表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/5

第1話 どうやら第1人生を終えてしまったようです

ブックマークと評価良かったらお願いします。

エロさとラブコメ混ざたファンタジーって最高だと思いません?


「あぁ~終わったー!」


俺の名前は佐川春人さがわはるひと中学生3年生・・・いや卒業したから高校1年生と言う方が正しいか

容姿は平凡で学校の成績も普通だ。運動神経だって平凡、友人はそこそこ居たが彼女がいた事はない。

経験?やだなーあるに決まってるじゃないですかー・・・・・・


嘘です、すみません本当は経験なんてありません、モニター画面の向こうにいる可愛い美少女のあの子やクールな美人のあの子を妄想してヤッた事にしてました、本当は童貞ですすみません。

そして初めては処女の子に捧げたいです、え?そんな情報いらない?ですよね、すみません。


さて、冗談はさて置き(※冗談じゃありません)

今さっきまで俺はダイニングディスクに1人座りながら机の上にあるポテチ(のりしお)を食べながらマウス片手にエロゲーをしていた訳だが、ついさっき最後の美少女ヒロインを攻略し終わり今モニター画面にはこのゲーム(ヤンデレ姉妹 禁断の生活と青春)のエンディングが流れている。


このゲームは中の良い従4姉妹が主人公の家に居候してくる事から始まる作品で最初はなかなか主人公と打ち解けることが出来ずギクシャクした感じになるのだが時間が経つにつれどんどん打ち解けて行き最終的には従4姉妹は主人公にベタ惚れになり運命に流されるように主人公はその従4姉妹の中から1人のメインヒロインと結ばれる。

というありきたりな物語なんだが、姉妹の主人公に対するヤンデレ度がこの作品は他のヤンデレ系作品と比べてヤバイ・・・やばい!

どれだけやばいかと言うと、主人公と絡んだ女性は主人公に顔向け出来ないほどに肉体的にも精神的にもズタボロにすると言う何とも立ちの悪い。他にも色々あるがこれ以上言うとネタバレになるので省略。


まあという訳でプレイし終わってしまい、今あるエロゲーは全て既にクリアしてしまってやる事がなく、他のエロゲーを買おうにも今は金が無いので来月のお小遣いまで待つしかない状態だ。


ここに居ても小説を読むぐらいしかないので、俺は部屋を出て1階のリビングへ行き冷蔵庫にあるアイスを食べる。


「今日はソーダ味のアイスにするか」


ガラガラガラ


冷蔵庫を開け、中にあるソーダ味のアイスを1本取り出す


パタン


俺はアイスの袋を開け捨て固くて細丸く大きいソーダ味のアイスをペロペロと舐めながらソファーに座りテレビの電源を入れ付ける。


「よいしょっとー、今日はエロゲーはもう全てクリアしてしまったからしばらくはゲームはしないかな。

もうポテチが切れてしまったからコンビニでも行って買いに行くとするかな」


幸いコンビニは家からそう遠くはなく、逆に近い方なので今日の昼にでも買いに行こうと思っていると、2階の階段の方から歩く後がギシギシと聞こえてくる。どうやら妹か姉が起きたようだ。

俺の家は木造になっており家族は両親が不良の事故にあって以来従姉妹と一緒に暮らしている

妹の名前は佐川美香で姉が佐川 姫川だ

姉妹は俺がまだ小学一年の時に居候してきた血の繋がりがない妹と姉だ。

血は繋がっていないが俺と姉妹の仲は良く、両親が亡くなってからはより一層これからは助け合っていかなきゃ、とみんなそれぞれ心の中で誓い、今では料理や洗濯、掃除など家事などは当番をローテション形式で廻している

今日の俺の当番は料理だ。具材などは冷蔵庫にまだ在庫があったので買い出しに行く必要はない。

妹が洗濯当番で姉が掃除当番だ。

しかし、なぜ俺と姉妹の3人だけで暮せているのか疑問に思う人もいると思う。


実は俺の住んでるこの国の法律では両親が亡くなり独り身になってしまった18歳以下の人は両親の遺産を受け取った上、身内の人か親戚の人に預けられる。

しかし、両親が居らずまた妹・姉・弟・兄の誰かがいる場合一週間家で国から派遣される調査団数名と一緒にに暮らし、このまま住んでも問題ないと認められた場合そのまま両親の遺産を受け、自分の家で暮らす事が出来る。

