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第1話 - 奇跡の医師(1)

充電しながらベッドに置いてあったスマートフォンに手を伸ばした。


拾い上げ、充電器から抜いた。


PDFを見つけたグループを開いた。


グループにメッセージを打ち込んだ。


【武術の覇者さん、送ってくれたPDFをざっと読みました。たまたま喧嘩になって……相手は体格でも力でも俺を上回っていたんですが……一発の蹴りで壁に叩き込みました。PDFをじっくり読んだわけでもないのに、どうしてそんなことができたんでしょうか?】


【メッセージを送信しました!】


チン!


即座に返信が届いた。


武術の覇者:雪晴人よ、あのPDFは魔法のインクで書かれておる。ざっと目を通しただけでも、教えは脳と筋肉の記憶に深く刻み込まれる。魔法の高度な組み合わせじゃ。


魔法?


一体この人たちは何者なんだ?


聞いてみよう。


【武術の覇者さん、あなたは本当は何者ですか?なぜこういうPDFを無料で配っているんですか?】


すると即座に返信が来た。


武術の覇者:わしは武術宇宙から引退した武術の祖じゃ。数百万年の経験を持ち、次世代の武術家たちに教えを授けておる。わしの教えを受け取れる者は選ばれた者のみ。お前のようにな。


選ばれた……?つまり、誰かに選ばれたということか?


【誰が俺を選んだんですか?】


武術の覇者:大ボス、偉大なる黄金皇帝じゃ!あの方こそ、統一を成し遂げ、平和をもたらした御方。お前には長すぎる話になる。今は忙しくされておるから、後で直接聞くといい。


あの心読み野郎か。俺がグループに入った瞬間に意図を見抜いたやつ。


聞く前に、まず話を聞いてみよう。


【ここで共有されるリソースは無料ですか?】


武術の覇者:わしらが共有するものはすべて無料じゃ。しかし……


やっぱりそうか、このチート級の力はタダじゃない。


武術の覇者:その代わり、これらのリソースでお前たちの世界を守ることじゃ。たった一つの惑星が滅んだだけでも、世界の均衡が崩れ、再び宇宙戦争が起きてしまうからな。


俺はとんでもないことに巻き込まれてしまった……


そこへ……


奇跡の医師:スーパードクター入門PDFじゃ。弟子たちよ、概念をしっかり学んで、わしを誇らしくさせてくれ。


【グループからPDFファイルが共有されました。ダウンロードしますか?】


スーパードクター入門 第一部.PDF


タップすると、PDFがスマートフォンにダウンロードされた。


武術の覇者:@雪晴人、わしらは世界を破壊する者よりも、守れる英雄を必要としておる。お前たちを助けるために、知っていることをすべて共有できるよう最善を尽くす。


【武術の覇者があなたを弟子として招待しています。承認しますか?】


リン!


リン!


母から電話が来た。


「お母さん、どうしたの?」


「息子よ、晴菜が脳卒中になったの。治療費が……」


妹の雪晴菜は、生まれつきずっと体が弱かった。


あのPDFは、前みたいに奇跡を起こしてくれるだろうか。


再び着替えて、貯金をまとめた。


タクシーに乗り込み、PDFを読み始めた。


妹を救いたいから。

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