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我々の春  作者: 大将無人
4/6

初、女キャラ(仮)

らいんで友人に急かされた。

仲間も増えて今や三人を連れる大御所となった。もうビッグになったんじゃないか?

時刻は午後4時30分。時間的にあと一人といったところか。


「クハハハ、して田尾蔵(たおくら)よ。新たなる旧友(とも)を顕現させると言ったな…」


「ああ、言ったとも。そして、もうスタンバってもらってる」


「ヌッハぁーwwまさかまだ俺と関わろうとする奴がいたとはぁww」


こいつはクラスでの素行から、とうに近寄る者が消えていた。まあこいつが来ることなんて言ってねえけど。


「向かいのデパートに居るはずだ。だがお前ら…覚悟しておけ?」


「フッ、今更だな…俺に忠告が必要なほどの相手…楽しみだぁ」


数分後、こいつらの顔面から余裕が消えるなど、今はまだ俺しか知らない。



数分後、こいつらの顔面から余裕が消えた。俺達の前にたたずむ一人の人物。

…先に言っておこう。こいつらは対一で女子と会話することが出来ない。集団の中でやたらと騒いでいたこいつらは、女子との接点が消えていった。故に、こいつらは女子の前に出るや否や硬直する。

だがそれは俺も然り。つまり、今俺達の前に立っている人物は


「じぇじぇじぇ…おらおにゃのこと話なんてできないおぉぉ…」(五芒)


「安心しろ。これはおにゃのこではない。男にょこだ。具体的にはウチのクラスの雅藤(がとう) 諸堪(しょこら)だ。」


「フッ…ならば話は別だ…歓迎しよう…同胞よ…」


いつもよりこれ→… の数が多い気がするが気のせいだ。


「よ、よろしくですぃー」


「俺から説明しよう。こいつは腐男子だ。それ故話の合う相手はほとんど腐女子だ。こいつは基本、腐女子としか会話しない。」


「ヌッハぁーwwなるほど読めたぞwwそれで女子に変形したわけかww」


「ご明察だ。こいつは腐女子との関りで何故か女子に変形してしまったのさ」


「ちなみに、田尾蔵と(それがし)の関係はゲーム仲間である」


そして唯一の友人だ。


こうして俺達は三人目の仲間を手に入れた。


帰宅後、待っていた赤飯は、妙に塩辛かった。


このキラキラネームとキャラは俺が考えた訳じゃねえ。

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