俺と姉妹は無事合格出来たので今現在この家に住んでいる

そのかわり名字は佐川に変わるらしいく妹と姉の名前の名字は現在佐川になっている

ちなみに血の繋がり等は繋がっていても繋がっていなくても問題がないらしい。

妹が現在中学生2年生で俺が中学生3年生そして姉が高校2年生だ。


「あ、お兄ちゃん今日は早いね おはよう」


扉から入って来たのは俺の妹で容姿は姉と似てかなり整っており髪はショートヘアーで胸は中学生2年生とは思えない程ボンッと出ており、スタイルはスポーツ選手のようにスレンダーで足は細長い

まだ幼さがあるが男が見れば10人中8人は振り返るだろう。


「おはよう、美香はいつも早いな」


「うん、規則正しくが一番だからね・・・お兄ちゃんもちゃんと早寝早起きをしないといつか体調崩しちゃうよ?」


「あははは、なるべく心がけるよ」


「もうーほんとに?毎回同じ事言ってるけどちゃんと聞いてるのかなー」


「そういえば姉さんはもう行ったのか?」


「話を逸らしたーまあいいけど、今日お姉ちゃんは生徒会の会議があるみたいだからもう学校に行ったんじゃないかな?

ご飯もコンビニで買っていくみたい」


「わかった、じゃあ今から朝飯作るか」


「あ、私今日はハムエッグ食べたい!お弁当はお兄ちゃんのおまかせで!」


「はいはい、ご注文承りました」


妹とのたわいもない会話をしながら朝食を作る俺、妹は「顔洗ってくるー」と言って洗面所に行ってしまった


「今日の朝食はハムエッグと野菜炒めでも作るかな」


俺は冷蔵庫からスーパーで買った卵とハム、キャベツ・もやし・ピーマンを取り出す。

まずはフライパンにサラダ油をいれてフライパン全体に油が行き通るよう回し、油が全体に行き渡ったらハムを4枚入れ数分間中火で焼きあげる。

表裏焼けたら平らな大皿を取り出し4枚重なるように盛る。

次に卵を2人分ときながら塩を適量いれる、この時塩がない場合は塩コショウで代用しても大丈夫だ。

卵をとき終わったらフライパン全体に行き渡るように入れ、行き渡ったら箸でつつき、焼き加減を確認しながら焼く。

だいたい焼き上がったら卵を箸で型を崩し終わったらハムが盛ってある大皿には盛り付ける、これでハムエッグは完成だ。

野菜炒めもキャベツとピーマンは細かく切り、もやしと一緒にフライパンに投入する。

中火で焼き、時々水を適量入れながらしっかり焼けるよう回す。

色が付いてきたら塩コショウを適量入れ火を消し大皿に盛る。

朝飯はこれで完成なのでテーブルに持っていき、炊きたてのパンを小皿に盛り席が相対になるよいに置く。


妹がそろそろ戻る頃なので俺はコップに牛乳を入れテーブルにパックごと置くと、妹の弁当を作る為にキッチンへと戻る。


弁当は俺特製愛妻弁当を作ろうと思う。

これでもちゃんと料理はできる方なので料理当番の時は楽だ。

弁当は作るが一々説明していると話が長くなるのでカットだ。


妹の弁当をすぐに作り上げると丁度いいタイミングで美香が帰ってきたようだ。

さあ朝食だ!


「わぁ、美味しそう!」


「いつまでもそこに立ってないで座って」


「はいはい、じゃあ食べようか」


「あぁ」


「「いただきます!」」



「ん~お兄ちゃんの料理はやっぱ美味しいー!」


「それは良かった、それで今日の夕食は何がいい?後で姉さんにもメールで聞くけど」


「ん~私はハンバーグが良い!」


「ハンバーグか、今ある材料で足りるかな・・・一応スーパーに行って買っとくか」


今日はスーパーに行かなくてもいいと思ったが材料が足りないかもしれないので一応買い出しに行くしかない。


「やったー!お姉ちゃんにもちゃんと聞いといてよ?」


「ん、わかった」


今日の夕食についての話が終わると妹は食べ終わったようで既に箸をテーブルに置いている、食べ終わらないのか?


