登場人物紹介1
《異界の者》
●日高ほむら
本作の主人公。
都内にある中学校の三年二組の生徒。
学校ではいじめに会い、
好きな女の子には振られ、
教師からも馬鹿にされ、
家に帰れば父親からの折檻に会う。
そんな不幸な人生を送っておきながら、
クラスメイトの悪戯により駅構内で突き飛ばされ、
電車に轢かれてあえなくミンチになり死亡してしまう。
しかし『異世界』では最強の剣を手に、世界の救世主となる。
筈だったのだが……?
●井上絵里
ほむらと同じ中学に通うクラスメイトの女子。
ほむらに告白され彼を振った。
合気道経験者であり、数回の大会入賞経験もある。
ほむらが惚れるだけあって、美人の部類には入る。
●秋山時雨
ほむらのクラスメイトの男子。
絵里とは幼稚園からの幼馴染。
かなりのイケメンで金持ちの家の子らしい。
●中山五郎
ほむらのクラスメイトの男子。
なにかとほむらの事が気に入らない様子。
いじめの中心人物の一人にして、
駅構内でほむらを突き飛ばし、死なしてしまった人物。
しかし死んだはずのほむらが生きていた事により、
『殺人犯』としての罪を着ることも無く、
数日後にはまた他の生徒に混ざりほむらにいじめを再開する始末。
カス野郎。
●大木潤一
ほむらのクラスメイトの男子。
五郎といつも行動を共にしている。
ほむらへのいじめの中心者の一人。
しかし小心者の為か直接手を下す事はせず、
ただいじめられているほむらを横でニヤニヤしながら見ている事が多い。
カス野郎。
●小笠原高志
ほむらと同じ中学に通う三年四組の男子。
空手部の主将。
幾度と無く大会に参加し賞を受賞している有名人。
ほむらとは家も近いせいもあってか、
それなりに会話を交わす中。
ほむらからすれば『良識人』として目に映っていた様だが、
それはただ仮面を被っていたに過ぎないと判明。
皆を裏切り、自分だけが助かろうとし、井上を殺そうと剣を振り上げるが、
魔法の国の使者の《魔法》によりあえなく死亡。
隠れたカス野郎。
●蓮見綾香
ほむらと同じ中学に通う三年一組の女子。
実家は少林寺拳法の道場を営んでおり、近所では結構有名らしい。
関西出身者であり、一人称は『あたい』。
身軽で活発な格闘系女子。
●蓮見明日葉
ほむらと同じ中学に通う三年一組の女子。
綾香とは双子の妹に当たる。
同じく関西出身者であり、一人称は『わて』。
初対面の人間ではどちらがどちらなのか見分けが付かないほどに似ている姉妹。
●緒方美鈴
ほむらの通う中学の理事長にして、ベンチャー企業の社長。
23歳と言う若さでの理事長抜擢に、周りからは怪訝な目で見られている。
前理事長の孫娘。
当初はグロリアムとは犬猿の仲であったが、和解。
共に協力し、各国との『会談』を無事に乗り切った。
彼女をこの異世界での『唯一無二の親友』と認め始めていたが…?
●二階堂陽一
ほむらの通う中学の体育教師。
生徒達からは『脳筋野郎』と呼ばれている。
教師らしく正義感ぶった行動を取るが、
その目的は生徒からの人気集めと女性教師からの視線を気にしているだけに過ぎない。
隠れカス野郎。
●御坂玲奈
ほむらの通う中学の保健教師。
甘ったるい声と豊満なボディで、生徒からも教師からも熱い視線を送られている。
だが本人は真正の天然であるので全く気付かず。
何故かグロリアムと仲が良くなったらしい。
誰からも嫌われない人畜無害天然爆乳教師。
●遠藤秀一
ほむらの通う中学の化学教師。
その手腕を買われ…?
●小倉道夫
ほむらの通う中学の数学教師。
その手腕を買われ…?
◆◇◆◇
《剣の国》
●アリアンロード
《剣聖》の名を持つ、《剣の国》の王にして最強の剣士。
首都ノースブリュッセルムにて指揮を取り、三国の統一を目論む。
好戦的で我慢を知らない王として、宰相達とやりあう事もしばしば。
超野心家。
●グシャナス・ベーリック
『剣聖アリアンロード』に使える宰相にして最強の天才軍師。
その軍事の殆どはアリアンロードからの絶対の信頼により任されている。
しかし、天才ゆえか部下を育てる事を苦手とし、
誰一人後継者を育てられずにいる。
●グランハウル・ナイトハルト
《剣の国》の第二兵団団長。
グロリアムの実の父だが、その事実を誰にも明かす事無く今に至る。
『学園要塞』に使者として向かったローグハイルに疑惑を持たれるが、
そもそも《剣の国》には『ナイトハルト』姓の者が非常に多い為、
言及はされずに事なきを得た。
●ローグハイル・エリウスト
《剣の国》の第四兵団団長。
『学園要塞』へと向かった使者の一人。
相手を挑発するような言動が多く、レミィに苦言を呈される事もしばしば。
●ゼノン・オルルスト
《剣の国》の第六兵団団長。
『学園要塞』へと向かった使者の一人。
ローグと同じく相手を挑発する事もあるが、
ゼノンの場合はその後の相手の行動を見極める為の『策』というのが持論。
●レミィ・ラインアーランド
《剣の国》の第十兵団団長。
『学園要塞』へと向かった使者の一人。
冷静沈着な一面と妖艶な一面を表裏一体に併せ持つ女剣士。
女性が圧倒的に虐げられている《剣の国》で一個兵団の団長にまで昇進する事は非常に珍しい。
それだけ他の戦士よりも実力を兼ね備えていると言う証拠でもある。
●エリアス・アグニフィ
《剣の国》の第十兵団副団長。
『学園要塞』へと向かった使者の一人。
レミィにその実力を買われ、副団長に大抜擢されるも、
やはり女性の身とあってか、他の部下からは良い顔をされてはいない。
常に冷静沈着、自身の感情は表には殆ど出さない。
噂ではレミィの『夜のお相手』として副団長に抜擢されたのでは無いかとの声も。
それに対し本人は何も言い訳はせず、ただただ職務に邁進するのみである。




