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Ep36 なんで今日に限ってと思うことってよくある

佐藤圭太とは彼の教室の前で別れた。

あいつはカオリンや加奈ちゃんと同じクラスか。

そしてオレもそのまま自分の教室へ向かう。

教室に入ってしまえばいつも通りの日常を送ることが可能となるだろう。

まあ非日常が嫌かと聞かれたら、やっぱり時々は欲しいんだけどね。

「ねぇ、ウッチーちゃんは佐藤君とどういう関係なの~?」

そんな声がすぐ近くで聞こえた。

「あっ、加奈ちゃん。彼とどういう関係って?うーん、ただ電車が同じになったような関係かにゃ。」

「ふ~ん、それだけ~?」

個人的には本当にそれだけなんだけどなぁ。

恋仲とか疑っているのかな?

「知り合い以上、友達以下って感じかにゃ。あと、オレは南一筋だから!」

「そういう意味で聞いたんじゃないんだけどね~。まあ何でもないならいいや~、ごめんね~、引き留めちゃって~。」

「そう、それじゃあまたね。」

どういう意味で聞いたのだろう?

加奈ちゃんが佐藤君のことを好きに思っているとか・・・まさかね。

ただ単に今まで話ていなかった人と急に一緒に登校してきたら気になるか。

そんなことを頭の中で考えつつ自分の席に着く。

「おはよう、海斗君。」

「おはよ。」

今日は先に南が来ていた。

「南はどういう時にいつもより早くに学校に来るの?」

「今日は朝早く起きたからいつもより早く学校に来たの。」

「なるほどね~。」

と言っても朝には強くないからあまりわからないが、もし休みの日に自然と朝早く起きた時の爽快感と同じならばそれは凄く納得はできる。

「海斗君はどうなの?」

「うーん、いつもこの時間かにゃ。これ以上早くにゃることはなさそうかも。」

「でも普段から早い方だよね。」

「まあこの時間の電車が空いているから。一本でも遅れるとにゃんでか凄く混んでるんだよね。」

何で一本違うだけであれだけ変わるのかわからない。みんな混み具合とか気にしていないのかな。

「そういえばさ・・・」

「何?」

「朝一緒にいた男の子って誰なの?」

・・・

「見てたの?」

「窓から見えたから。」

・・・

いや、別にやましいことは一切ないから隠す必要なんて皆無なはずだ、うん。

「加奈ちゃん達のクラスと同じと思われる佐藤君。」

「思われる、ってどういうこと?」

「昨日いろいろあって知り合いににゃった感じ。」

「いろいろって?」

「人助けをした時にたまたま会ったの。」

「やあやあ君たち。」

ん?

「咲か、おはよ。」

「何かいいことでもあったの?」

南がそう聞いた。

何かいつもと違うもんな。

「ふっふっふっ、実はね・・・」

ごくり・・・

「テーマパークのチケットが当たったのだー!ということで今度の休みに行かない?」

「三人で?」

「そう。」

「俺は?」

「あっ、稲葉。いつからいたの?」

「ついさっきな。それよりテーマパークの話は?チケットが足りないなら俺は自分の分出すし。」

「別にそれなら構わないけど、そこまでして来たいわけ?」

「もちろん。」

・・・あれだけオレに振られているのに、逆に感心しちゃうよ。

「いつもごめんね。」

「何でウッチーが謝るのよ。まあ悪い奴じゃないのは今まで付き合ってきてわかっているからね。」

なかなか俊の株も高くなってきているようである。

根は良い奴なのはオレが保障するし。

「で、お二人はこんどの日曜で大丈夫?」

「オレはOK。」

「私も。」

てなわけで日曜にテーマパークに行くことが決まった。




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