無限の近い霊力と三重輪唱を使いこなすことで、数人で詠唱しなければ発動しない中級霊術をたった一人で発動させることが可能である。さらに、この世界で二人しか使い手のいない、言葉の意味を具現化させる特異霊術『攻性言語』も使いこなすことができる。

 戦力だけで語るなら彼女個人だけで、霊術師一個大隊に匹敵する。

 その正体は人為的に無限の霊力を操ることができるインフィニティーを作り出す計画――人造インフィニティー計画によって生み出された人造兵器『エミリー・ウォルビル』。だが、ゴルド・ティファートによってその計画は打ち砕かれ、彼の保護の元、少しずつ感情と常識を手に入れ、今の彼女ができあがったという経歴がある。

 学院生時代、ゴルド・ティファート、フェリオ・クロフォード、レッカ・ロード、エクセナ・フィオ・ミリオラの四名とリンク「ファンタズム・シーカーズ」を設立しており、今も仲が良い。

 特に、ラルフの父であるゴルド・ティファートに対しては並々ならぬ愛情を抱いており、彼が結婚しているのを理解しても未だに愛情を捨てきれずにいる。レッカ曰く、「重い女」だとか。

 ……と、ここまで書くと完璧超人に聞こえるが、酒好きな割に弱く、絡み上戸というめんどくさい欠点も持っており、酔った彼女には近づかない方が賢明である。


 ■ゴルド・ティファート

 種族 ヒューマニス 所持神装???

 職業 ファンタズ・アル・シエルのS級冒険者 & ラルフの父親


 漆黒の髪と真紅の瞳を持つラルフの父親であり、同時に世界有数の冒険者。

 性格は豪放磊落という言葉が似合い、小さいことは気にせず、大抵のことは笑い飛ばす。

 ただ、息子であるラルフのことは本当に大切に思っており、陰ながら息子の活躍を見守っている。

 最も劣った種族と言われるヒューマニスであるにもかかわらず、その実力は本物であり、過去、フェリオ・クロフォードとともに大型終世獣『ヤマタ』を丸一日釘付けにしたという偉業を成し遂げている。

 その強さの源は、意図的に自己の限界を超える「気力法」と呼ばれる技術によるところが大きく、神装を発現した上で気力法を用いたゴルドは、残像すらも置き去りにする速度で駆け、その拳は大地を割ると言われている。事実、学院を卒業後に彼とタイマンをして勝利できた人物は、フェリオ・クロフォードと、レッカ・ロードのみである。

 また、さらにその上――魂の限界を超える「烈魂法」をも習得しており、これを使用したゴルドの強さは人という枠を超える。しかし、色々と制限も多いらしくめったに使わないらしい。

 エミリー・ウォルビル、フェリオ・クロフォード、レッカ・ロード、エクセナ・フィオ・ミリオラとは昔馴染みで仲が良い。特にフェリオとは助け助けられの関係を築いている。

 

■フェリオ・クロフォード

 種族 ビースティス 所持神装 <雪桜> 大刀型

 職業 ビースティス九血族連合のトップ&レオニス血族族長&アレットの父親&S級冒険者

 

 剣豪と呼ばれる程の実力を持つ男性であり、アレット・クロフォードの父親。

 清潔感があり穏やかで紳士的、そのくせ、隠しきれない野性味のような大人の色香が匂い立つ生粋のイケメン。彼が微笑むだけで大抵の女性はクラッときてしまう。過去、彼が学院でスピーチを行った際は、ビースティス大使館は詰めかけた女学院生で凄い騒ぎになった。

 ビースティス・レオニス血族族長であり、さらに主要血族の連合である『九血族連合』のトップに立っている――つまり、ビースティスで最も偉い人物なので非常に忙しく、国の内外を問わずに飛び回っている。

 S級冒険者に数えられるほど強く、イケメンで、性格も良く、家柄も最上級、しかもビースティスのトップということもあって、国内での人気は絶大なものがある。現在のビースティスの治世が盤石なのは彼の功績が大きい。

 ただ、その人となりは、ゴルドと同様に娘と妻のことを心の底から愛しており、二人の幸せのために頑張るパパさん。特に一人娘であるアレットは目に入れても痛くないほど愛している。

