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80一時の安息

80話更新しました

ブクマ、レビューなどして頂けると嬉しいです

よろしくお願いします

ダンジョンから戻り

女性陣はすぐに温泉に向かった

「やっぱり温泉はええのう、疲れが吹っ飛ぶわ」

「そうですわね、肌もスベスベになりますわ」

「でもこの温泉に入れるのも後僅かなのね」

「そうねとても残念だわ」

「そろそろ食事も出来ておろう、妾はお腹が減って死にそうじゃ」

「ジンもきっと待ち焦がれていますわ」

「あまり待たせるのも悪いわね」

「そろそろ行きましょう」


「全くアイツらの風呂は長げーな」

目の前には旨そうな料理が並んでいるのにおあずけ状態だ。


「ダンジョンもクリアしたしこの旨い飯を食えるのも後少しか」

鍵を全て見つける為には長居は出来ないが

「これが後ろ髪を引かれる気分か」

俺達の旅は長いまだまだやらなければならない事がある、その為には

ここを出て行く前に色んな物を手に入れておきたい

「残り数日で全て揃えられるだろうか、レイナさんには又負担をかけてしまうな」

色んな事を考えていると


「待たせたかのう」

「待たせ過ぎ」

「ゴメンね待たせて」

「犬の気持ちが良く分かった時間だったよ」

「そうなの、まぁジンは犬顔だから良いじゃない」

「まぁそうだなって違うわ、話をすり替えるんじゃねえよ」

「細かい事は言わないの、女性って色々時間がかかるものなのよ」

「こりゃ~いくら言っても倍にして返されるな多勢に無勢か」

「もう良いではないか、早よ~食べよう妾は腹が減ってもう我慢出来んわ」

「そうね頂きましょう」

「納得はイカンがまぁ良いか」

俺達は料理に舌鼓をうちながら今後の予定を話し合う。


「パラミアよここをいつ出るつもりでいるんだ」

「そうよの~妾は少し調べたい事や手に入れたい物もあるゆえ後数日はほしいのう」

「俺も欲しい物があるそこで出発は1週間後でどうだ」

「ジンの意見にさんせ~い」

「意義無~し」

「私も賛成よ」

「決まったのう、それまでに各々準備を整えておくのじゃ」

こうして出発は1週間後に決定した。


それから数日間俺達は忙しく駆け回る

特にレイナさんは馬車馬の様に休みなく頑張ってくれていた

「レイナさんがマジで気の毒で申し訳ない」

「気になさらないで皆さんのお役に立てるのですからわたしは嬉しいですよ」

「ありがとうございます、そう言ってもらえると救われた気分になれます」


それから更に数日

ようやく揃えたい物も完璧に準備出来て

「これで完了だな」

「そうね明日はどうするの」

「まぁゆっくりするも良し、街をブラつくのも良し自由行動にしようか」

「やったぁ~」

「ねぇ早速温泉でも行かない」

「ナイスアイデア行きましょう」

「じゃあジンまたね~」

「女性陣は温泉が好きだな~俺には理解出来んなメチャ熱いし苦手や」


女性陣が温泉を楽しんでいる頃

俺は次の大陸の情報を得る為カレンさんに会いに行っていた。


「忙しい所時間を作って頂きありがとうございます」

「いいえそこまで忙しくありませんので大丈夫ですよ、それでご用件とはこの先の事ですか」

「はい、次の大陸の事をカレンさんが分かる範囲で教えて欲しいのです」

「私も完璧に分かりませんが知ってる事はお教えします」

「よろしくお願いします」

「まずここから一番近い大陸は人間族が統治していますが亜人との対立が激しく日々戦争が激化している様です」

「戦争ですか厄介ですね」

「えぇ、同じ大陸で縄張り争いをしています」

「原因は何なのですか」

「最初は共存共栄をしていたのですが一部の人間が亜人を迫害したり奴隷としていたのが事の始まりとされていますがハッキリとした原因は分かっておりません」

「そこまで分かれば大丈夫です、おおよその見当はつきます」

「まぁ興味深い是非詳しく教えてもらえませんか」

「戦争になる原因って大きく分ければ2通り位になると俺は思っています」

どの世界でも大体はこの2通りが大半をしめていると思っている

「まず一つ目はカレンさんが言っていた人種差別によるものです、国の上層部に人間主上主義の思想を持った者がいれば自然とそういった考えを持つ者が増えるそして人間以外は下等な生物といった見方になり扱いがヒドくなる、一方迫害された亜人はこの環境をどうにか打破したい結論は一致団結して人間に立ち向かう、当然戦争になる」


「なるほど理にかなっていますね、それでもう一つの理由は何ですか」

「俺はコチラの可能性が高いと思っています、亜人の領地又はその境界線付近に豊富な資源が眠っている事を偶然かは分かりませんが知った、これは人間も亜人もどちらの可能性もあります、そして見つけた者は自分達だけの物にしたい必然的に邪魔になる、まぁあくまで俺の見解ですが」

「なかなか深い見解ですね」

「後は自分達の目で確かめてみますよ」

「くれぐれも油断なさらぬよう、それと判断を間違わぬよう慎重に行動して下さい」

「大丈夫です俺そうゆう嗅覚は鋭いので、では失礼します」

部屋を出て

「準備は整った」


そして出発の日

「カレンさん、レイナさん色々お世話になりました」

「気を付けて下さい、そして必ずこの街にいらして下さい」

「勿論ですわ」

「皆さん本当にありがとうございます」

「必ず戻って来ますわ」

「では行って来ます」

そして俺達の次の旅が始まる。



81話「奈落の底」をお楽しみに

次回より冥府編がスタートします

ブクマ、レビューをよろしくお願いします


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