「なぁ、食べ終わったんなら自分の部屋に戻って学校に行く準備しなくてもいいのか?」


「ううん、学校に行くまでまだ時間あるしお兄ちゃんが食べ終わるまで待ってるよ」


「そうか?」


「うん!」


満面の笑みで返事をする美香、別に俺が食べ終わるの待たなくてもいいのに、それに待ってたら時間がもったいなくないか?・・・・・・まあ、美香も待ってるって言ってるし気にしなくていいか・・・早く食べ終わろ


それから俺は口にめいいっぱい詰め込み食べ終わった。

食べてる途中美香が「そんなに慌てなくていいよー」と言ってくれたのでその後はゆっくりと食べた。

そして食べ終わった俺は自分の箸をテーブルに置き、妹と向き合うと手を合わせた。


「「ごちそうさまでした!」」


2人で言い終わると食べ終わった皿を台所へと持っていきその後妹には「後は俺がやるから」と言って俺は蛇口から水を勢いよく出し皿を綺麗に洗い終わると皿用の乾燥機にかけ、自分の部屋へと戻って行った。


自分の部屋に戻ったはいいが昼までまだだいぶ時間があるのでPCには電源を付けずスマホに電源を入れ、ネット検索で小説投稿サイトを検索し大好きな異世界系作品を読むのがエロゲーをする以外の唯一の楽しみなので読む。

しばらく読んでいると妹が部屋の前にきたようだ。


「お兄ちゃんー、学校に行ってくるねー」


「あぁ、弁当は持ったかー?」


「うん、ちゃんと持ったよー!」


「そうか、いってらっしゃい」


「うん!いってきます!」


元気良く返事をした妹は1階へと降りて玄関から出たようだ

パタンと玄関の扉の大きな音を最後に家の中にしばらく無音が続く。

家に1人なった俺はイヤホンを耳に付け音楽アニソンを聴きながら小説を読む


4時間程経っただろうか、俺はベッドから起き上がり枕の横に置いてあった財布を自分のポケットへと入れ、右耳だけにイヤホンを付け音楽を流すと部屋の扉を開け1階へと降り、自分の靴を履き玄関の扉を開ける。外は蒸し暑く、セミの鳴き声がミンミンミンと聞こえてくる、今の時期は夏で今日は雲が多く太陽が少し見える程度だからか湿気が多く蒸し暑い。


バタンと音を立てて玄関の扉を閉めると俺は庭の近くに置いてあった自転車に乗ると右耳にイヤホンを付けたままコンビニにへと向かう。警察に見つかると止められるが注意だけで済むので、警察に見つからないよう祈りながらペダルを漕ぐ、といっても俺も何回か注意された事はあるし、その度に注意されたその日はちゃんとイヤホンを外して家へと帰っている。なら辞めろよと言う人もいるかもしれないがこればかりは癖が付いてしまいなかなか辞められない。


そんなこんなでコンビニに付いた俺は駐輪場に自転車を置き、鍵を付け取ってから店の中へと入る。

前に一度自転車に鍵を付けたまま放置してたら、いつの間にか気付かない間に盗まれてしまったので、新しく自転車を買ってからは必ず鍵を付けるようにしている。(※盗みは犯罪です)


「いらっしゃいませー」


店員の声が聞こえてくる、コンビニの店員さんってたまに店に入っても気づいてくれなくて業務挨拶してくれない事があるんだよな(経験談)



