青い春
いつから好きになってたのだろうか。考えてみても思い出せない。いつ会っても笑顔の君は僕に会うと必ず、好き、と言ってくれた。この好きには異性としての好きではないと分かっていたが、いつからか僕は彼女に対し異性として好きになっていた。周りからも、いつ付き合うねんとか、お似合いやな~とか初めはノリとして受け止めてはいたが、そのうちそうではなくなった。別に後悔なんてない。好きがこんなにも苦しくて、こんなにも自分を変えようと思うことになるなんて思いもしなかった。今ではいい思い出。虫がいいなんて分かっているけれど、前みたいな友達に戻れるかな。また二人で遊んだりできるようになるかな。こう思っているだけでまだ好きなのかもしれないけど、この気持ちにはそっと蓋をして気付かないようにする。蓋の中身がなくなるまで