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ただ剣聖に育てられただけ  作者: とりだとりぴ
青年期から始生期
7/98

7

「アリーはどこかわかる?」

イクスは門兵に訪ねた。

「大丈夫だ!事務室にいる!近くにいたから保護した!」

ほっと胸を撫でおろすイクス。


「だぁああああっっ」

門兵長らしきガタイの男がデカブツを仕留める。


「バアン、鈍ったか?」

パウは目線は変えずに門兵長に声かけた。


「いや、面目ねえな、昨日筋肉と会話しすぎた、ダハハッ」

ただの筋肉トレーニング馬鹿である。

門兵たちは二人がかりで1体を相手にしている。


「危ないっっ」門兵がイクスに叫び声をあげかける。


「くっっ」

不意をつかれた攻撃を間一髪で避ける。

いくら素振りしてもデカブツの大きさでは受けきれない。

避け体勢を立て直し、構えるイクス

早鐘が鳴るように心臓が動く、


でも何故か局面で集中でき、デカブツを見据え、同じ息遣いになる。


決めたのは2回目の息遣いで吸い、間合いを詰める。

一瞬遅れ、

デカブツも間合いを詰める。

イクスは間合い手前まで呼吸を止め飛び上がる!


デカブツは見下げる先の間合いを、棍棒で当てようとし、空振る。

「?!!!」

声にならないデカブツ、反応できずに気がつけばイクスの一撃が入る。

イクスの振り下ろしはデカブツの頭を割りにいくつもりだったが、後数センチ足りず眉間から口あたりまで切っ先で潰した。勢いと木剣の堅さが骨を砕くほどあり、

初めて、倒した相手だった。


「ん、まあ、はじめてにしては、かなりできたな。」

師匠は厳しい反応をした...





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