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ただ剣聖に育てられただけ  作者: とりだとりぴ
青年期から始生期
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行く手を阻む、大人数レイドが現れる。

が!そこは剣聖の弟子、自然豊かな土地と自然豊かな森がいっぱいで、荒れた荒野もあるという環境は遠くまで目が届き、耳もよく、魔物の殺気、魔物との命のやりとり、師匠のわがままで狩りをやらされ、ゲフンゲフン...そんな日々なら、遠い殺気や気配は、まるっとお見通しだ。


「どうしたの?イクス?」

今迄フニャフニャのデレデレ顔だったのに、イクスがいきなりシャキッとロボットみたいな顔(無表情)になったことから、そう訊いてきた。


「うん、馬車から外に出ないでね。」

「え?」


そういうと師匠から餞別貰った緑のバンダナを口にかけ後ろで結んだ。

馬車の入口である後ろから飛び出し、道を外れ、廻りこむ、レイドより後ろ側までひっそり走る。忍び走り(つま先走り)で足音を消す。


自分で削った暇つぶしの小さい木刀を2つ懐から出し、煙幕を投げてから気配がある場所へ素早く投げる。

煙が晴れはじめたら、近くのヤツを斬り、さらに近くのヤツにカラシ煙幕を懐から投げつける。


まさに鬼である。だがもし奴らの企みが成功すれば奴らは悪魔であったろう。


手持ちの木剣は殺傷力が、実はハンパない。

普通に当たれば死ぬ。


鎧の隙間(フルアーマーなんか重たくて野盗は着ない)の鎧下(鎧の下に着る服)に切っ先を当て、斬る。


首を斬る。


脚を斬る。


「おまっ!、ぐぶぁっっ!!!」


「マぐぶぁ!」


「やぐぶぁ」


「にげぐぶぉ」

斬る種類は多彩、

返す剣で斬り抜け、右袈裟、左袈裟、左返し斬り、右返し斬り、横一文字、首突、面。


全て残さず殲滅。

「剣を抜いていいのは、斬られる事を理解できるやつだけ、弱い鬼はいないほうがいい」


と言いながらイクスは倒れた。旅と先回りと全敵集中にて疲労、戦闘終了である。



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