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背景のある童話  作者: 愚者の下
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オオカミ少年(目的は明確に)

こんにちは、愚者の下です。

童話を捻くれた視点で加筆したお話です。

興味があれば読んで下さいm(_ _)m


『※注意』

  文章で【】がある文が、基の童話に記載のない話です。

あるところに羊飼いの少年がいました。


【その少年は、この村の危機管理の無さを憂いていました。】


【この村では事故が起きてからでなくては動かず、備えると言う事を重要視していなかったのです。】


【ならば日常的に事故を想定する事で、事故が起きた時にスムーズに動けるようになってもらおうと少年は考えました。】


【早速少年は行動に移しました。】


その少年はしょっちゅう、「助けてくれ!狼が来たぞ!」と土手から叫んでおりました。


【結果は少年の予想通り、】

農民たちは皆、

【何を持って行動すれば良いか分からず、慌てふためいていました。】


走って駆け付けるものの、

【狼の姿は見つからず、】

その度に少年の言ったことは嘘だったと知るのでした。


【それでも変化はありました。】


【少年の叫びに対して農民達は、捕縛の為の道具を準備して現場に速やかに到着する。】


【その流れが回数を重ねる毎に、とてもスムーズに出来るようになって行ったのです。】


【少年はその事に満足して、自分の行動が間違っていなかった事を実感していました。】


ある日、狼が本当に現れ、

【ついにこの時が来たかと思いました。】


少年は「助けてくれ!本当に狼が来たぞ!」と叫びましたが、

【様子がおかしい事に気付きました。】


【農民達が一向に姿を見せなかったからです。】


【そう、少年はやり過ぎたのです。】


【しかも少年は、自分の取った行動が訓練である事を誰にも伝えていなかったのでした。】


【その結果、】

もう彼を信じるものは誰もいませんでした。


羊は全部狼に食べられてしまいました。


【「こんなはずではなかった」と少年は酷く後悔することとなったのでした。】

読んで頂いてありがとうございます!

興味を持ってくれた方は、評価を貰えると嬉しいで。

※批判コメントは、豆腐メンタルなので申し訳ないですがスルーさせて頂きます。

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