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第6話:就寝


***


「……これでよしっと。それじゃあ寝ようかな」




あれから一通り家の片付けを終えると、ベッドのほうへと移動する。するとムーンも一緒にトコトコと後を付いてきていて。それを見て




「………一緒に、寝る?」




と、ついそんなことを言ってしまった。けれど入ってきてくれたら嬉しいな、なんて。


誘うように先にぺろっと布団を捲ってやると、ムーンは躊躇ためらうことなくするりと中へと入っていった。




「……っ!」




その行動が嬉しくて、可愛くて。


少しずつだろうけど、懐いてきてくれているんだなぁって実感できて。反射的に微笑んだ。そして続くように私も布団の中へと入る。




「…大丈夫だよ。安心して眠っていいからね」




電気を消して。優しく言い聞かせるように。

胸元辺りで丸くなったムーンの背中を撫でてやる。




───ていうかこれ…潰さないかな??寝返りうつときとか気をつけないと…。




ふと思ったけれど、仕事の疲れと初めてのお世話というのもあってか、横になった瞬間すぐに眠気に襲われた。




──…明日は休み、だから…ゆっくりして…。というかこのアパートって、動物……飼って、よかったんだっ……け??




今になって思った。けれどやっぱり眠気には勝てなくて。





徐々に徐々に微睡み始めるムーンを見ながら


いつしか私も 眠りに落ちた。






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