仲間集め
もうちょいサブタイ捻れねえかな。
一日目、仲間集め。俺は外に飛び出した。きっと俺みたいに思ってる奴はいっぱい居る。
俺は自転車を漕いだ。
そして見つけた。出発して10分。ウチのクラスの新田 人参。
彼は重度の中二病であり、クラスで浮いている。これはチャンスだ!しかしどうやって勧誘するか…。少し様子を窺おう。お、犬と会話しているぞ。さすが中二病!どれどれ…
「なあポチ…俺、クラスでは中二病で通してんだけどさ…もうとっくに治ってんだよな…。でもさ、今更キャラ変えるなんて出来ねえじゃん…?笑えるよな…。…ごめんなポチ…。でもさ、こんな話出来る奴、お前しか居ねえからさ…。ハハ、お前ってやつは、何聞いてもその面崩さねえもんな…ありがとよ」
なんとこいつ、中二病は治ってると言うのだ。びっくりした。勧誘の素材ができた。
「今の話、聞かせてもらったぞ」
「だ、誰だ!」
「ふふふ、俺は板部 田尾蔵。貴様のクラスメイトだ。」
「ク、クハハハハ!思い出したぞ…まさか休暇を狙って来るとは…。奴らもバカではないようだな…!」
新田に中二病が戻ってきた。だがここで流されては俺の計画が狂ってしまう。仕方がないのでついさっきできた素材を使わせてもらう。
「なあ新田。お前って…中二病じゃなかったんだな…ww」
「な///何を言って…まさか…精神攻撃か…」
「なあポチ…俺、クラスでは中二病で通してんだけどさ…もうとっくに治ってんだよな…。でもさ、今更キャラ変えるなんて出来ねえじゃん…?笑えるよなぁwww」
「や、やめろぉぉぉおぉ…!辞めてよぉぉおぉぉ…」
うっわしおらし。
「まあ落ち着け。俺の頼みを聞いてくれたら、このことは誰にも公表しない」
「うう…わかったよぉ」
頼み言う前から承諾してくれた。らっきー
「俺の頼み、それは…」
「ごくり…」
「俺と一緒に、青春しようぜぇぇぇぇぇ!」
「!?」
フッ…キマった……
「ハハハ、これからよろしくぅ新田 人参ぅ」
「あ、ああ。よろしくぅ…」
板部 田尾蔵→炒めたオクラ
新田 人参→煮た人参
我ながら名前の決め方がドラゴンボールレベル。