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「よし、いいぞ」
構えるパウ。
「それでは、今回で終わりたいけど、ま、いいや、今回の実働者でてきいやああ」
既にいるが頭まで被っていたマントをとると2メートルぐらいある姿に、目はほぼ白目。
「アァァアッッ」小さめの声にならない声をあげた。
「ん、まあなんだ。帝国はモノ好きだな。」
「ワタシもそう思いますよ。」
パウと相手は何のキッカケもなく、イキナリ間合いを詰め剣を払いおろす、おろしたタイミングで互いの刃が甲高い音を鳴らす。
「...こいつは、自我があった時は強かったんじゃないか」
「それはそうでしょう。皇帝は駒に自我を持たすのはめんどくさいと考えているからな」
2合目に押されるパウ。
「ん、歳か、いやただ忙しくて修練出来きれてないわ、加減するのはダメだな、いくぞ」
2人は間合いを押しのけて離れ、パウは気合を身に入れ放ちながら息を素早く吸う。
詰めて吐きながら僅かに飛び、切っ先を0.2秒で払い、腰を少し落とす。
右袈裟斬り"凛"の太刀。
剣聖がガタイが自分よりある相手にかける剣技である。
兵器は前に倒れた。幾分表情は安らかだ。
「仕方ないか、すまないが焼かせてもらう」
そう報告者いうと実働者に油をかけて燃やしはじめた。
「...やり方が気に食わん、毎度だがな」とパウ。
「報告者は後始末と結果報告が仕事だ。悪いな」
報告者はひょうひょうとした顔で答える
「今度があるとしたら、かなり先だ。せいぜい跡継ぎを大事にな」
「よくわからない奴らだ」
一晩たち、片付けたあとが残る、報告者は翌日には帝国へ帰っていった。




