part5 愛人
少しだけセンシティブな表現があります。
-学校-
明日から待ちに待った夏休み。
私はあれからもずっと稼ぎ続け、金持ちのジジイに当たったり羽振りはいいがAVのみすぎで気色の悪い大学生…たくさんクソ客はいたが、無事性病にかかることもなく、2000万手に入れた。私はこれからが勝負だ。
私以外の生徒は容赦なく課題や部活に追われる者もいれば、課題をさっさと終わらせて夏を思い切り楽しむ者─────
色々なタイプに別れる。
でも私はそれに逆らう。計画を実行するのだ。
もう用意はできている。あとは颯人を家に招くだけ。
適当な理由で、颯人を新居に上げなければならない。
────誰にもバレずに、怪しまれずに。
時計を見ると、あと5分で終業式だ。
夢の2人きりの生活まであと少し、長い校長の話を乗り切らなければ。
-放課後-
やっと終わった。相変わらずクソ長い……
中身もない話を続けて、何が楽しいのやら
さて、帰る前に颯人のところに行きますか。
「颯人」
「なに?」
「明日さ、さっさと課題終わらせようよ」
明日颯人に予定がないのは確認済み
「あーいいね、予定もないしいいよー」
「おっけ、13時集合で」
「へい」
颯人はしばらく私の家に来ていない。
だから颯人はきっと私の家を聞いてくるはず。
だからその時に新居の住所を教える。
これでいけるはず。
私はご機嫌で家に帰った。
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-自宅-
帰ってきてすぐ、私はスマホを手に取った。
これは颯人の行動を監視するためではない。
ただ単にネットが好きなだけなのだ。
もちろん全部鍵垢だ。誰とも繋がってない。
ネタツイや芸能人の不祥事、イラストや動物の写真や動画が画面に溢れてくる。
こんな情報過多なインターネットが大好きだ。
まあ、颯人には負けるだろうけど。
スマホをぼーっと眺めていたらもう20時だ。
明日に備えてさっさとお風呂入ってご飯食べないと。
お風呂はめんどくさいからシャワーでぱっぱと済ませ、ご飯を食べて簡単に明日の準備をして寝た。
「はぁっ♡明日は楽しみだなぁ…♡♡♡」
リアルが多忙で中々更新出来ませんでした。すみません。
次回もお楽しみに。