91ヴォルガVSライアン
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「但し一つ頼みがある」
「はぁ~頼みだぁ~」
「お前体の中に獣を飼っておるな」
俺は少し驚いたが
「へぇ~そんな事まで分かるんだ、確かに俺の中には獣がいるよ」
「そこでヴォルガとの一騎討ちはその獣にしてはくれんかのう、その獣はあまりにも異質是非ともこの目で見てみたい」
「別に構わんけど俺のこの怒りは何処にぶつければ」
「まぁ良いではないか、その礼という訳ではないがお前にはこの証をやろう」
「何だコレは何の証なんだ」
「これは玄武の証、お前達は冥府を出て地上に帰りたいのであろう、この証があれば外に出る助けになる」
「マジか~ではありがたく受け取らせてもらうよ」
「では交渉成立じゃな」
「あぁだがその前に、なあマリアンヌ今から俺の中にいる獣が姿を現すが気持ち悪がらないでくれ、見た目はキモいが良い奴だ」
「えぇ~大丈夫よ」
「聞こえたかライアン」
「・・・・」
「おいライアン起きてるか」
「あぁ聞こえているよ、なぁ相棒よ我でも傷付く事があるんだからもう少し柔らかい表現で頼むよ」
「何だ落ち込んでるのか、仕方ないだろうマリアンヌがビックリして気絶しない様にありのまま言わないとイカンやろ」
「それでもさぁもう少しオブラートに包んでくれよ、マジでこのままじゃ引きこもりになっちまうよ」
「それは悪かったよ、それでどうする」
「サラッと流しやがって、まぁ良いこの怒りはアイツにぶつけるとしよう」
「じゃあ今から召喚するからヴォルガ覚悟しろよ」
「フン所詮は獣、俺の相手では無いわ」
「出でよライアン」
まぁ別に呼ばなくても勝手に出て来れるのだがこうゆうのはインパクトが大事である
「オリャ~我ライアン只今参上、お前には何の怨みも無いが鬱憤を晴らさせてもらうぞ」
「獣野郎が何をほざいている返り討ちにしてくれるわ」
「ガッハハ、威勢が良いのうしっかりと我を楽しませてくれよ」
「口だけは一人前だな、果たして腕の方はどうなんだ」
「なんじゃお前は我と口喧嘩がしたいんか、残念だが口喧嘩はあまり得意じゃないんだが」
「このヤロウもう我慢の限界だ叩き潰してやる」
怒りに任せてヴォルガは一気に間合いを詰めて持っている剣を振り回す
しかしライアンはその攻撃を難なくかわし
「何じゃその攻撃はそれじゃちっとも当たらんぞ、もっと真面目にやれよ」
「フンいつまで俺の攻撃をかわせるかな」
「いやいやそんな攻撃死ぬまでかわせるぞ」
「獣が何処までもナメた口を叩きやがって」
ヴォルガは怒涛の連続攻撃をするがライアンにはカスリもしない
「なぁもう息切れしてるのではないか」
「まだまだ」
「はぁ~こりゃ~ダメだな、もう少し頑張ってくれよこれじゃ遊び相手にもならんわ」
ヴォルガは一気の攻撃で息が上がっている
「なぁライアンもう良いんじゃ無いか」
「おい相棒折角の我の見せ場もう少し楽しんでも良いんじゃないか」
俺はやれやれと苦笑いをしながら
やっぱコイツ性格が俺に似てるなと思いながら
「後少しだけだからな」
「そうこなくっちゃ、おいもっと来い」
「はぁはぁはぁ、クソが」
俺はバサラの元に行き
「なぁもう勝負ありじゃないか」
「分かっておるが、実に楽しいわ、あのヴォルガをまるで子供扱いとはな」
「見てて可哀想になって来た」
「ヴォルガには良い薬になったであろう、上には上がいると分からされただけでもアヤツにとっては良い収穫じゃよ」
「プライドがズタボロだよな、立ち直れれば良いけどな」
それからもライアンは一切攻撃をせずヴォルガの攻撃をかわすのみ流石に遊び過ぎだ
「おい、ライアンいい加減にしろよ、いつまでやっているんだ」
「おう、そろそろ終わりにするか、ヴォルガとやら楽しかったぞ」
そう言うと
一気に間合いを詰め顔面に飛び膝蹴りを入れ、のけ反った所を腹部に連打
ヴォルガは倒れ意識を失う。
「いや~我はスッキリしたヴォルガとやら感謝するぞ」
「お前マジでやり過ぎだ」
「何を言うこの事に関しては相棒が悪いんだぞ、我の事をクソミソに言うからそのしわ寄せがアイツに行っただけだ」
「お前なぁ俺のせいにするんじゃねえ」
「あの言い方はヒドイだろう、世が世ならパワハラで訴えられるレベルだぞ」
「何処でパワハラなんて言葉を覚えたんだ」
「あんただよ、じゃあ我はもう充分満足したので帰る」
ライアンはとっとと俺の中に帰って行った
「あんな相棒で申し訳ない」
「ワッハハとても面白かったわ、良い物を見せてくれたお前にはこれをやろう」
バサラは懐から腕輪を取り出し
「これは翡翠の腕輪だ、この翡翠にはオイラの魂の欠片が入っておるお前がもし窮地に立った時に助けになるだろう」
「そんな貴重な物を貰って良いのか」
「オイラはお前が気に入った遠慮せず受け取れ」
「では有りがたく受け取らせてもらいます、ありがとうございます」
「名残り惜しいがこの扉を抜ければ最初の分岐の所に出られる、まだ先は長いくれぐれも油断するでないぞ」
「心得ています、色々とお世話になり感謝してます貴方の事は忘れません」
俺とマリアンヌはノブに手をかけ扉を開ける
すると
「おっとちょっと待て一つ言い忘れた事があった、お前達が次に向かうであろう場所の事を」
俺達は扉を閉めてバサラの話を聞く。
92話「朱雀アシェリー」をお楽しみに




