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第18話:その先にある
───これから飼う…もとい一緒に暮らすことになったわけだけど。どんなふうになるのかな。
自分で言っといて今更あれだけど、いろいろと急展開すぎて、どうなることやら心配だし。同棲(?)ってどんな感じかなぁとか、私の収入でこれからはどう生活していこうかなぁとか。そういう楽しみなところと不安なところ。いろいろと頭に浮かんだけれど
それでも、幸せで、楽しい生活を思い描いて。
そういう風になるといいなぁって、一人笑った。
「……ふふっ」
「? どうした?」
「…なんでもないよ〜。それよりさ、朝ご飯!少し遅れちゃったけど、食べよっか」
「ぉ?おう、」
弾んだ声で。促すようにぽんぽんと肩を叩いてから先に移動すれば、不思議そうにこちらを見つめていたムーンも、テーブルのほうへと付いてくる。その直後。
「ぉわっ」
ムーンは毛布の端っこを踏んでしまったようで
転けた拍子にはらりと落ちた。
「なにッ、どうしたの?」
振り返った私の顔が
真っ赤になるまで、あと少し──。




