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街までは基本的トラブルが起こるけどやっぱり平和が一番だよね!

やっと街に入ります。しかしまだ街の名前は出てきません(なんでや!)

後、今回は少し長くなりました。

宜しくお願いします。

(追記、衛兵っぽい が 衛兵ぽっい になっていたので修正しました)




蛇を食べて満足した俺は、若干浮かれながら外壁へと歩いて行った。暫く歩いていると門らしき場所とその辺りに鎧を着た男達が立っていた。



「あそこが門か、なんか衛兵っぽい人いるし」


すると、男がこちらを見つけたのかこちらを見た後隣の仲間に話をしている、その後男の1人が早足でこちらに向かってきた。


「なんだ?」


「おい!そこのお前!早くこっちに来い!」


「えっ?俺?」


「そうだ!早く来い!」


「あっはい!」


思わず変な声が出てしまったが何かしてしまったのだろうか?


「お前こんな所で武器もなしに何やってるんだ!」


「あっ」


そうだった、よく考えたら俺は武器はナイフのみで防具らしきものも付けてないカバンも持ってないで完全に自殺志願者である


「いえっ一応護身用にナイフを持っているんですが」


「だとしてもだ!死にたいのかお前!」


「あっはい」


なんか俺さっきからあっはいしか言ってなくね?


