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背景のある童話  作者: 愚者の下
3/3

オオカミ少年(悪いのは誰?)

こんにちは、愚者の下です。

童話を捻くれた視点で加筆したお話です。

興味があれば読んで下さいm(_ _)m


『※注意』

  文章で【】がある文が、基の童話に記載のない話です。

あるところに羊飼いの少年がいました。


【その少年の所に一人の男が来て、少年にある依頼をしました。】


【それは「報酬を出すから農民に向かって毎朝決まった時間に狼が来たと叫んでくれ」と言う内容でした。】


【その日から】

その少年はしょっちゅう、「助けてくれ!狼が来たぞ!」と土手から叫んでおりました。


農民たちは皆、走って駆け付けるものの、その度に少年の言ったことは嘘だったと知るのでした。


【少年は悪いと思いながらも、得られる報酬の良さにこの行為をやめる事が出来ませんでした。】


ある日

【の午後の事】

、狼

【の群れ】

が本当に現れ、少年は「助けてくれ!本当に狼

【の群れ】

が来たぞ!」と叫びましたが、もう彼を信じるものは誰もいませんでした。


【「今日は2回も嘘をつくのか。今度はずいぶん大袈裟だな?」と不思議そうな顔をしている農民も居ましたが、最終的にはいつもの嘘と判断して何もしませんでした。】


【それでも少年は、何とか農民の一人を連れてくる事が出来ました。】


【しかし、その時にはもう】

羊は全部狼に食べられてしまいました。


【落ち込む少年はさて置いて、連れてこられた農民は、急いで他の農民に応援を求めに行きました。】


【農民達はこれまで少年の嘘で狼を信じていなかった為、突然の狼の群れ襲来と言う事実にパニック状態となり、家の戸締りもせずに慌てて狼退治に取り掛かりました。】


【ようやく狼の対処が終わった農民達が家に帰り着いた時、彼らはさらに慌てる事になりました。】


【何故なら彼らの家は金品が荒らされていたのでした。】


【農民達は怒り狂って羊飼いの少年を問い詰めました。】


【少年は自分の無実を訴えましたが誰も信じてくれませんでした。】


【ここで初めて少年は、自分が取った行動を後悔するのでした。】







【その一方で少年に取引を持ちかけた男はこの様子をさも楽しそうに見ながら思いました。】


【「冷静に考えれば少年一人にこんな事は不可能だろうに…。余裕のない人間達の責任転嫁は滑稽だね。コイツらはただそれっぽい対象がいれば簡単に流れていくから扱いやすくて本当に楽だな。」】

読んで頂いてありがとうございます!

興味を持ってくれた方は、評価を貰えると嬉しいで。

※批判コメントは、豆腐メンタルなので申し訳ないですがスルーさせて頂きます。

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