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翌日、昼、森の賢人会議で新たに供給を許す承認を得たイクスは、宿題ができてホッとしていた。
ポーション製作所の販売店で金貨一枚の
"バカ高い薬草漬けの液体"をいくつか買う。
商品名がヤバい。
世界樹の葉を抽出して、加圧をかけてウィスキーの作成に使う機器を使ってつくる工程があり、デカイ製作所が必要らしい、またマジカルトレジャーストーンを粉末化して秘密の割合で混ぜるとのこと。
「って製法秘密じゃないのか?」
「できないんだよ、知ってもね。設備作成、修繕、材料、全部が森の民の達人がかかわる。他の地では難しい」
イクスが気になる品があった。
「これは?」
「アンシ・メモリーアロマ油だ」
「どう使う?」
「日に当たる部分が肌にあたると肌が日差しで焼けるから、日が当たらない部分に塗ったり、風呂にひとたらししたり、デュフューザーを使うんだ。こいつも売れ筋で入荷待ちの店が都市でもあるぐらいだ。」
イクスは1つ買うことにした。
アンシェントメモリーオイルというオイルをネタにしてます。
エルフの里編、次が最後