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我々の春  作者: 大将無人
3/6

その人なりのやり方

あれ、ここ何書こうとしたんだっけ。思い出せねえし別にいいや。

「ハハハ、俺達今青春してるよな!」


「そうだ!きっと今、俺達風になってるよ!」


嗚呼、人と自転車を並べて走ったのなんて、何年ぶりだろう…。なんかよくわかんないけど、良いもんだな!


「それはともあれ、今どこに向かってんだ?」


「フッ、愚問だな人参(ひとみつ)よ!俺達が今探しているものはなんだぁ?」


「そうだ!仲間だ!最初からアテなんてないんだ!」


「大正解だ!行くぞ!どこかで俺達を待っている者のもとへ!」


それから約一時間、めぼしい人間を求め、さまよい続けた。

そして、一つの答えにたどり着いた。


「なあ田尾蔵(たおくら)。やっぱり目的地くらい決めとこうぜ」


「せやな」


こうして俺達は、近くのゲーセンへ向かった。



「ヌッハぁーww!取れねぇww!」


クレーンゲームの前で騒いでいる一人の男を見つけた。彼はクラスメイトの荒田(あらた) 五芒(ごぼう)

すごくオタクでクラスでは浮いている存在だ。

ここは新田(にった) 人参(ひとみつ)漆黒破壊神(中二病)モードに出てもらおう。


「フッ…暫くだな、エルミー=シルバレッド…いや、ここでは荒田 五芒、と、呼ぶべきか…。(よっ、お前クラスの五芒じゃねえか。久しぶりじゃん)…まさか、貴様もこの世界に堕ちていたとはな…(ゲーセンで会うなんて奇遇だな)まあいい、貴様があの野望を未だ手離して居ないというなら…もう一度、“夢”を見ないか?(んでさ、ちょっと頼みがあるんだ。俺らと一緒に、青春しね?)」


「クハハハハ!生きていたかエルファン…いや新田(にった) 人参(ひとみつ)!(ん?ウェエwwおまいクラスの中二病かww)あの戦争から七百年…。お前の魂はあの時一度滅びたが…そうか…魂の刻印は、一度滅びた程度では失われない、か…。(夏休みも始まって長いのに俺の事覚えてる奴居るんだなww)…そして、お前はあの野望までも…、面白い…。俺も“夢”を忘れたことは無い…。いいだろう!我等(われら)の時代を取り戻そうじゃないか!(んで、青春?ww面白そうだし乗ってやるよww)」


二人は腕を組み、笑いあっている。気持ち悪い。


なにはともあれ、無事3人目の仲間をスカウトできた。この調子でどんどん集めよう。


中二すんの途中からきつくなってきた。

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