Ep11 結論
「ねぇ内田君、観覧車に行ってみない?」
その南の一言から今観覧車の前にいる。どう考えても乗る空気だ。
しかし今更というか、人に高いところが苦手何て弱気なこと言えるわけがない。
個人的にジェットコースターで一番怖いのは上る時です。
まあ仕方がないのでお金を払って乗る。別に外を見なければ大丈夫・・・。
「見て内田君、周りの建物がこんなに小さく見えるよ!」
「ソウダネ。」
こういうのは下を見るから怖いんだ。遠くの方を見ればいいんだ・・・。
何はともあれまずは外から話題を変えなければ・・・。
「こうして観覧車なんかにのるとデートみたいだね。」
「デートみたい、か・・・。」
あれ、反応が変だ。何か変なこと言ったかな?
「女の子同士が付き合うのってやっぱり変かな・・・?」
そんなことを聞いてきた。
あれ、オレはいつフラグをたてたんだろう?
「普通じゃないとは思うけど、変でも無いと思う。」
「・・・あのね、私、内田君のことが好きだったの。でも二年生になって初めて会った時に女の子になっちゃってた。その時、私はもう私が好きだった内田君はもういないんだって思ったの。でも同じ教室で過ごしてきてわかったの、性別変わってもやっぱり内田君は内田君なんだって。」
そして彼女は一息置いてから・・・
「私、内田君のことが好きです。付き合って下さい。」
そう言われた瞬間、顔が真っ赤になるのが自分でもわかった。やばい、嬉しい・・・!
「こちらこそ、よろしくお願いします。」
何故だろう・・・普通のラブコメになってしまった気がする・・・
別に今回で最終回というわけはなく、まだまだ続くというかむしろこれからが本番です!