「しかしお前何の用でこの街に来たんだ?」


「ギルドで換金できると聞きまして、この前財布を無くして今一文無し何ですよ」


「そうか、なら門の所で幾つか換金してやるよ」


「本当ですか!いや有難いです」


「だがその前にだ、ステータスを見せて貰おうか」


「えっ?」


「何だ?お前盗賊か何かか?」


「イヤイヤ違いますよ!いやどうゆう意味なのかなと思いまして」


「何だお前知らないのか?犯罪を犯した奴はステータスカードが赤く染まるんだ。ステータスの表面のみ表示でも分かる。色は誤魔化せないからな」


「へー便利ですね」


「まったくだよ、これのお陰で俺達の仕事は確認するだけだからな」


「へーあっこれですか?」


相槌を打ちつつ言われた通りステータスの表面のみを表す


「うん、赤くないなじゃあどれを換金して欲しいんだ?」


「あ、じゃあ...」


そう言って俺は服のポケットから出しても和感のない魔石(小)を三つ程出した。


「へぇ、魔石かこれは小さいからそこら辺のやつの魔石か」


「あぁ、ウィードスネークの魔石だ」


「1人で殺ったのか?」


「あぁ」


「それぐらいの実力はあるのか。まぁこれなら一つ120ゼルだな」


「じゃあ三つとも頼む」


「わかった、門に着いてからな」


「おう」


「そうそう、俺の名前はデビットお前の名前は?」


「俺か、俺は...あ、ここじゃ名前が先なのか?」


「ああ、そうだぜそれがどうかしたか?」


「いや、俺は雅也ってんだ。マサヤ・クロノ 職業旅人だまぁ、自称だがな」


「へぇ、名字が有るって事はお前さん貴族か?」


「いや、平民だよ」


「ふぅん」


「なんだその反応」


「気にすんな。ハハハッ」


そんな風に談笑しながら俺達は門に向かって行った。


「おいおい、遅かったじゃねぇか」


「悪いな、遅くなって通過希望者だ。マサヤ、コイツはジョンつってな俺の同僚だ」


「何だ、知り合いか?」


「いや、さっきそこで知り合ったんだ。」


「おいおい、初対面かよ」


「あー、同僚が悪かったな俺はさっきそこのバカが言ったがジョンだ。まぁ、宜しくしなくてもいいがな」


「マサヤだ、宜しくな」


「ジョン、マサヤに換金と通行の手続き頼む白だから問題ねぇ」


「あいよ、よしマサヤつったな換金するから出しな」


「おう、これだ」


そう言って俺はジョンの魔石を渡す


「小三つな、分かったちよっと待ってな」


そう言うとジョンは門の横にある小さな窓に向かって行った

それから1分もせずにジョンは戻って来た。


「ほらよ、通行料の100ゼル抜いた260ゼルだ。ほら通りな」


そう言ってジョンは門の横の鉄製のドアを開けた


「ありがとな、デビットにも伝えておいてくれ」


「気にすんじゃねぇ、あくまで仕事の一貫だ」


そう言ったジョンに俺は苦笑いしながらドアを潜っていった。

ドアを潜った俺は、目の前の光景に思わず飯の時からアイテムボックスに入れていた、カメラを取り出しそうになった。

何故ならそこには、日本では拝むことの出来ないであろう木と石で建てられた古そうだが、どこか温かみのある町並みが広がっていたのだから。

しかし、ここでカメラを出してしまっては怪しまれると思い、取り敢えず冒険者のギルドを目指して歩いた。







暫く街を歩いていると剣と盾のマークが掘られた看板が目立つ木造の建物があった。


「ここがギルドかな?」


酒場のような入り口の建物だが奥にカウンターらしきものが見えるので取り敢えず入ってみることにした。


「失礼しまーす」


少し小声でそう言いながら入って見ると仕事を終えたであろう鎧を付けた冒険者らしき人達が酒を飲んでいた。

するとカウンターにいた受付嬢らしき女性がこえを掛けてきた。


「いらっしゃいませ、本日は冒険者ギルドにどのような御用時でしょうか」


「あ、えっと換金に来ました」


目的を告げると受付嬢は表情を変えず


「換金ですね、それでは冒険者カードを出して下さい」


「換金に必要なんですか?」


「いえ、ですが冒険者カードを持っていれば、魔物の一部やクエストの素材であればその分報酬が上乗せされるので冒険者登録をまだしていないのであれば、する事をオススメします。」


「そうですか、その登録にはいくらかかるんですか?」


「いえ、登録自体にお金はかかりません。しかしカードの再発行の時には十万ゼル必要になります。」


高っ!そんなに貴重なのか冒険者カードは、しかし無料なら登録しておくかな


「じゃあ登録からお願いします。」


「かしこまりました、それではこの水晶に5秒以上手を触れてください」


そう言って受付嬢が出したのは黒い水晶玉だった


「これですか?」


「はい、そのままで5秒程お待ちください」


言われるがままに待っていると水晶玉が輝き出し金色の粒が集まり1枚のカードになった


「これが?」


「はい、これにて登録は終了になります。後でこの紙を読んでください」


そう言って手渡されたのは薄い冊子だった


「これは?」


「冒険者のためのルールブックの様なものです。冒険者とは荒事が多い為、気性が荒いものが多いのも事実です。その為自衛以外で市民に危害を加えないなどの細かい規制を纏めたのがその冊子です。」


へー細いな


「それでは換金に移りたいと思います。換金するものと冒険者カードの提出をお願いします。」


「はい、これをお願いします」


そう言って俺はポケットから魔石1個と薬草を10本出した。


「はい、小魔石一つと薬草10本ですね、薬草は毎日クエストが出ているので毎日とってきてくれても構いません」


「それならまた明日持ってきます。」


「ふふっ、是非そうしてください」


危ねぇ殺られる所だった!何だこの破壊兵器は!考えてもらいたい受付嬢というのは大抵が美人な女性だ。この人は美人だがあまり表情を変えてるところを見てないが、何気ない会話の中とは言えいきなり笑顔を見せられたら...


「合計で1220ゼルになります...あの」


( ゜д゜)ハッ!


「あっはいっ、ありがとうございます」


「いえ、お疲れ様でした」


「あっこの近くの何処かにオススメの宿はありませんか?」


危ない危ない忘れるところだった、今日は野宿じゃなくて宿に泊まりたかったし


「それならギルドを出て右に暫く行くと『土竜の巣穴亭』と言う宿屋が有りますのでそこが良いかと」


へぇ面白そうな名前だな今日はそこでいいかな?


「ありがとうございます、早速行ってみることにします」


「お気を付けて」






ギルドを出た俺はすぐさま紹介された土竜の巣穴亭という場所に向かった


「ここか」


全体的に木造でありそれなりに大きいであろう宿だ


「今日はここまでだな」


気が付くと辺りは薄暗く、日はもう沈みかけている


「早く取ろうかな」


中に入るとすぐに少し大きな以下にも食堂のおばちゃんみたいな人が


「いらっしゃい!1泊3百ゼルで食事一つにつき50ゼルだよ」


「1泊の朝食のみでお願いします」


「それなら350ゼルだよ!」


俺はお金を払うと鍵を受け取り女将さんの「しっかり休みなよ!」と言う声を背に部屋へ向かい、入ってすぐベッドを確認すると部屋に鍵をかけすぐさま眠りについた。

これが、俺の異世界生活1日目の事であった。







誤字脱字、矛盾等がございましたらコメント宜しくお願いします。

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