 最近は、娘が親友の息子であるラルフに対して好意を抱いていることを察しており、「どこの馬の骨ならともかく、ラルフ君なら娘を幸せにしてくれるだろう」と内心ほっとしている。

 使用神装は<雪桜>。霊力を暴走寸前まで神装に収束させ、解放と同時に神速の一閃を叩き込む奥義「紫電」は、一度発動すれば回避不可と言われており、ゴルド、レッカですらも白旗を上げる。現在は冒険者からは遠のいているが、レオニス血族族長をする前は、ゴルドとレッカとともに幾つかの未踏地域を制覇している。


■レオナ・クロフォード

 種族 ビースティス 所持神装 なし

 職業 フェイムダルトビースティス全権大使 & 喫茶店『ディープフォレスト』の店長 & アレットの母親

 

 蒼銀の髪と緑色の瞳を持つ妙齢の美女。

 アレットの母親なので、結構歳は行っているはずなのだが、隣に並んでも姉妹にしか見えないほどに驚異の若々しさ。

 全権大使を任される程に優秀な女性ではあるのだが、本気を出すことが滅多にないため、彼女の部下は毎日ひーひー言いながら仕事をこなしているとか。

 なお、夫婦仲は円満である様子。

 最近、娘であるアレットがラルフに入れ込んでいるのを察してはいるものの、同じくティアやミリアの好意も理解しているので、傍観の立場に立っている。


■レッカ・ロード

 種族 ドミニオス 所持神装 ???

 職業 ドミニオス国王&S級冒険者

 

 凱覇王の二つ名を有するドミニオスの国王。

 前国王を殴り倒し、己の腕一つで国のトップに上り詰めただけあって、その実力はもはや人外。彼を止められるのは同じくS級冒険者の資格を持つゴルドとフェリオぐらいなものである。

 天上天下唯我独尊を地で行く男で、俺様がルールだと素で言い放ってしまうほど。だが、何だかんだで面倒見がよく、好き放題に暴れているにもかかわらず、不思議と人がついてくるカリスマを持っている。

 無類の女好きであり、夢は世界中の女を抱くことだと公言して憚らない。ただし、エミリーのような重すぎる女は除く。

 ゴルド、フェリオ、エミリー、エクセナとは学院生時代からの付き合いで、本人曰く腐れ縁。何だかんだ言いながらも、昔の縁は大切にしているらしく、今でも彼等とは頻繁に連絡を取り合っているようだ。


■エクセナ・フィオ・ミリオラ

 種族 マナマリオス 所持神装 ???

 職業 マナマリオス国立研究所研究員


 マナマリオス国立研究所に所属する研究員にして、人間嫌いの生粋の引きこもり。

 学院生時代にゴルド、フェリオ、レッカ、エミリーに強引に引っ張り込まれ、リンク「ファンタズム・シーカーズ」を設立し、共に活動を行っていたこともあって、この四名とは例外的に仲が良い。

 特に同じ女性という事もあってエミリーとは大親友であり、自分が発明した遠距離連絡装置で頻繁に連絡を取り合っていた。

 学院を卒業して研究員になってからは、過去に起こった人造インフィニティー計画の悲劇を二度と起こさないために、神装、魂、肉体の三位一体の研究していた。その研究成果が結実しそうになった所で、唐突に行方不明になっており、自宅からは致死量の血痕が見つかっていることもあって死亡扱いになっている。

 死亡に至る経緯が一切不明な上、その死体までもが消失しており、未だ謎が多い。

 だが、ラルフがエア・クリアに拘束された際に、チェリル・ミオ・レインフィールドの体を借りて表層に浮かび上がってきた人格が、彼女の性格と酷似していた。更に、彼女しか使えない特殊な霊具『スクロール』を使いこなしていたこともあって、チェリルと何かしら関係があるのではないかと疑われている。

 


■イスファ・ベルリ・グラハンエルク

 種族 マナマリオス 所持神装 ???

 職業 フェイムダルト神装学院・学院長

 

 フェイムダルト神装学院で最も偉い学院長。

 豊かなひげを蓄えた好々爺であり、何気にマナマリオスの全権大使も兼ねている。

 もう長いこと学院長をしているらしく、ゴルド達が学生だった頃からしているらしい。

 孫にセシリア・ベルリ・グラハンエルクがおり、互いの関係がどのようなものかは不明。


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