閑話休題



俺は店の中に入るとポテチの(のりしお)を5袋程カゴに入れ、他の限定味のポテチをカゴへとぶち込む。実は俺、限定物には目がありません

ネットとかでも限定品などで欲しい物があると多少高くてもついつい買ってしまうのだ。限定物が好きな派の人にはきっとわかる・・・はずだ。


その後もアイス等を妹と姉の分購入しコンビニを出る。


「ありがとうございましたー!」


俺は店員に軽く手で返事するとこの後スーパーにも行かなきゃ行けないので走って行く。幸いコンビニからスーパーはそこまで遠くないので走って5分ぐらいで着く。

スーパーに着くと店の外には安売りの野菜などが並べてある。よく見るとちらほらと人がごった返しているようだ。


俺はスーパーの中に用があるので出入り口に置いてあるカゴを取り店の中へと入っていく。

中は人が沢山おり、安売りなどで声をあげて大きく叫んでいる店員の所にいる人などはまさに押し合い状態になっていた。

「これは私がもらったわ!」「あ、ちょそれ私が狙ってたやつよ!」「そこどいて!」「あんたこそどきなさいよ!」


と一種の戦争のような事が起きていた。


「……まぁ、今回はあそこに用はないから俺は混ざらないがな」


俺が今日用がある食材はハンバーグ用のミンチ肉なのであそこの押し合い状態になっている所に用はない。ちなみにステーキの安売りのようだ。


俺はハンバーグを作る為の材料として2割引きのミンチ肉300gのパックをカゴに入れ、次は魚が売っているコーナーに向かう。


「今日は少し贅沢して刺身でも買うか」


俺は比較的安くて量のある魚の刺身が入っているパックを買いカゴに入れる。パックの中にある刺身はマグロ・カンパチ・イカだ。

イカは細長いそうめん型のようだ。

俺はその後飲み物コーナーへと行き2リットル型のお茶の入ったペットボトルを1本と同じく2リットル型のジュースを2本程買った。

妹と姉用のお菓子をついでにいくつかカゴへとぶち込みレジへと向かう。

レジで会計した後袋に商品を詰め込み店の外へと出る。ちなみにお金には両親の遺産がまだ結構残っておりしばらく問題はない。

お金の管理は1番上の姉がしているので勝手に使う事はできない。


俺は重い袋を両手に持ちながら家へと歩いて帰る。


「あ!姉さんにメールするの忘れてた!」


俺は姉にメールするのを忘れててしまったと思いながらも一旦袋を道の隅っこへと置き、スマホを取り出してメールを送る。


【姉さんへ


今日は姉さんの朝食を作れなくてごめんなさい。

今日の夕食についてリクエスト等はありますか?美香は今日はハンバーグを食べたいそうです。

ハンバーグでも良いならそれで大丈夫ですが、他にも何か食べたいのであれば連絡をくれると助かります。】


「こんな感じで大丈夫かなっと、よし送信」


ポチッと送信画面を押した後スマホをポケットに入れ、袋を持ち再び家へと歩きだそうとすると、ポケットからスマホの振動がブーブーブーと聞こえてきた。


あれ?もう返信が来たのか、相変わらず妹と同様姉さんからのメールの返信は早いな

そう不思議に思いながらもポケットからスマホを取り出しメールを確認する。


【春くんへ


今日の朝食の件は別に気にしてないから大丈夫よ、その分夕食は期待してるわね。

私は美香と同じでハンバーグで大丈夫よ、それに私は春くんの作る物だったらなんでも食べるわ、だからどびっきり美味しい料理をお願いね。

今日は夕食までには帰ると思うから美香にもよろしく伝えておいてね。それじゃ・・・】



「姉さんは相変わらずストレートだなー、まあ嬉しいし姉さんが望むなら一生懸命美味しい料理を作らなきゃな」


気恥しさがあるが、姉さんから褒められるのは嬉しい。

俺は再び重い袋を持ち家へと帰る。


数分間程歩いてようやく家についたのだが・・・


「やっべ、コンビニに自転車停めたままだった!」


俺は自転車をコンビニへと停めたままだというとことを思い出し、家の中の玄関の近い所に袋を置き、玄関の扉を開けそしてもう一度鍵を閉めてダッシュでコンビニへと向かう。


そしてコンビニまで後30メートルという所で後から何か車の音がし、思わず危険を感じ背後へと振り返る。するとそこには大きな4tトラックが俺の目の前まで迫っていて思わず運転席を見ると運転手は寝ていないのか居眠りしていて、俺は運転手から視線を外すとすぐにトラックから回避しようとするが急いだせいか足を引っ掛けてそのまま石でゴツゴツした地面へと倒れてしまった。


「くそ!、痛てぇ!!」


思いっきり顔面から落ちたため鼻は折れ血が流れ出ているのがわかる、血が流れてくる鼻を手で抑え起き上がろうとするが足も捻挫しているようで痛くなかなか立ち上がることが出来ない。他にもゴツゴツした岩に落ちたせいで脇腹の骨が折れているのだ


「何で動かないんだよ!動いてくれ!チッ腹の方も骨が折れてやがる、俺の人生もここまでか……ごめんな美香、姉さん、俺が居なくなっても2人で頑張って生きてくれ……」そう呟くと上へと向いている俺の身体にさらに追い討ちのように4tのトラックが足から顔までタイヤが4回程轢いてくる。俺を轢いたトラックはそのまま進路を変えコンクリート状の壁と激突しトラックは前方の方を破損し、トラックがぶつかった衝撃のせいで壁が崩れ落ちる、俺の方に崩れた石が降ってきてそのまま俺はコンクリート石に埋もれた。



「もし、もし生まれ変われるのなら……次は……絶対……」



心の中の言葉を最後に佐川春人は地球での生涯を終えた。







いかがでしたでしょうか?

春人が亡くなった後の世界と姉妹の話しをメインストーリーの間に組み込めたらなと思います。

次回をお楽しみに!

意見やアドバイス、感想等をお待ちしております


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